今僕はメインテーマの振り付けと、ロメオの核になる曲のアレンジをしています。

メインテーマの【yell】

今回が今までで1番難しい曲でした。

普通じゃありえない曲の構成で、ダンスは何に合わせたらいいか分からない状況。

僕が今までやってきたダンスの定義じゃ絶対に攻略できないロメオソング。

僕個人がやっているストーリートダンスで曲に合わせる事も出来ますが、ロメオソングではそれは通用しません。

ダンス、歌、芝居。

全て制作者が自分の定義を壊してロメオに合った物を作る。

作業じゃないんです、ロメオの物作りは。

先日yellの振り付けを迷いながら作ってやってみました。

結果、全く納得いかない。ロメオらしくない。それだけは分かる。

何度も言いますがダンスはダンススタジオでいっぱい見れます。

けど、ロメオは違う。ロメオならではのダンスを考えないと。

そんな時に近くにいたKITに聞いてみました。今日の振り付けはどうかな？って。

KITは言いました

『悪くはないですけど、TOMOKIはTOMOKIらしく正面突破でいいんじゃないですか？』

この言葉で振り付けが全て変わりました。

ロメオで1番今大切な事。

ロメオメンバーが今のロメオを自分自身しっかり一人一人考える。

そしてメンバーと話す事。

今までは僕が考えるダンスは100%OKです。

けど今回は違います。キャストの意見や想いを聞いて何が合うかとことん考える。

そうなるとダンス経験者だけがメインテーマで踊るって定義も無くなります。

『全員で正面突破して想いをダンスに込めて踊り伝える』

何にもできないけど、がむしゃらで、泥臭くて、熱くて、熱くて、、、

これがyellに僕が込めた想いです。

そして【男魂】

1st、2nd、3rd。

その舞台で変わる男魂。

1stで生まれたこの歌のダンスは実はまだ未完成だったので舞台毎に変えていました。

けど100年続くはずのこの歌のダンスを完成させないと変わるばかりで全然馴染んで行かないと思い、3rd以降は1stに関わったメンバーに『作りたかった男魂』のイメージを聞いてずっと考えていました。

見た人が熱量を感じて、一緒に声をあげて、みんなで踊る男魂。

そんなイメージ。

先日南相馬でマサヤとバイとで試作で作った男魂の振り付けを踊ってもらいました。

トモキ＝ダンス バイ＝超野球好き マヤサ＝応援団長

交わるものが無いように見えるこの組み合わせでの練習。

ありました。見つけました。すごく大事なものが。ここに。

僕はこの男魂の振り付けを今後変える事はしません。

100年続くように1stから関わってくれた仲間達の想いを全て僕なりに振り付けしました。

本当に今回はメンバーの意見をもらったり相談してダンスを作る事ができました。

けどダンスだけではないです。

芝居も歌もダンスも全てにメンバーの意見や想いが合わさった作品になっています。

もちろんまだまだ未熟な所が沢山あるロメオです。

けど僕達がこの変わるきっかけになった4thは今までの作品以上に気持ちが熱く燃え上がってます。

是非僕達の熱量、そして福島のわらじ祭を会場で一緒に感じて頂きたいです。

ロメオパラディッソ　TOMOKI

 

■ロメオパラディッソ第４回本公演【WARAJI BOYS〜オレたちの一番熱い夏〜】

作・演出：夢麻呂（『熱ら。』）

開催日時：2017年12月2日(土)　1回目公演／14：00～　2回目公演／18：00～

　　　　　　　　  12月3日(日)　3回目公演／13：00～

会場：福島県教育会館　大ホール

ロメオパラディッソ ホームページ　http://lomeoparadiso.dip.jp/

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