2021/07/16 09:23

カンボジアの子供たちの風景の第3弾です。

今回は、ベトナム国境沿いにある学校を訪問したときの様子を中心にご紹介します。


学校前の小道です。牛が放牧されています。ちなみに、カンボジアの牛はほとんどが牛肉として出荷されます。大きく育つと、一頭1,000$の値が付くそうです。

校門です。学校の施設への寄付者の名前と金額(リエル)が記載されています。

自転車で学校に通う子どもたちもいます。

校舎は一棟だけで、3教室を午前の部と午後の部とで使用します。校舎の屋根に一枚だけソーラーパネルが乗っているのが見えるかと思います。この一帯は、電気が通っていない地域なのです。

手動式の井戸。奥にあるのがトイレです。2016年に、アメリカからの支援で、5基のトイレが増築されたそうです。既存を併せて8基。200人規模の学校で8基のトイレがあれば、まず安心ですね。

カンボジアのトイレは、十分の手で手桶を用いて汲み出して流すという方式です。

貯水タンクと手洗い場も併設されていました。

当番の子たちが、井戸から水を汲み出して教室に運びます。カンボジアの井水には、ヒ素含有問題がありますので、基本的に検査した上で飲むことになります。

教室のろ過水槽にうつします。これも他国のNGO支援ですね。

子どもたちは、この水をコップで汲み出して飲んでいました。

カンボジア工法で建てられた校舎。昔は、一教室100万円と言われていましたが、現在では、一棟を建てるのに500万円ほどかかります。

授業開始前には、係の子たちが簡単な掃き掃除をします。教室の中は、砂でいっぱいです。

教員養成大学の卒業生の授業を参観しました。珍しい外国の来訪者に、子どもたちは、後ろをちらちらみていました。

電気のない学校。薄暗い教室の中で字を書きます。教科書は2人で一冊。しかも、ぼろぼろです。

屋根の隙間から漏れる採光が照明の代わりになっています。

教室の壁に掲示されている挨拶の仕方を示す資料。カンボジアでは、相手によってあいさつの仕方が変わります。

本のない図書室。中央の司書の先生は、子どもたちに新しい本をもっと読ませてあげたいと話していました。

休み時間になると、子どもたちは外に飛び出していきます。この姿は、日本の学校と同じですね。

照れながらも、こちらを見て微笑む子供たち。

裸足ですね。

将来の夢を瞳を輝かせて語ってくれた2人。学校の先生になりたいそうです。

校庭にある休息所。日陰で一息しています。

子どもたちが下校した後、教務の先生が調理をしてくれました。学校の周辺にはお店がありません。

クメール料理をごちそうになりました。


こちらの学校への半日訪問は、私にとって初めての現地校訪問でした。日本の学校のイメージとの違いに、大きな衝撃を受けた日になりました。

言わば、わたしのNGO活動の原点ともいえる学校訪問です。

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