2021/08/25 23:07

みなさん、こんばんは!

プロジェクトオーナーの白畑です。

能登半島の七尾市中島町で立ち上がった【WAKUBATAYAプロジェクト】、

日々、心の籠った暖かいご支援と応援を頂いております!

本当に励みになります!ありがとうございます!

お陰で改修作業の方も順調に進んでおります。

作業の進捗は、また別の機会に報告しますね!


さて、今回は【WAKUBATAYA(枠旗屋)】の構想についてお話ししたいと思います。

プロジェクトページの本文と被るトコロがあるかも知れませんが、

『そもそも【WAKUBATAYA(枠旗屋)】って何?』って方もいらっしゃると思うので、

補足の意味も込めて書かせて頂こうと思います。

お付き合い下さい。


事の発端は、ひとつではありませんでした。

ある人は「寄り合える場所がなくて寂しい…」と語り、

ある人は「手軽にランチが出来る店があったらいいなぁ~」と言い、

またある人は「中島にシェアオフィスって出来ないですかね?」と尋ねました。

中島地域づくり協議会も移住体験住宅が3月までの契約満了で次を探しており、

自分も体験プログラムの受付兼事務所を設置したいと考えていたり、

ちょうど知り合いから「中島で飲食店をやりたい人がいるから繋ぐ」と話を持ち掛けられたり。

そんな色んな人の色んな声を実現する為には、どうしたらいいだろう?と

無い知恵を絞ったのが事の発端になります。

どれもこれも実現したい!でも、どれもこれも一度に実現するほどの資金はない…。

でも、色んな案をひとつにまとめてしまえば、

改修したり家賃だの光熱費だののランニングコストもシェアして、

一件あたりの予算って少なくて済むんじゃないか!?

と、これが【WAKUBATAYA(枠旗屋)】の始まりです。

人間、色んなものが無いと色々と考えるものですね!笑


そんなこんなで、1階にコニュニティースペース的要素を含んだチャレンジショップを。

チャレンジショップ自体をコワーキングスペースにして、

一画をお借りして体験プログラムの受付と移住希望者の相談窓口に。

カフェ以外のスペースを体験プログラムの事務所兼シェアオフィスに。

そして、2階は移住体験住宅にといった具合です。


まぁ、色々と盛り込んだ訳ですが、

話しが進む中である事に気付きました。

「これって、地域の様々の課題が幾つも解決するいい案なんじゃないか!」と。

【WAKUBATAYA(枠旗屋)】には、様々な人々が訪れます。

お茶してお話しをする為に住民が訪れ、気分を変えて仕事をしたい域外の人が訪れ、

観光客がランチやお茶をしたり観光地を検索する為に訪れたり、体験プログラムの参加者や

移住希望の方はまずWAKUBATAYAに訪れます。

年齢、性別、住んでいるトコロ、仕事などなど多種多様な人が訪れてコミュニケーションを

取り、WAKUBATAYAに居る時だけでもコミュニティが生まれる。

移住体験住宅に滞在する事で中島を気に入って移住するヒトも増えるかも知れないし、

そして、チャレンジショップを通じて中島町にお店が増えれば地域も万々歳!


今、日本全国の地方地域では過疎が進行しています。

人口が減り、商店が減り、産業は衰退し、田畑は荒れて増え続ける空き家など…。

国も県も市も色んな政策を打っているけど、過疎化の波を止められていないですよね?

でも、そんな中でも賑わいを取り戻している地域を見てみると、ある共通点がありました。

それは、「ヒト」が集い交わる場所やキッカケ作りに成功しています。

これは住民だけ集まっても意味はありません。

WAKUBATAYAの様に域内外から様々な人が集まる事です!

「ヒト」が集まれば「カネ」も動きます。


一軒の空き家が地域の様々な課題を解消するキッカケになれば凄い事だと思います。

誰かがぽろっと漏らした希望や願いが、

それを実現させようと行動する事で地域が少しでも変化すれば…。

【WAKUBATAYA(枠旗屋)】は、そんな偶然から生まれた突然変異です!

完成したら、ぜひ足をお運び下さい!