“カラスの涙”はマルチプレーンを使用した短編アニメーション作品です。一枚一枚手描きの原画を撮影して作品を作っています。マルチプレーンを使用したアニメーション制作は、PCが普及した現代ではほとんど行われていません。
しかしこの技法は映像にデジタル処理だけでは表現できない特有の空気感や暖かみを持たせることができます。
今回は日本のカラスを描くという主題から出発し、画材に和紙、墨汁、岩絵の具を採用しています。あまり採用されることのない画材を選択することで新たな映像表現の可能性を広げられれば、と考えています。
ストーリーは母親を亡くした子ガラスが大空へ飛び立っていくまでの姿を描いています。その過程で、子ガラスが体験する母カラスの葬儀、雲の中で見る母子の思い出を走馬灯のように表現します。
CAMPFIREでは制作費の一部として30万円を希望します。
完成は2013年の春を予定しています。
■カラスの涙(英題:WHILE THE CROW WEEPS)
あらすじ
夜明け前に霧が深く立ちこめる時はカラスの弔いが行われるという。
群烏が旋回の輪を作り、空から仲間の亡骸へ黒い羽を捧げる。
躯の魂は銀色のカラスとなって遥か上空を目指し飛翔する。
雲の中で魂とその死をよく知るカラスの記憶が融け合い、生命が引き継がれていく。
Synopsis
When everything is covered in fog before dawn, the crows' funeral has be done.
A flock of crows circle around over the dead and offers many black feathers.
A silver crow that is the spirit of the dead fly to the sky.
Memories of the dead and the crow close to it get together in the cloud, their lives are taken over.
過去の作品はこちらで閲覧できます。
http://www.sukimaki.com
http://www.youtube.com/user/sukimakianimation
■リターンに関しまして
1500円以上支援頂いたすべての方に、手描きの絵を樹脂で埋め込んだ手作りピンバッチをプレゼントします。
金額によりまして、過去の作品“雪をみたヤマネ”(2010)と“やまなし”(2011)のDVDもしくはBluRayをお付けします。
■ 監督プロフィール
鋤柄真希子
1982年大阪生まれ。2007年チェコ、フィルムスクールズリーンに短期留学。2012年京都工芸繊維大学院卒業。
学生時代に制作した『蜉蝣』(2008)が、NHKデジタルスタジアムの今敏セレクションにて放映、三鷹インディーズアニメフェスティバルで審査員賞を受賞。
2010年に制作した『雪をみたヤマネ』はBACA-JA 特別賞受賞をはじめ、世界各国の映画祭で上映されている。
最新作は宮澤賢治の短編をアニメーション化した『やまなし』(2011)。イタリアGIFFONI Film Festival 等で上映されている。
2011年より日本アニメーション協会(JAA)会員。
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Twitter ID : sukimaky
最新の活動報告
もっと見る『カラスの涙』上映会@あとりえミノムシ
2013/06/17 01:05あとりえミノムシでの『カラスの涙』上映会、無事に終了致しました。 おかげさまでたくさんの方に観に来ていただけました。 お越し下さったみなさま本当にありがとうございました。 あとりえミノムシHP http://at.mino3064.com もっと見る
予告編 公開しました!
2013/04/10 23:57サクセス!&WOWOW!
2012/12/17 19:34プロジェクトサクセスしました! 支援してくださったみなさま本当にありがとうございます。 みなさまからいただいたコメントを嬉しくて何度も読み直しています。 作品完成までしっかりとがんばっていきます! 先日、WOWOWの番組で作品を紹介していただきました。 予告編も放送していただけました。生放送だったのでかなりの緊張感でしたが、スタッフのみなさんの優しい雰囲気でしっかりアピールできました。 ジョンカビラさんと渡辺直美さんもとっても優しくておもしろかったです。 もっと見る
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