御興味を持っていただきありがとうございます。
tsukihito ツキヒトのオーナー沼口洋平と申します。
時代と共に様々な物事が変化していきます。
tsukihito ツキヒトでは、日本の文化や伝統工芸の匠の方々に御協力いただきながら、今の時代に独自の視点で企画製作した物を提案していきたいと考えています。
今の時代に、目先の合理性だけでは無い大切な何かを繋いでいきたい。
商品企画だけではなく幅広い解釈で、活動していきます。
このクラウドファンディングでは、tsukihitoのコンセプトをご理解いただき、先行での販売をさせていただきたいと思います。
将来的に、商品ラインナップを広げ、オンライン上での販売をしていきたいと考えます。
御支援、よろしくお願いいたします。
今回は、徳島県藍住町にて、国選定の阿波藍無形文化財、現代の名工の製造するすくもを使用し、江戸時代から伝わる伝統技法による化学薬品を使用しない染色方法の本藍染で風呂敷を製作いたしました。
[本藍染め]
藍は、人類最古の染料と言われ、日本のみならず世界の様々な国で使用されています。
日本の戦国時代では、縁起の良い染め物として広がり、労働着から高級な衣装まで染められ、江戸の街は藍一色になったそうです。
藍染の原料はすくもという一年草で、この質が高くないと良い藍染は出来ません。
この風呂敷は、国選定の阿波藍無形文化財、現代の名工の製造するすくもを使用します。
そして、天然灰汁発酵建てによる本藍染にて染め上げます。
この染色方法は、江戸時代から伝わる伝統技法により化学薬品を一切使用しません。
藍、本来の特性を活かした方法です。
毎日、自然と対話しながら、染料を作り、発酵させ、かき混ぜ、藍の華(泡状の色素)を作る。
そして、一度だけでは無く何度も何度も全て手作業で、染め重ねます。
その色の重層性が魅力的で、複雑に重なって染み込んでいき、単色のようで深い藍色になる。
化学薬品で染めた物には見られない、この染め方の特有です。
今日では、大量の需要に対応する為に化学物質や薬品を使用した人工的な物も多く生産され、本藍染と呼ばれながらも混同するような物があり、曖昧になっています。
本来の手法で行われているのは、全体の数%になっています。
天然灰汁発酵建ては、自然由来の材料と発酵の力のみで生み出されます。
身体に害を与えることも無く、自然にも優しいのが特徴です。
防虫、防カビ、消臭効果もあり、ベビー用品にも使用出来ます。
人と自然の存在と共にあるのが、この伝統技法の本藍染です。
[風呂敷]
『方形の包み物』
風呂敷は奈良時代にはじまり、江戸時代には一般に広く普及したと言われています。
そのシンプルな美しさは時代を超えて、普遍的な美しさとして存在します。
風呂敷は余白の多い道具だと思っています。
それだけ自由さがあり、多様で便利です。
しかし、それが為に、難しさや煩わしさを感じさせてしまうこともあるのかもしれません。
包む、結ぶという所作は日本的で精神のゆとりを感じさせます。
包まれた時のその物の佇まいが一層に包む人の美しさを演出します。
日常的な使い方は、包みたい物を中央に置いて、布の端と端を結ぶ。とてもシンプルです。
普段使いとして気負わずに使うことが大事だと思います。
汚れたり、破れたりしても、洗ったり、手入れをしたり。
新品を作るだけでなく、そんな補修する活動も今後出来れば良いと考えています。
そして、簡単に折り畳み、常に携帯することが出来ます。
今や、ちょっとした買い物にもエコバッグは必然な物になりました。
風呂敷は、かさばる時も少しの量にも自然に自在に対応します。
例えば、茶道に使うほどに茶碗を育てるという考えがあります。
この風呂敷も使うほどに育っていき、本藍染が故の風情も増していきます。
[ミニマルライフ]
量ではなく質を考える、使うに意味を感じる。
今必要な物、選びの基準を考えてみる。
改めて、そんな暮らしが今の世界の問題を解決するかもしれません。
脱プラスチック。
今日からその一切を使わず、完璧なエコロジーということはとても難しいことです。
ゆとりが無いと出来ないと思いがちですが、本当にそうでしょうか?
クリエイティブに考えて、それを楽しみ、サスティナブルに視点を変えてみる。
一人一人が日常の行動の中にそれを取り入れる。
逆にゆとりを感じるはずです。
大量のプラスチックゴミで海洋汚染が深刻化している事実。
捨てない暮らし、大事にする暮らしが、これから先の未来の豊かな自然を守り、私たちの豊かな未来を守ってくれるのではないかと考えます。
[商品説明]
普段使いで季節を気にせず使え、古典的でシンプルな柄で企画しました。
使用に便利な2サイズです。
60cm×60cmは、手持ちのみでコンビニサイズ。いわゆる中サイズ。
90cm×90cmは、肩掛けにも出来てスーパーでも使える容量。いわゆる大サイズ。
(写真は全て90cmのサイズの物です。)
2サイズセットのリターンも限定セットで御用意させていただきました。
綿100%なので、生地も丈夫でしっかりしていて、御家庭で洗濯することが出来ます。
化学薬品を使用した染色とは違って、この本藍染は、色落ち、色移りはありませんが100%ではありません。
初めの数回は単品での手洗いをお勧めします。
自然環境のもので染めつけている為、布に残った灰汁や藍の色落ちがあります。
流れ出た染料も全く害はありません。そして、風呂敷の色は段々に定着していきます。
(活動報告にて、『本藍染の色落ちについて』のテストを追記させていただいています。)
納期に関しまして、手作業による物で、数量によっても変わってきます。
状況によりまして、メールその他でご連絡させていただき、出来上がり次第、順次に発送させていただきます。
また、梱包は、環境に配慮させていただき出来るだけ簡素にさせていただきます。
ご理解ください。
以下、それぞれの説明になります。
・無地染め
本藍染の存在感そのままの無地染めです。
画面上では分かりにくいのですが、シャンタンと言って紬みたいに節がランダムにあります。
綿100%です。
・唐草文 型染め
日本古来の伝統模様の唐草は、つる草が四方八方に伸びてからみあい生命力の象徴とされる縁起の良い吉祥文様です。
大きめの曲線の細いつる草がスマートな印象になってるかと思います。
版を使用し、糊で柄の部分が染まらないように仕上げています。
生地は綿ローンで、平織りの綿100%です。
写真は90cmサイズになります。
60cmは生地が小さくなるので、周りを切り取ったような見え方になります。
・輪 絞り染め
手作業により、一輪一輪に染める前に布に糸を巻いて、その部分だけ染まらないようにします。
自然な濃淡のコントラストが本藍染の美しさをより感じさせてくれます。
生地は綿ローンで、平織りの綿100%です。
仕上がりに若干の個体差が生じます。ご了承ください。
写真は90cmサイズになります。
60cmは生地が小さくなるので、周りを切り取ったような見え方になります。
輪が生地端で途切れるようなことはありません。
・名前刺繍
ご希望の方にお名前の刺繍をさせていただきます。
お名前刺繍付きのリターンをお選びください。
別途、有料になりますが、名前刺繍をお入れになると、風呂敷の格が上がるかと思います。
刺繍位置は角から中央へ角側に斜めに入ります。
苗字、お名前のどちらかで漢字、カタカナ、ひらがな表記のどれかをお選びいただきます。
糸色は紺、赤の2色のどちらかをお選びいただきます。
1文字の大きさは2〜2,5cmです。書体はお任せいただきます。
2サイズセットで刺繍をお入れになられる場合は、それぞれに表記、色をお選び頂けます。
刺繍裏面の文字の周りに、接着芯が少し残る場合があります。ご了承下さい。
(刺繍の見え方は、活動報告『お名前刺繍の色に関しまして』にグラフィックにてアップさせていただいています。)
[資金の使い道]
今回、ご支援、ご購入いただきました金額に関しましては、商品製作費、材料費、送料、こちらでの掲載手数料を差し引いて、今後の活動、新たな企画の開発費用とオンライン販売の準備費用とさせていただきます。
[募集方式について]
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
[特定商法取引法に関する記載]
販売事業者名 tsukihito ツキヒト 沼口 洋平
事業者の住所/所在地 〒221-0046 神奈川県横浜市神奈川区神奈川本町11-1-318
事業者の電話番号 必要に応じて開示させていただきます。メッセージにてご請求下さい.。
送料 送料込み。
対価以外に必要な費用 プロジェクトページに記載のとおり。
特定商取引法に基づく表記 https://camp-fire.jp/legal
最後までご覧いただきありがとうございます。
御支援、よろしくお願いいたします。
tsukihito ツキヒト
最新の活動報告
もっと見る本藍染の藍色についての補足
2021/11/22 17:00tsukihitoです。ご興味を持っていただき有難うございます。本日は、本藍染の藍色についての補足をさせていただきます。本文にもありますとおり、本藍染は色落ちはしません。ですが、100%ではありません。この件について、いくつかのテストをしました。画像を交えて補足させていただきます。1.染め上がった風呂敷を白い生地に赤の矢印の方向に人差し指の腹で50回擦りつけました。うっすらと藍の色が矢印の上に見えるかと思います。2.真水に30分間つけました。そのバケツの30分後の水になります。そのままのような感じです。3.水に濡れたままの風呂敷に白い生地を30分間挟みました。30分後の白い生地です。赤丸で囲ってある部分が、挟んでいた場所になります。移染は感じられません。以上です。しっかり染色しても吸収される量には限界がある為、吸収されずに付着している染料は色落ちするそうです。しかし、その量は洗いを繰り返している内に落ち着いていきます。また、誤って移染したとしても、ぬるま湯と中性洗剤で押し洗いをして下さい。自然の物による本藍染は、青ではなく藍の色です。本藍染ならではの深い発色は、他にはありません。11/30(火)の終了まで残り僅かになります。ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。ご支援、ご購入いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。また、別件になりますがプロフィールのInstagramのURLに誤りがあり、訂正させていただきました。大変失礼いたしました。 もっと見る
お名前刺繍の色に関しまして
2021/11/07 15:43こんにちは。tsukihitoです。お名前刺繍の色の見え方につきまして、質問を頂きましたので、追記させていただきます。紺、赤の見え方は下記の画像を参考にしてください。実際には、刺繍により立体感も出ますし、モニターの上での見え方では、誤差があると思います。フォントもイメージに近い物ではありますが、実際とは異なります。ご理解下さい。藍染色に紺であっても、生地と刺繍糸の品質が違うので、画像ほど見え辛くはなりません。宜しくお願いいたします。・無地・唐草文・輪 絞り もっと見る
名前刺繍入りの見本を見たいのですが可能でしょうか? 紺、赤の2色がどのように見えるのか知りたいです。