2017/11/03 00:02

おはようございます!!劇団 短距離男道ミサイル副代表の加藤隆です!

東北ツアー出発して、2都市目の西和賀町。
今回も西和賀町内三箇所で上演させていただきました。

西和賀公演1日目、10月27日は「西和賀文化創造館 銀河ホール」での上演でした。

西和賀町は古くから温泉や鉱山で栄え、独自の町民気風と文化を育ててきた町です。各種芸能が盛んで、とりわけ演劇は長い歴史を持っています。
そのような文化土壌が認められ、’93いわて国民文化祭の演劇祭会場がここ西和賀町に決まったのです。それを契機として平成5年(1993年)10月に完成をみたのが、この西和賀町文化創造館です。愛称は「銀河ホール」と名付けられました。
JRほっとゆだ駅から徒歩4分、湯田ダム錦秋湖畔に美しい姿を映しています。
(西和賀町HPより引用)

そんな歴史ある銀河ホールでの公演、実はミサイルとしてはこの舞台に上がるのは二度目で、9月2日に銀河ホール地域演劇祭の司会として、キャプテンバルボアが登場していたのです。

その時、繋がりができたかたも多くご覧いただき、西和賀に帰ってきたなぁという感覚でございます。

この日のゲストは、西和賀町生涯学習課の職員であり、今回の西和賀公演全体の受け入れをして下さっている小堀陽平さんと、その奥様小堀結香さんの2名による、鬼剣舞を披露していただきました!


西和賀公演2日目の10月28日は浄土真宗大谷派本宮山 碧祥寺での上演。

お寺の本堂でやらせていただきました。
たくさんの仏様に見守られながらの上演、気が引き締まります

しかし、上演が始まってみると、客席はとてもアットホームな雰囲気、缶ビールを片手に観ている方や、僕らがセリフを喋るたびに「ヒュー!」と声掛けするかた、走りきって倒れるシーンでは最前列のお客さんがチラシで扇いでくれたり、子供たちが、散乱した小道具を拾って集めてくれたり。とても自由な、ライブ感溢れる上演になりました。ゲストは碧祥寺住職の太田宣承さん率いる光寿園のみなさまによる、田植え踊りを披露していただきました。地域に伝わる田植え踊りで、お客さんも馴染みあるものだったのか、手拍子をしながら和やかな雰囲気で踊りを眺めていました。

このような雰囲気で上演できるのも、西和賀ならではだな〜と思います。3月のツアーを経て、お客さんたちも、僕らの作品の楽しみ方を自分なりに見つけてくれたのかな、と嬉しくなります。

西和賀公演3日目、最終日は大野公民館の別館のもっこり会館という所で上演しました。

普段は農作業小屋で、トラクターなどの農機具がしまってある倉庫で、町民の皆さまがBBQなどをする飲み会会場でもあります。

このトラクターたちを町民みなさまの力を借り片付け、土間に舞台を組みました。
お客さまも、最終日ということもあり、リピーター含め、多くのお客様にご来場いただきました!

3日間の動員が合計150名!人口6000人の街でこの人数は凄いことだそうです!

大いに盛り上がって開演した西和賀最終公演。ゲストのパフォーマンス時に、嬉しいサプライズがありました。

実はこの前日、10月28日に、私加藤隆が1年前参加した「ギンガク」にて、サポーターとしてお世話になった溝渕あさこさんの結婚式があったのです。

そして、今日そのあさこさんがもっこり会館公演に来てくれていたのです!

「走れタカシ」結婚式のシーンにて、突然、西和賀公演受け入れの小堀陽平さんが、地域演劇祭でお馴染みのキャプテンバルボアに扮し登場。ミサイルの受け入れで結婚式に行けなかったから、この場で改めて祝いたいということで、なんと走れタカシ結婚式のシーンにてあさこさん夫妻を舞台上にあげて、ゲストの「西和賀まるごと食ってみてけろ隊」のみなさんに結婚祝いパフォーマンスをするというサプライズでした!(ぼくも知らされてなかったです)

作品上の演出が、本物の結婚祝いになるという、またとない奇跡的な公演になりました。

終演後は高校生の現役陸上部の男の子が、僕のために膝のテーピング方法を伝授してくれ、激励されました。
人間失格のときからリピートで見てくれた子で、またこのような形で繋がることができ、嬉しい限りです。

そして、打ち上げもそのままもっこり会館で行い、地区のみなさんが用意してくれた豪勢な料理をいただきました。今回は僕たちのために、北海道で狩猟採取した鹿肉をご馳走してくださり、疲労した身体に活力を注入していただきました。おかげさまで、次の日筋肉痛が全くなかったです!恐るべき鹿肉パワー!

このような感じで西和賀の3日間、大盛り上がりの公演でした!正にもっこり(大野地区の言葉でたくさん、栄えるという意味)な3日間だったと思います!

最後もっこり会館に掲げてある標語の写真で!!