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よみがえった「友情の人形」アテナと祝おう・日米の子どもが主役の人形交流100周年

『青い目の人形』の童謡♫を知っていても、これらが悪化した日米関係改善を願い、アメリカの子どもたちから日本の子どもたちへ贈られた「友情の人形」と知る人は少ないでしょう。神学者ギューリック博士と実業家渋澤榮一氏によるこの人形交流から95年。もの言わぬ小さな大使たちを、ぜひ私たちの手で甦らせましょう。

現在の支援総額

341,550

34%

目標金額は1,000,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/03/01に募集を開始し、 20人の支援により 341,550円の資金を集め、 2022/04/06に募集を終了しました

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よみがえった「友情の人形」アテナと祝おう・日米の子どもが主役の人形交流100周年

現在の支援総額

341,550

34%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数20

このプロジェクトは、2022/03/01に募集を開始し、 20人の支援により 341,550円の資金を集め、 2022/04/06に募集を終了しました

『青い目の人形』の童謡♫を知っていても、これらが悪化した日米関係改善を願い、アメリカの子どもたちから日本の子どもたちへ贈られた「友情の人形」と知る人は少ないでしょう。神学者ギューリック博士と実業家渋澤榮一氏によるこの人形交流から95年。もの言わぬ小さな大使たちを、ぜひ私たちの手で甦らせましょう。

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■はじめに・ご挨拶

はじめまして。「青い目の人形・あいちの会」の久崎と申します。私たちは愛知県に残る10体の「青い目の人形」を通して、その歴史的価値と平和の大切さを地域の人々(特に子どもたち)に伝えるボランティア活動をしています。

私の住む西尾市吉良中学校の「アテナ」も、太平洋戦争前に、日米親善の架け橋となって贈られたこの青い目の人形 12,739体のうちの一つです。

今回、この“平和の大使”アテナの体験的レプリカ制作のために、初めてクラウドファンディングに臨みます。地元のメンバーを中心に「 Friendship Doll アテナ若草の会」を立ち上げ、すでに発足している青い目の人形・あいちの会」や5年の実績のある「幸田親善人形友の会」と連携し、アテナをよみがえらせたいと思っています。

たくさんの方々に支えていただければ幸いです。


西尾市は愛知県の南部に位置しています(左)
三河湾国定公園:三ヶ根山より三河湾を望む(右)
※幡豆・吉良・一色町 2011年西尾市に合併
■このプロジェクトで実現したいこと

日米親善を願って贈られた、”平和の大使”としての役目を果たす青い目の人形「アテナ」………今回目指すのは、その体験的レプリカの制作です。本体は歴史資料として保管し、(現在、保管場所も検討中です)イベントでの展示や出張授業など平和の大切さを伝える役目は、このレプリカに任せられるようにと考えています。

アテナにもう一度親善大使として活躍してもらうため、体験的レプリカ制作を応援してください。

西尾市立吉良中学校 校長室のアテナ(左)
若草の会メンバーと「青い目の人形・あいちの会」「幸田親善人形友の会」 成田会長(中上)
紙芝居の表紙(中下)  地元の新聞『三河新報』の記事(右)
 

少し、人形の生い立ちに触れますね。

親日家だったアメリカの神学者シドニー・L・ギューリック博士は、当時、反日運動や排日移民法制定(1924年)にとても心を痛めていました。博士の呼びかけで、アメリカの子どもたちから日本の子どもたちに「友情の人形(フレンドシップドール)」を贈る運動が巻き起こったのは1927年(昭和2年)。アメリカの子どもたちはバザーやアルバイトなどで人形を買うお金を集め、人形に着せる衣装を手作りしたそうです。運動に参加したアメリカの市民は 、 270万人にのぼるといわれます。アテナもその贈り物の中にいたのです。

太平洋をはるばるわたってきた青い目の人形は全国の小学校・幼稚園に迎え入れられました。けれども、太平洋戦争が始まり日米関係が悪化すると、人形たちは「敵国のもの」とされ、大半が処分されてしまいました。戦火により焼失してしまったものもあります。残された人形は全国で341体、そのうちアテナを含む10体が愛知県内に保管されています。


ギューリック博士は、悪化の一途をたどる日米関係を改善するために、世界の平和は子どもから「人形交流」を行いましたが、これに共感し尽力したのが、日本を代表する実業家渋澤縈一氏でした。渋澤氏が中心となり、答礼として日本からアメリカに58体の日本人形(先生の月給が四十円の当時、答礼人形は三百五十円‼︎)を贈っています。この一銭募金(一銭は一円の十分の一)に関わった日本の子どもたちは260万人。

日米両国合わせて530万人もの人々が関わったことが、この史実が“民間国際交流の金字塔”と呼ばれる由縁なのです。

新青い目の人形 幸田町立幸田小学校:ケイティ(左)
豊川私立桜町小学校:スザンナ(右)

また、新青い目の人形についてもお伝えしなければなりません。祖父の事業の遺志を引き継ぎ、これまでに31年間、300体余の人形を全国各地に送り届けているギューリック3世ご夫妻も日米親善に多大な貢献をされています。嬉しいことに、県下にはすでに10体の新青い目の人形が贈られています。

 



昭和2年5月5日の人形歓迎会の写真(左)
2017年 西尾市立幡豆中学校の読み聞かせ:教頭先生手作りのお知らせ(右)
※古い写真は西尾市立幡豆中学校・幡豆小学校所蔵
青い目の人形が実在しているからこそ、伝えられる史実があります。

95年の歴史の証人となる体験的レプリカ アテナは、現代を生きる子どもたちに、実体験をともなう学びの場を与えてくれます。地域教材として教育の場はもちろん、歴史、文化、観光など多方面で活躍してくれるでしょう。地域の魅力を発信したり、イベントや施設などでもアテナの出番はあるはずです。用いる人の裁量で、アテナの友好、親善、平和といったメッセージを込めてさまざまに応用できます。青い目の人形を理解することは、先人の歩んだ歴史を辿ることであり、そのときの想いを汲む作業でもあります。このような世の中だからこそ、私たちは、平和の尊さをアテナに伝え続けていってもらいたいのです。



■プロジェクトをやろうと思った理由、これまでの活動

私がアテナを知ったのは、いまから5年前です。今もアメリカで現役の答礼人形を「里帰り」させる   『青い目の人形と答礼人形里帰り展』西三河会場(愛知県岡崎市)を手伝ったことがきっかけでした。

左から日本からの答礼人形として愛知県からテネシー州に送った「ミス愛知」
2017年の「里帰り展」パンフットと報告書

人形が贈られたのは、今から95年のことですが、この民間交流が、その後も両国関係をはぐくみ、平和の架け橋としての役割を果たしてきたことを、このとき初めて知りました。

そして、この史実をより多くの人たちに伝えたいという思いが強くなり、一昨年(2020年 11月)「青い目の人形・あいちの会」の設立メンバーに加わりました。現在は「幸田親善人形友の会」の一員としても、近隣の中学、高校に向けて青い目の人形をテーマにした「英語ハイク」の案内や、教育委員会、博物館への広報・周知活動に取り組んでいます。 

さらに、西尾市内の小・中学校で図書ボランティア活動の一環として、会員手づくりの紙芝居を用いてアテナを紹介しています。(2月4日 幡豆中学校2年生に、オンライン読み聞かせ:英語版を実施)実物のアテナが伝える平和のメッセージを、子どもたちが受け取ってくれることを願い、地道な活動を続けています。

2017年 西尾市立幡豆小学校での読み聞かせの会の様子と生徒の感想
■資金の使い道

愛知県内に残る10体の人形は、大半が各地域の小学校で長期保管されています。しかしながらコンディションを維持すること自体が難しくなってきていることも事実です。人形の多くは、まぶたを閉じたり開いたりすることができたばかりでなく、「ママー」と声を出すことまでできた精巧な作りでした。

95年の歳月による経年劣化を取り戻すため、どれほどの補修費用が必要になるのかは未知数です。

修復と体験的レプリカ制作には、目標額の100万円では十分ではないかもしれませんが 、まずは100万円を集め初期費用充てさせていただきます。具体的な予算としては、レプリカ制作に50万円、返礼品に22万円、手数料に12万円、残りが、修復に充てる費用となります。

体験的レプリカ アテナ完成のあかつきには、このレプリカを活用した小・中学校への「出前授業」や学校の先生方が普段の授業や行事の際に、気軽に使えるように整備していきたいと考えています。また、平和に関するイベントや図書館などの企画展、地元の情報発信など………あらゆる分野で貸し出しができるよう、活躍の場を広げていきたいと思っています。さらに、資金が多く集まれば、近隣幸田小(額田郡)のグレース・エッサ、宮崎小(岡崎市)のコルマ・デル〈集合写真でアテナの左右に座っています〉のレプリカ制作にも協力できるかも………と夢は膨らみます。そして一番の願いである、青い目の人形たちに「ありがとう」「おつかれさま」「これからもよろしくね」を、子どもたちといっしょに伝えるために………

ぜひ、皆さんのお力を、貸してください‼︎


■リターンについて

以下の8つのコースを用意しております。

●3,000円 お礼状、答礼人形ミス愛知の手作り和紙しおり、青い目の人形絵葉書(1枚)、コンサート付展示会招待券(1名分)

しおり           絵葉書

●5,000円 お礼状、青い目の人形絵葉書セット(6枚入)、青い目の人形手作りオリジナルグッズ(こちらで選んだいずれか1点)、コンサート付展示会招待券(1名分)

絵葉書セット    オリジナルグッズ(マスク入れ・小銭入れ・壁掛け・キーホルダー)

●7,500円 お礼状、えびせんべい(CF限定仕様3種詰め合せ 中新本舗)、青い目の人形絵葉書セット(6枚入)、コンサート付展示会招待券(2名分)

えびせんべい       絵葉書セット

●10,000円 お礼状、代表銘菓「吉良乃赤馬」最中(10個入 東角園)、『青い目の人形物語』夏目勝弘 成工社 出版部)、コンサート付展示会招待券(2名分)

「吉良乃赤馬」最中       『青い目の人形物語』

●20,000円 お礼状、尊皇謹製 甘酒セット(白・抹茶 山﨑合資会社)、『青い目の人形調査報告書』(幸田町教育委員会)、コンサート付展示会招待券(3名分)

甘酒セット       調査報告書

●30,000円 お礼状、三河湾リゾートリンクス ホテル特製抹茶パウンドケーキ、『青い目の人形物語』夏目勝弘(成工社 出版部)、EM固形けん(浴用・台所用)&EM食器洗い液体せっけん、コンサート付展示会招待券(3名分) 

画像キャ抹茶パウンドケーキ  『青い目の人形物語』  EM固形石けん  EM食器洗い液体せっけん

●50,000円 お礼状、三河湾リゾートリンクス ホテルオリジナルカレーセット(4P)、『青い目の人形物語Ⅰ アメリカ編』『青い目の人形物語Ⅱ 日本編』シャーリー・パレントー(岩崎書店) ※〈英語で人形物語を読む〉講習会参加券付、コンサート付展示会招待券(4名分)、お名前掲示権

カレーセット     『青い目の人形物語』ⅠⅡ     英語版

●100,000円 お礼状、感謝状(蒲郡市在住の書家 鈴木八重子によるオリジナル)、集い古民家「きーずハウス」利用券(壱万円相当 2年間有効) ※遠方などの理由により、利用券の使用が困難な場合は、同等の手造り陶芸品(西尾市在住 竹馬窯 石川孝夫:かつて吉良中でアテナを守った卓球部顧問)に変更可能、コンサート付展示会招待券(4名分)、お名前掲示権  

きーずハウス:🏠西尾市吉良町吉田宮腰34 📞0563-32-0657                     

きーずハウス概要      磁器染付一輪挿     磁器染付湯呑  【協賛】🚩朝岡ワールド株式会社

      🚩木下組

      🚩吉良ゴルフ株式会社  http://www.kira-cc.jp

      🚩集い古民家 きーずハウス https://keys-house.com

      🚩東角園   http://www.toukakuen.jp/

      🚩中新商店 htts://ec.tsuku2.jp

      🚩尊皇 山崎合資会社   http://www.sonnoh.co.jp/    

      🚩マイコンビ ヤマリ

      🚩三河湾リゾートリンクス www.linx-xspa.co.jp

      🚩個人 2名

      


■実施スケジュール 

2021年 7月〜       人形所蔵校への協力を打診

     7月26日 地元の活動組織を編成「Friendship Doll アテナ若草の会」

     7月27日 愛知県教育委員会義務教育課に会報1号、ご意見をいただく

     8月26日 地元の活動組織を編成「Friendship Doll アテナ若草の会」

     11月28日    5月23日コロナの影響により延期した総会開催

2022年  2月27日     役員会開催予定


2022年       春   第3回「青い目の人形・あいちの会」総会

      夏   レプリカ制作を開始

      秋   コンサート付展示会(チャリティーコンサート)の開催

      冬   他県との連携強化


■最後に

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。アメリカの子どもたちが日本にプレゼントしてくれた人形の存在は、世の中にはまだまだ知られていません。小さな体に重い使命を背負い、静かに平和を訴え続ける人形の内なる声が、少しでも多くの人に届けられたら嬉しく思います。

私たちの目標は、日米の人形交流から100周年を迎える2027年です。活動に伴って人形の知名度が高まり、人形の関連資料など、新たな発見につながることも期待しています。もちろん、人形本体も、まだ見つかる可能性は十分にあると信じています。

コロナ禍での活動は、亀の歩みのごとくでした。今後はコロナと共生しつつ、活動に共感くださるお仲間が増えていけば、これ以上の喜びはありません。このプロジェクトが平和に寄与することを、心から願っています。

私たちが目指すのは、青い目の人形たちが、それぞれの地域で一つずつよみがえり、連携して100周年を迎えこと。両国の子どもたちが主役で平和のお祝いができるよう、準備を進めていきます。関わる各方面の方々のこれまでのご苦労に、感謝を。そしてともに、100周年の祝祭を、ぜひ、実現させましょう。

皆さんからの温かいご支援をお待ちしております。




<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



最新の活動報告

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  • まもなく、公開期間が終了します。応援してくださった皆さん、ありがとうございました。目標金額にはとても手が届きませんでしたし、反省点は多々ありますが、それでも、この試みのおかげで、皆さんにわたしたちの活動を知っていただけたのですから、やはり、思い切ってやってよかったと思っています。わたしたちの会はまだまだ始まったばかりです。できる範囲で、できることをしながら2027年の100周年に向けて、準備を進めていきます。今回ご縁のあった方々にも、今後の活動を見守っていただければ、幸いです。アテナが甦って、お披露目のご案内で、また皆さんにお会いできることを心待ちにしています。ありがとうございました。 もっと見る

  • いよいよ後半戦に入りました。有り難いことに、さまざまな発信の仕方で、少しづつアテナのことが皆さんに知れ渡っているように感じます。国と国とが争うことがあっても、そこに暮らす人たちは、特に子どもたちは、世界中の子どもたちと仲よくしたいと願っています。これは、17年の読み聞かせの経験から断言できることです。子どもがその願いを叶えるには、大人の手助けがどうしても必要です。昭和2年にアメリカのギューリック博士が、日本とアメリカが敵対することのないようにと贈ってくれた12000体以上の青い目の人形は、友情の人形。残念ながら、その願いは叶わずに、敗戦を経験するに至るのですが………私は、今こそ、アテナがここに存在する意味を問うべきときだと思って活動を続けています。“平和”は努力なしには維持できないものです。知らないところで、草の根の運動を続けてこられた全ての方々のお蔭で、今私たちが平和を享受できていることに、心から感謝します。そして、アテナと一緒に若い人たちにそのバトンを繋いでいくのが、私たちの役目だと思っています。一人ひとりの力は小さくても、その一滴一滴が大海を形作るように………積み重ねてゆくしかありません。4月6日までの限られた時間で、やれるだけのことをやってゆくだけです!よろしくお願いいたします‼︎ もっと見る

  • 嬉しいことに、3月15日の『三河新報』一面に「アテナを平和の大使に」の記事が掲載され、皆さんから「見たよ」「頑張ってね」と声をかけていただきました。地元の新聞が応援してくれるのは、何より有り難いことです。地域の皆さんにアテナのことを知ってもらえることで、私たちの目標の半分は達成されたと言っても過言ではないかもしれません。その上で、さらに支援してくださる方が増えていけば、アテナもきっと喜ぶことでしょう。皆さんに、アテナの声が届きますように。 もっと見る

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