2021/09/11 00:26

クラウドファンディング、無事成功に至り終了しました。

107名、1,085,621円のご支援をいただけました。

8月17日から9月10日の25日です。

皆様、誠に有難う御座います。


今回のプロジェクト「両面宿儺を通して町おこしをする」。

これを始めた私にとって、両面宿儺のお膝元で育ち、英雄としての両面宿儺を教えてきてもらった私としては必然の行動でした。

呪術廻戦でより話題になった「両面宿儺」。活動のきっかけは呪術廻戦の人気にあやかり町おこしをしようとしたというのは正直なところです。

しかしこの活動をする中で、世に広まる両面宿儺ではなく私が教えてもらった両面宿儺を伝えたい、そしてこの地に生きる人たちの勇気に変えたいという思いが募り、オリジナルのマンガ制作に踏み出しました。

色々な方のお話を聞く中で両面宿儺はやはり鬼神だ、この地の開拓者ではないという話。また、仁徳天皇を即位させた人、という驚く話も知りました。このプロジェクトを勇足で始めた私の無知さに恥ずかしくなる気持ちもありましたし、英雄とは言い切れない内容に落胆する気持ちもありました。

1600年前ということもあり、何が真実かわからない、、、


しかし、私はこう捉えています。

ゆかりもないところから伝承は生まれない。ストーリーは変わっても1600年両面宿儺が伝承されてきたということこそ価値がある。それは両面宿儺遺跡保存会の稲尾さんのお話を伺った時の感想です。両面宿儺を菩薩様だと先輩から、先祖から聞いたと語るこの方こそ価値があると。

私は、飛騨に300年ほど前から伝わる「めでた唄」を伝承していこうとする「めでた兄弟」という会を主宰しています。細々とですが。

唄い始められた節回しであるという根拠は証明できません。しかし唄い継がれてきたことは真実。節回しが違えども唄い継がれてきたことこそ価値があると考えています。


また、今回のマンガのように、お菓子のように、この地で生まれたものであることに価値があると考えています。

マンガが日本の文化と言いますが、日本で生きる私たちはマンガを描いていなくとも読んでいなくとも、大なり小なり誇りの拠り所としているのではないでしょうか。日本のお家芸のものづくりに対してもです。

要するに、この日本で生まれたものに対して、人気を博しているもの、評価されているものに対して私たちは誇りにしている。

この飛騨という地で生まれたものに対して、日本の小さな地方都市で生まれたものに対して誇りにしたいという期待から、たくさんの支援をいただけたのではないかと思っております。


その期待に応えるべく、人気を博し、批評いただけるよう私たちは頑張ります。

マンガは和田さんがネーム入れ(カット割等)を寝る間を惜しんで頑張っています。私は30ページまでのストーリーを見せてもらっています。うるうるして読みました。50ページを目指し頑張ってくれています。50ページほどで一旦皆さんにお見せしたいと思っていますが、ストーリーとしては3分の1くらいになりますので続編も検討しております。

スクナの味は岸川さんが何度も試作品を重ね、毎回美味しくなっています。飛騨の特産の素材の味がより感じられる仕上がりになってます。

当初、呪術廻戦にあやかろうと指の形をモチーフにしていましたが、それにこだわることなく、この地に昔から伝わる「まゆ団子」というものを参考に作ろうとも考えております。いずれにしてもそれを小学生に無償配布しようと考えております。


私たち委員会が本当に伝えたいのは両面宿儺の史実ではありません。伝えたいのは、この飛騨の地の、日本の小さな地方都市の、「誇り」です。


まだどのようなものが仕上がるのかわからない中でも支援してくださった方々は、その誇りをこの地に広げるべきだ、その誇りを持ちたい、子供たちに伝えたい、そんな地方都市を応援したい、と賛同してくれた方たちだとは思っております。


私たち委員会は、その方達の想いを深く受け止め実行に移していきます。

誇りをこの地に届けるべく。


しかし、一方で史実を知ることも必要です。それを伝えるべく勉強は続けていきます。

このプロジェクトを通して、歴史への探究心を子供たちに芽生えさせることができるのなら幸いです。


長くなりましたが、飛騨高山両面宿儺委員会は「両面宿儺を飛騨のヒーローとして世界と子供たちにPRしたい」と目標を掲げてはいますが、本当に伝えたい「この地で生きる誇り」と「この地の良さの発信」です。


このプロジェクトにより、シビックプライドの醸成の一助となりたい。

それをと通して、子供たちが地域を知る機会づくり、UIJターン等の促進、 町づくりへの積極的な参加を促す。


そして、両面宿儺を世界にPRし観光客の皆様、関係人口の方々を増やすことで地元経済の活性化に寄与する。


これらを通しての町おこしをすることが目的です。

そして、これを事例とした日本の地方都市の活性です。

日本を盛り上げる一助となる。これが目的です。


どうかこの想いにご賛同いただき引き続き応援、ご支援賜りますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。

最後までお読みいただき誠に有難うございます。


リターン品等についての情報はまた追って連絡させていただきます。

宜しくお願い致します。


飛騨高山両面宿儺委員会

中西健太