冬至。
それは、1年で最も日の出から日没までの時間が短いとされる日。
それだけに、最も寒い日である可能性もあるわけで、兎にも角にも極寒デーであることは間違いない。
そんな日になぜか店頭販売を強行するオバカな編集部が、体を張って臨んだ初の「出張古書みつけ 浅草橋」。いったいぜんたい、この寒空の下で何人の方に浅草橋FANBOOKをお届けすることができたのか……!?
涙なくしては語れない、店頭販売物語をどうぞ!!
あ、もちろん、伊勢がおくります☆彡
どどん!! ということで、我らが浅草橋の大衆酒場「居食屋 大樹」の店頭をお借りして、即席の浅草橋FANBOOK販売ブースをつくってみました!
編集部にあった、低めの長机を、大樹にあったビール瓶の空き箱の上に乗せることでちょうどいい高さになり、「絶賛販売中」のチラシで飾ることで、立派なお店の誕生です。
ずらり並ぶとまた絵になる!
一緒に売り子をしてくれるのは、毎度おなじみ、浅草橋勝手に親善大使の清水百恵さん!
前日に、即席のポップも作ってくれての参戦。感謝!
いい感じ!
せっかくなので、「出張古書みつけ 浅草橋」ということにして、店長・堀田の著作「気がつけば警備員になっていた。」も販売! 浅草橋を歩く。のサイトカードや古書みつけの栞カードなども並べることで、それっぽい雰囲気がしっかり出せました。
とはいえ、本日は、相当な極寒!
いや、もう、ブース作りながらいきなり心が折れそうで、「あ、やっぱり、今日やめましょうかね……」って何度口にしかけたことか!笑
だがしかし、一度やってみたかったわけなのと、もう年内コレができる時間はなさそうだったので、ホッカイロをゲットしてオープン!!
準備中にまさかのサプライズがあり……。
いきなり一冊売れました!
そして、兄貴はこのまま大樹へと入っていき、日替わり定食800円を500円で楽しんだのです。あと5回通えば元とれますぜ、兄貴ー!!
さぁ、幸先いいスタートが切れた! と、思いきや、スタート時の時間は11時、町行く人もそこまでいらっしゃらないこともあり、兄貴のあとからはさっぱり売れず(涙)、かれこれ30分以上は寒空の下、震えながら声出しの練習していました。
すると……。
大樹の右斜め前にある「そば八」の姐さんが、震える我らに見かねたのか、温かいお味噌汁をもってきてくれたのです。すごい! なんという優しさ!! しかもしかもです。「そば八」さんはまだ「浅草橋を歩く。」でも未取材店で、さらに浅草橋FANBOOKにも掲載されていないにもかかわらず、なんという温かいおめぐみ……(涙)。
「浅草橋を歩く。というサイトをやっているものでして……」
「知ってるよー!」
「え!なんと!!ありがとうございます。ぜひ、今度取材させてください」
という会話をして、取材承諾までとりつけることができました。
これぞ地域メディアのなせるわざ! いやぁ、本売れなくても十分うれしい出来事と出会えたので、もう満足です、私。
と、心も体もほっこりしていたら……。
なんと今度は、目の前の「スマイル屋台555」の姐さんが、「あったまったほうがいいよ」と、タイ的おかゆをプレゼントしてくれました。何なの、浅草橋! もう、「温かみ」が凄まじすぎて「震える」……。
先ほどの味噌汁もそうですが、この激しく寒い野外で頂く「温かみ」料理の狂おしいほどに「温かい」こと。しかも、このおかゆ、生姜がたっぷりで、セロリのアクセントが効いていて、とてつもない美味しさなんです。いや、もう、なんか、泣けてきたわ……。
スマイル屋台555は、浅草橋FANBOOKに掲載されています! パスポート特典は大盛り無料です!! ぜひ、遊びに行ってみてください☆彡
東京にいながらタイの屋台飯がいただける!サービスもスマイルも満点の「スマイル屋台555」で絶品牛煮込みラーメンに舌鼓!
さて、うっかり美味しいまかないにありついた我々ですが、その後もまったくFANBOOKは売れず、店頭販売の難しさを痛感させられていました。要は、なんだか「お弁当屋さんに見えますね」ということらしい……? しかし、お弁当屋ならば逆に机のほうまでやってこない!? チラ見されるならまだしも、ほとんど素通り……!(涙)
いや、とはいえ、おそらく我々も寒かったこともあり、売り子としての発声が甘かったというのもあるかもしれません。
そこで、味噌汁とおかゆでパワーアップした伊勢と百恵は、ちょうどランチ時となる12時あたりからようやくテンションも上がってきて……。
町行く人たちに元気に声かけ!
ひとり、ふたりと買ってくれる人が出始めたころに、すでに浅草橋FANBOOKをゲットしたという方などからも声をかけられるようになりました。
そんななか、おひとり、すごい人が!
社員証の裏に「浅草橋を歩く。SPECIALPASPORT」を入れている方が降臨!
スゲー! これ、思いつかなかったけど、スゲー!! 確かにこれは便利ですね。
というか、ものすごくうれしかったです。携帯できるパスポートにしてよかった!
さてさて、ここから一気に売っていくぞー! と思いきや、ランチタイムで人の流れが激しくなりつつあるにもかかわらず、ここまでの売り上げは3冊……。
うーん、FANBOOKの内容をお伝えしつつ、買ってもらうまでにもっていくのには、なかなかハードルが高いのかー。なんてことを考えながら、これはこれでいい経験だと、折れそうになる心を奮い立たせていたら……。
冒頭の写真、10冊一気にお買い上げの神を百恵が連れてまいりましたー!
「社員全員に配ろうかなと」って、なんて素晴らしい社長様!
社長、ありがとうございます!!!! 男前過ぎて惚れました!
※ちなみに、FANBOOKを買いつつも、「今日はうどん食べたい気分だから」と「そば八」さんに入っていくのもまたかっこよかったぜ!!!!
神が降臨したからなのか、その後、これまでさっぱりだったにもかかわらず、とんとん拍子に「いつもInstagram見てます」「Twitter見てきました」「ずっと買いたいと思ってたんですがどこで買えるかわからず」というような、浅草橋FANBOOKの存在を知っていて来てくれるお客さんがチラホラと現れるようになり、こうなったら寒さなんぞ気にならないぜ! と、ハイテンションで声かけを続けておりました。
結果、11時から13時半までの2時間半の店頭販売で18冊をお買い上げいただきましたー!
いやぁ、私、今までずっとクライアント様ありきの仕事をしてきているので、こうやって、直接お客様に本を届けるということは初めて経験!(※古書みつけ浅草橋はオーナーであって店子ではないのでまだちゃんとは体感できておらず)
「ものを売ることの難しさ」を知ると共に、「ものを買ってもらうことの喜び」も味わうことができました。
いや、商売って楽しいですよね。って、こんな一瞬で何言ってんだという感じですが、とにかく、とてつもなく貴重な体験ができた店頭販売となりました。
お買い上げいただいた方々、本当にありがとうございました!
そして、「そば八」と「スマイル屋台555」の姐さんたち、店頭を快くお貸ししてくれた「大樹」の馬場店長、本当に本当に大感謝です!!
ちなみに、店頭販売の様子を見ていた「シモジマ浅草橋本店」の店長さんから声をかけられまして、とあるプロジェクトが動き出すかもしれません……! やっぱりやってよかった、店頭販売!
堂々たる売り上げをつくれた我々は、その後はもちろん、「大樹」でランチタイム♪
日替わりランチが鶏鍋ですよ、皆さん!
ボリュームがハンパなくて、めちゃくちゃおなかいっぱいになりますよ、皆さん。
温かみ&美味!
しかも、なんということでしょう、「最後雑炊にしますか?」という天使の囁きが……。
まさかの特別サービスで、お鍋の残りにお米を投入して卵でとじてくれちゃったのです!
何なの、浅草橋! みんないい人ばかりかYO!!
いやはや、すごい町ですよ、浅草橋は!
クラウドファンディングの支援者の皆さんも絶賛お使い中だと思いますが、ぜひ、まだまだ周りの人たちにもオススメしていただきたいですし、「この記事面白かったわー!」と思っていただけましたら、「シェア」なんぞもポチっとよろしくお願いいたします☆彡
あなたのその「温かみ」が、必ず町に「温かみ」を運んできてくれるはずです!
浅草橋で売る!