本日は、ろう看護師・ギャローテット大学研究員の皆川愛さんより応援メッセージ動画を頂きました。
▼皆川愛さんのご紹介
看護師免許を取得後、大学院で勉学に励む傍ら、特別養護老人ホームで看護師を務め、医療機関におけるろう者への理解や配慮を促進する活動や、健康教育の手話翻訳等の仕事を行なった。その後、日本財団聴覚障害者海外奨学金を得て、ギャローデット大学大学院ろう者学修士課程を2021年5月に修了した。現在は同大学のろう健康研究センターで研究員をしている。
▼皆川さんとのやり取りを通じて
今回のご依頼をさせていただく際に、直接皆川さんとお話をさせていただく機会をつくってくださいました。皆川さんは、現在アメリカにお住まいなので、アメリカー日本を結ぶオンラインビデオ通話の実現でした。あらためて、ICTの技術の発展は素晴らしいと思います。
皆川さんは、今回のやりとりでも、相手を尊重しつつ、皆川さんご自身の意見を率直に伝えてくださいました。自分の意見を率直に伝える、または、相手の意見を受け止めるということは、一見簡単に思えますが、とてもエネルギーがいることだと思います。それでも、皆川さんは、私の想いに傾聴してくださるだけではなく、それに対して、ボールを返してくださいました。ありがとうございます。
皆川さん、この度は、お忙しいところお時間を作ってくださり、ありがとうございました。
▼さいごに
これまで、たくさんのきこえにくい・きこえない人、つまり当事者の動画やメッセージを届けてくださっています。皆さま、大変お忙しいところ、時間を取って、想いを伝えてくださっています。是非、お時間のある際に、ご覧いただけますと大変うれしく思います。
私自身も、あらためて、きこえにくい・きこえないひとの困りごと、そして、その人に合ったコミュニケーション方法は、1人ひとり異なっているということを再認識しました。
「聴覚障害=○○」であるという固定観念は、怖いものです。この固定観念というものは、先に挙げた具体的な事例である聴覚障害だけではなく、様々な事柄にも共通することだと思います。だからこそ、私たちは、思い込みというものには注意深く、常に想像をしてゆかなければならないと思います。
そして、個人的な見解にはなりますが、私自身も含め、1人ひとりの違いを受け入れようとする努力が必要であり、そして、その1人ひとりの違いが自分とは違っていて、 “ おもしろい! ” ” 素敵だ! ”と思えるようになると、また新しい世界が見えてくるのかもしれません。