こんにちは!
ZUTTO project の永井です。
皮革の個体差について、少々お話します。
人の皮膚が一人一人違うように、動物の皮も同様で、加工した後の皮革も、
細かく言うと一枚一枚異なっているのが現状です。
個体差と呼ばれるこの違いは個性といえます。
それぞれが異なっているのは自然なことであり、丁寧な鞣(なめ)し加工を行っても
この個体差は避けられません。
また、同じ一枚の皮でも、部位によって繊維の密度や厚さが違うために、
染めムラが出ることもあります。
皮は生き物の年齢や雌雄、品種、個体、環境、身体の部位など、あらゆる条件で異なってきます。それがまた、個性的な素材の特長でもある皮革の魅力でもあります。
また、同じ部位にある狭い面積の革でも、斑紋のようにムラができることがあります。
皮革の狭い範囲の中に、色が濃い部分と薄い部分、肌理が細かい部分と粗い部分があるという状態です。これも革質の不均一が天然素材の証でもあります。
皮革の中の色ムラ・染めムラは、皮から革に加工した後に分かってくるのが殆どです。
2つとして同じものはない。オンリーワンの皮革の表情が
天然素材の証、天然皮革の個性と考えていただければ幸いです。
当方の紙袋のような革バッグは、目立つような色ムラ・キズなどは避けて製作して参りますが
前述の内容が天然皮革の証、オンリーワンの商品と理解していただければ幸いです。
プロジェクトの詳細は下記をご覧ください。
→ https://camp-fire.jp/mypage/projects/478697