はいさい!ナチュラルブルーです。
ここまで多くの方にご支援いただき、スタッフ一同心から感謝申し上げます。
引き続き応援の程、よろしくお願い致します。
今回は、ナチュラルブルー代表星原より、サンゴと保全についてお話しさせて頂きます。
是非ご一読ください。
こんにちは
ナチュラルブルー代表のヤスです!
たくさんのご支援心から感謝申し上げます!
さて今回はみんなでサンゴの海を守るという事で
サンゴと保全のお話になります。
まず、なんでサンゴは守らなければいけないのか。
サンゴの海のエリアは全体の海の中でも0.2%しかない小さなエリアです。
このすごく小さなエリアで多くの事をまかなっているのが守らなければならない理由の一つになります。
まずはこの小さなエリアの中で全海洋生物のに4分の1になる種類の海洋生物を保持する事ができる多くの生き物の住処になります。
またサンゴは二酸化炭素も吸収し酸素を供給してくれているんです。
こんなに小さなエリアでも温暖化を防いでくれる大切な海域になります。
そしてそんな大切な小さな貴重なエリアが20年後にはなくなってしまうのではといわれています。
ではそのサンゴをどうやって守っていくのか。
今回は他の国のやり方も含めて保全の仕方のお話です。
まず、世界の保全の仕方は、実はサンゴ自体の形状によって違ってくるんです。
沖縄のサンゴは裾礁(きしょう)と言って陸地の海岸部に接して発達したサンゴ礁形態になります。
他国のサンゴは形状の違いにより堡礁(ほしょう)、環礁(かんしょう)と言われていて、ざっくりと違いを言うとサンゴの海まで船で一時間ぐらいかかるんです。
沖縄のサンゴは入ってすぐの所にサンゴが広がっているので、簡単にアクセスできるサンゴの海なんです。
形状の違いは「アクセス」の違いを産み出します。
そのような理由もあり、欧米のサンゴは守りやすいというのもあるようです。
簡単に言ってしまえば、
サンゴの海まで行くのが大変なので、立ち入り禁止地区を簡単に作ってしまえるというものです。
ただ沖縄の海はそのような保全の仕方がなかなか難しいです。なぜなら誰でも簡単に入れてしまうからです。
これはサンゴの事をすごく簡単に身近によく知る事が出来るという大きなメリットでもあり、サンゴの事をあまり知らない人でもすぐ入れて、サンゴを壊してしまうというデメリットもあります。赤土や生活排水も影響があります。
この沖縄のサンゴを地域にあったやり方で守っていくにはどうすればいいのか。
それを解くカギは
実は日本の保全の仕方と欧米の保全の仕方の歴史にあります。
日本の自然の保全の仕方は里山里海と言って昔から人が自然に手を加えていって守っていくというものです。従来日本は昔から自然は人々の身近にあるものであり自然には神が宿ると八百万神の力を信じていました。また国土が狭い事もあり、自然災害も多い事から自然は「守るもの」というよりも「乗り越えるもの」という意識も強かったといわれています。乗り越えて共存していっていたのです。
そのような自然保全感を持ち合わせている日本人に対して
一方欧米は自然の中に人を入れないように排除するやり方で守ってきています。
保護地区というやり方になります。
本土の広いところ、そして誰もが海や自然についてもうすでに知っているような環境なら、それでもいいのですが、
本土の狭い日本では日本のやり方で守っていく方がいいように思われます。
サンゴの海を守るために
人を入れないようにするのでは、地元の人たちを含めて多くの人がサンゴの海を知る機会をなくしてしまいます。
サンゴの事を知って海に入りその豊かさを実感してもらい
少しづつでも苗を作り植えて増やしていく事は
里海を作っていくような日本にあった保全の仕方なのではと個人的には思います。
その活動がとても小さなインパクトであったとしても、きっかけ作りにはなるはずです。
小さな一歩が、誰か小さな行動変容と意識変容に繋がれば大きな一歩になっていくのではと考えております。
ご覧いただき誠にありがとうございます。
皆さんがサンゴや海の事を考えるきっかけになれば嬉しい限りです。
繰り返しにはなりますが、ここまで多くの方にご支援いただき、感謝申し上げます。
引き続き応援の程、よろしくお願い致します。