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食べられなくなったお米を使った紙素材「kome-kami」で食品ロスをなくしたい

食べられなくなったお米から紙素材「kome-kami」を作りました!お米を感じる独特な風合いの紙です。万年筆やボールペンが書きやすく手ざわりがいい!kome-kamiをひろめてフードロスの現状を知ってもらいたい!

現在の支援総額

99,815

199%

目標金額は50,000円

支援者数

17

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/09/25に募集を開始し、 17人の支援により 99,815円の資金を集め、 2021/10/31に募集を終了しました

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食べられなくなったお米を使った紙素材「kome-kami」で食品ロスをなくしたい

現在の支援総額

99,815

199%達成

終了

目標金額50,000

支援者数17

このプロジェクトは、2021/09/25に募集を開始し、 17人の支援により 99,815円の資金を集め、 2021/10/31に募集を終了しました

食べられなくなったお米から紙素材「kome-kami」を作りました!お米を感じる独特な風合いの紙です。万年筆やボールペンが書きやすく手ざわりがいい!kome-kamiをひろめてフードロスの現状を知ってもらいたい!

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食べられなくなったお米でできた紙素材
「 kome-kami」 で食品ロスをなくしたい

はじめまして。紙素材や製品の企画・販売を行っている株式会社ペーパルの矢田和也です。

SDGsの取り組みとして、ロスチェンジプロジェクトを2020年に立ち上げました。食品ロスを価値あるものにチェンジする紙、名付けて「フードロスペーパー」を世の中に広め、食品ロスを完全になくすことを最終目標としています。

最初の製品として開発したものが、食べられなくなったお米を活用した「kome-kami」(コメカミ)です。

食用に適さない古米、備蓄用に使われていたアルファ米で廃棄されてしまうもの、メーカーなどで発生する破砕米、一般のご家庭や流通段階で食べられなくなってしまったお米などを活用して、紙素材にアップサイクルします。


kome-kamiってどんな紙?

ラフなのにしっとりした質感の紙になりました

紙そのものがもつ豊かな風合いにお米の質感が加わり、ラフでありつつもしっとりとした、相反する表面を実現しました。ずっと表面を触っていたいという気持ちにさせる独特な質感の紙です。色は採れたての艷やかなお米を思わせるナチュラルな白さとなっています。

万年筆もボールペンも書きやすい

万年筆で書くと、にじみにくい、裏写りしない、発色がいいという三拍子揃った紙です。また、ラフな質感に独特な癖があり、病みつきになる書き心地です。

ボールペンで書くときも、そのラフな表面を感じてガシガシ書けるので、もっと書いていたいという気持ちにさせてくれる紙です。



リターン品について


kome-kamiノート(白・グレー)B6サイズ

中紙にkome-kamiを使用しているB6サイズのノート。
kome-kamiの書き心地を存分に楽しみたいあなたに最適です。
一般販売予定価格 1冊 1,460円(税込み・送料込み)



kome-kamiノートライト(白)A6サイズ

表紙にkome-kamiを使用しているA6サイズのノート。
独特な手ざわりが楽しめます。kome-kamiノートより一回り小さく、中紙は通常の紙なのでお求めやすくなっており、ライトに応援したい方にうってつけです。
一般販売予定価格 1冊 1,000円(税込み・送料込み)
※表紙・裏表紙にのみkome-kamiを使用しております。



kome-kamiノートとkome-kamiノートライトでSDGsに貢献を!

私たちは、このkome-kamiノートとkome-kamiノートライトを皆さんに使っていただきたいと考えています。このノートを使うことで、フードバンクを応援しながらSDGsに貢献していることを実感していただけると嬉しいです。

製品ギャラリー

カフェやビジネスの場など様々なシーンに持ち出して使ってください。

kome-kamiノート(中紙)

kome-kamiノート 白・グレー(表紙)

kome-kamiノート 白(裏表紙)

kome-kamiノートライト


kome-kamiでなくしたい "食品ロス"とは

わたしたちは毎日茶碗1杯分の食べ物を捨てている?

食品ロスとは、まだ食べることができるにも関わらず日常的に廃棄されている食品のことです。2016年の推計によると、全国で年間643万トンが廃棄されています。わたしたち一人一人が、茶碗1杯分の食べ物を捨てている計算になります。

食品ロスで地球が無駄になる?

食品ロスはどんな問題を生じさせているのでしょうか。ひとつは、廃棄された食品を生産する過程と、食品を廃棄する過程の両方で温室効果ガスが発生していることです。驚くことに、国連食糧農業機関(FAO)の2011年の調査によれば、世界で排出されている温室効果ガスの約8%が食品ロスによって発生していて、食品ロスによって地球温暖化が進行していると言っても過言ではありません。

もうひとつは、食品を生産する過程で使用している水や土地などの資源を無駄にしていることです。同じ調査によれば、廃棄されてしまう食品を生産するために世界全体の農地の30%が使われています。食品ロスによって、地球の資源も無駄にしていることになります。


ロスチェンジプロジェクトが目指すもの

ロスチェンジプロジェクトは、これまでは廃棄されてきた賞味期限切れのお米からkome-kamiを作ることで、食品ロスについて知り、食品ロスを減らすような行動をとってもらうとともに、売上の1%をフードバンクに寄付することでフードバンクの活動の支援を行っていきたいと考えています。


なぜkome-kamiを作ったのか

kome-kamiを開発した背景には大きく分けて2つあります。ひとつは、株式会社ペーパルのSDGsへの取り組み、もうひとつは、アドバイザーとしてプロジェクトに参画していただいている滋賀大学の山下悠先生の経験です。

株式会社ペーパルは、「紙」という循環可能な素材を社会に提供する会社です。森林減少による環境破壊を防ぐため、適切に管理された森林から産出された紙製品だけを取り扱うFSC認証とCoC認証を取得し、脱プラスチックを視野に入れた紙素材の啓発活動を行うなど、SDGsへの取り組みを推進しています。

山下先生は、2019年11月から一般社団法人フードバンクびわ湖の顧問を務めていらっしゃいます。フードバンクは、販売できなくなった食品や規格外の農産物、余った食品などの寄付を受け、食べ物に困っている方に無償で提供する団体です。



活動の継続が難しいフードバンクも…

しかし、一般社団法人フードバンクびわ湖に限らず、フードバンク事業を行う多くの団体は運営資金の確保に苦慮されています。生活困窮者など日々の食べ物に困っている人に食品を提供するという社会的に重要な役割を担っているにも関わらず、自治体からの助成金や寄付金に依存しています。

食品を保管する冷蔵庫の管理費用や食品を届けるための配送費などを支払うと、運営スタッフの給与を支払うことができない事態も発生しており、継続的に活動することが難しい状況です。

社会的な無駄を新たな価値に変えてフードバンクを応援!

万一災害が起こったときのために食品を備蓄することは社会的に必要なことです。しかし、災害が起こらなかったとき、使用することができなかった食品は廃棄せずに活用することを第一に考えるべきです。

ロスチェンジプロジェクトは、今までは廃棄されていた食品から新たな価値を生み出すことで社会的な無駄である食品ロスを削減するというSDGs活動を推進して、フードバンクの活動を応援したいと考えました。

何度も諦めかけた kome-kami の開発秘話

kome-kamiを作るのに必要な米として、ロスチェンジプロジェクトでは、賞味期限切れの災害用備蓄食品や、味や香りが著しく損なわれた古古米、酒蔵などで日本酒を造る際に米を削る過程で発生する白ぬかなどを用いました。

「これを紙にしよう」    

そう意気込んで全国様々な製紙工場に掛け合いましたが、どの工場の方とお話ししても

「こんなの機械に通るわけないよ」「こんなもんじゃ紙はできへんよ」

など否定的なご意見をいただき、新たな紙製品を開発することの難しさを痛感しました。

工場の方の声を聞いていると、お米の粒が大きいため機械を通らないことが問題の一つということが分かってきました。そこで、粒を小さくすることができればなんとかなるのではないかと思い、工業用に使われる大きさまで粉砕する工場に相談したところ、心よくお引き受けいただきお米の粒を粉砕していただきました。

粉砕したお米の粒を持って、再度全国の製紙工場に掛け合いましたが、「この粒でも粒子が大きく機械を痛めてしまう」「紙の表面からポロポロと粒が落ちてしまうよ」などとの声をいただき、製造はできないという判断になりました。

何とかして紙を作ることができないかと、様々なアイデアを検討しました。「お米の粒の大きさを変えるのではなく、お米の状態を変えてみよう」と、米をいったん炊いてから粉にするというのも試してみました。しかし、炊いたことによって粒に粘着性が生まれて機械に引っ付いてしまい製造はできませんでした。このように、たくさんのアイデアを試しては失敗、試しては失敗という状況のまま、気づけば数ヶ月が経っていました。

それでも諦めず、「粉砕のやり方を変えたら製造できるのかもしれない」と様々な粉砕工場に相談していたところ、ある工場では工業用に使われる大きさよりもはるかに細かく粉砕できることが分かりました。

この粉をすぐさま製紙工場に持ち込んで実験していただいたところ、製造できる可能性があることが分かりました。これでようやく実際に機械を用いて製造するところまでこぎ着けましたが、実験段階では問題がなかったとしても機械を用いて製造する段階になって問題が起こる可能性もあるため、まだ気を緩めることはできません。

細かく粉砕したお米の粉を使った製造が始まると、機械は大きな音を立てて動き出し、お米とパルプが混ざった素材が機械を高速で流れます。

「どうか機械が止まらずに製造し続けてくれ」

祈るような気持ちで機械を見つめていました。

祈りが届いたのか、これまでの困難が嘘のように機械を用いた製造で大きな問題は起こりませんでした。

できあがった紙を手に取ると、紙の表面に独特な風合いが浮かんでいました!

「お米を紙にする」という想いだけから始めた非常に困難なチャレンジでしたが、問題を1つ1つ解決してきた過程を思い出し、ものすごく大きな達成感を得ました。

ノートの製造にもたくさんの試練が!

kome-kamiを用いたノートの製造について、大阪市で創業してから約60年にわたりノートの製造を続けてこられた大栗紙工株式会社様にご相談させていただいたところ、「kome-kamiの独特な表面が原因でノートを製造できる可能性は高くないのではないか」という意見をいただきました。

kome-kamiを製造するのが大変だったように、ノートを製造することも大変になりそうだということを知って、「またか」という気持ちになりました。

しかし、そこで立ち上がっていただけたのが、取締役の大栗佑介様でした。

「kome-kamiのような素晴らしい素材を使ったノートを、僕も作りたいと思っているんです!」

kome-kamiに込めた想いに共感していただき、ノートの製造にチャレンジしていただけました。

複数の厚さのkome-kamiを用意したり、事前にkome-kamiを曲げて「クセ」をつけるなど、様々なパターンで機械を動かしていただけることになりました。大きな音を立てて機械が動き始めると、流れるようにノートの製造が始まりました。

「これはうまく行った・・・」

と思った瞬間、機械が大きなアラームを鳴らして停止。社員の方が集まり、機械の点検が始まりました。

機械が停止したのは、普通紙に比べてkome-kamiにコシがありすぎたことと、kome-kamiが独特な表面であったことが原因でした。正しいルートを通らずに製造ラインを通り過ぎてしまっていたのです。

ここからは、長年の経験から培った社員の方々の手先の感覚によって、kome-kamiと機械の調整が始まりました。少し調整して機械を動かしますが、すぐに停止。調整をして再度機械を動かしますが、停止・・・調整作業は数十回繰り返されました。

「やはりkome-kamiでノートを作るのは無理なのか」

そんな不安がよぎったその時でした。kome-kamiをいったん大きく曲げたあとに戻し、クセを半分だけつける。この調整で機械を動かしてみると、アラームは鳴らずに正しく製造ラインを通って4つのノートが連なった長いノートが製造されました。

kome-kamiを用いたノートの生産ができることが分かった瞬間でした!

最後に、この長いノートをラインの上からカッターが当てられて分割する機械に通せば、kome-kamiノートの完成です。

大栗紙工様のご尽力により、たくさんの困難を乗り越えてkome-kamiを用いたノートを完成させることができました。

商品情報・仕様

kome-kamiノート(白・グレー)サイズ:B6


サイズ:B6(128×182㎜)
枚 数:60ページ(30枚)
※中紙にkome-kamiを使用。
※表紙裏に印刷あり、裏表紙にkome-kamiのロゴと文言あり


kome-kami ノート ライト(白)サイズ:A6


サイズ:A6(105×148㎜)
枚 数:112ページ(56枚)
※表紙・裏表紙のみにkome-kamiを使用。

サイズ比較

ロスチェンジプロジェクトのチーム

株式会社ペーパル 矢田 和也

滋賀大学経済学部准教授 山下 悠

滋賀大学経済学部4回生 岡野 紘也

滋賀大学経済学部3回生 福島 篤


ロスチェンジプロジェクトの支援者の方々

株式会社パーシヴァル 代表取締役CEO 川辺友之様

私がこのプロジェクトと出会いましたのは、奈良県大和高田市で開催されたStartup Weekend 奈良の最終日の審査員としてでした。私はプレゼンされた5つほどのビジネスモデルの中でこの「廃棄されるお米を使った紙の開発」 に優勝の1票を投票しました。それから1年以上経ち、何回もサンプルを作っては改善を繰り返し、お米を配合した紙が本当に形になりました!ビジネスモデルだけであったアイデアが4人のチームの力で本当に形になりました。彼らに大きなエールを送りたいです。よく諦めずに初心の志を実現しました。やっと最初の一歩を踏み出したわけですが、お米から始まり、これからもフードロスがなくなる良い世の中になるよう歩みを進めてください!応援しています!

一般社団法人フードバンクびわ湖 理事長 曽田俊弘様

曽田様にはインタビュー取材をさせていただきました。曽田様は、フードバンクの目的である食品ロス削減と困窮者支援に対して熱い思いを持ち活動していることが、インタビューを通してとても伝わってきました。2020年は、新型コロナウイルス感染症に伴う学校給食の中止によって給食に用いられるはずだった食品が膨大に余り、それを子ども食堂など必要なところに届けるなど活動が増え、負担が増加しています。しかし、安定した資金源はなく、費用のほとんどが自己負担で活動しており、資金面で課題を抱えていらっしゃいました。不安定な寄付や助成金だけでなく「安定した資金源が欲しい」という言葉からも、私たちのプロジェクトの必要性を強く感じました。

奈良女子大学理学部4回生(当時) 甘中琴巳様

料理を作るのも食べるのも好きだったので、Startup Weekend 奈良では食品に関するアイデアのチームに加わりたいと考えていました。高校の授業でSDGsについて学んだときに食品ロスについて聞いたり、大学の授業で廃棄物について学んだことなどが頭の片隅にあったので、チームに加わることを決めました。Startup Weekend 奈良の3日間が終わった後も精力的に活動しているのを見ていて「本当に凄いなあ」と思っていました。応援しています!

取り組みを広げて行きます!

今後はノートだけではなく、kome-kamiを用いた紙袋や封筒の製造を行い、企業や自治体のノベルティグッズやパンフレットなどへの活用を目指します。そして、この取り組みを広げていくために、印刷会社・加工会社様に自由に使っていただけるようにkome-kamiそのものの販売も行う予定にしています。

また、今後はフードバンクびわ湖様だけでなく、全国のフードバンク事業を行う団体への支援を目指して行きたいと考えています。

さらに詳しくkome-kamiを知りたい方は、kome-kamiのWEBサイトをご覧ください。


最後に一言

わたしたちの最終目標は、お米に限らず食品ロスを「完全に」なくすことです。食品ロスが完全になくなり、食品ロスを価値あるものにチェンジする「フードロスペーパー」を製造することができない世界を目指しています。

そのためには、皆さまに食品ロスについて知っていただき、食品ロスを防ぐような行動を取っていただくとともに、フードバンク事業を行う団体にkome-kamiの売上の一部を寄付し、お米に限らず全ての食品が最適な場所に流れるように応援します。

今後廃棄される食品を活用できるかは、kome-kamiを皆様に使っていただけるかにかかっています。この取り組みを広げて食品ロスをなくすためには、皆様の応援が必要です。ほんの気持ちでもいいので、応援していただけると嬉しいです!


■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:株式会社ペーパル
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名
 請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の住所/所在地:〒630-8445 奈良県奈良市池田町76-7
●事業者の電話番号
 請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし

●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

■寄付について

今回の販売分の寄付は、プロジェクト立ち上げにご尽力いただきましたフードバンク琵琶湖様に、年内を目処に売上の1%実施いたします。


■募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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