2012/11/16 17:01
こんにちは!
「スラムの音楽教室inフィリピン」も公開から1週間が経ちました。
皆様の応援のおかげで、なんとすでに額にして428,500円、43人のパトロンさんに支援を頂く事ができております。

予想を大きく超えるペースで、多くの皆様に共感し、そしてご支援した頂く事ができ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
必ずサクセスさせ、また60万を超えるご支援を頂き、現地での子ども達との活動展開を加速させてゆける様、引き続き努力して参りますので、どうぞサポート宜しくお願いいたします!


さて、今日は、少し僕自身のことを。

現在、子ども達への教育活動の傍ら、僕自身もセブのオーケストラの一員として演奏活動も行っています。クラリネットを吹いています。

昨日11月15日は、セブ島がホストとなって開催された日ASEAN情報通信担当大臣会議の場で演奏をさせて頂き、今日はセブ最大のショッピングモール、SMでの演奏会です。



1990年代に、JICAの支援もあり、セブ島ではユースオーケストラ活動が行われていました。しかし、2000年代に入り、多くの所属メンバーが就業年齢に達する中、演奏活動を中止していました。

このユースオケに参加していたメンバーが再結集して昨年立ち上がったのが、Cebu Philharmonic Orchestra(CPO)というオーケストラ。
なかなか音楽だけでは生計を立てることが出来ないメンバーは、普段は別の仕事をしながらも、皆でスケジュールを調整しながらリハーサルや演奏会に取り組んでいます。



今年2月には早速、このオーケストラと日本の学生との合同オケコンサートを開催し、普段は経済的にも無料コンサートを自主開催することが難しいCPOとともに、子ども達のためのコンサートシリーズを開催しました。


やはり幼い頃から継続的に音楽のレッスンを受けられるのは、限られた富裕層という事実もあります。スラム暮らしを強いられる人々には、クラシックとは縁のないジャンルなのです。
クラシック音楽やオーケストラ演奏といった楽しみが、社会の一部の人々の特権的娯楽としてではなく、世界の皆で平等に分かち合われるようになるって、単純にとても素敵なことだと思うんです。

CPOの結成を機に、少しずつクラシックの演奏を耳にする機会も増えてきているセブ。より多くの子ども達に、クラシック音楽に親しみを感じてもらい、オーケストラ教育に参加してもらえるよう、僕も良い演奏をしたいと日々考えています!

さて!もうすぐ本番。張り切って演奏してきます!!

*僕が以前、セブ島の芸術文化事情について詳しく解説を試みた記事があります。ぜひこちらもご一読ください。
http://henjinpooh.seesaa.net/article/169725100.html