先日の縫製作業のお財布完成です!
昨日は中秋の名月!月に向かってお財布ふりふりしておきました!
さて本日は少しジビエの革についてのお話です。
メインの写真、茶色とその上にワイルドキャメルが乗っています。
両方とも鹿1頭分です。大きさにこんなに差があるんです。小さいものはもっと小さなものもあります。お財布一個作れないときもあります。
入荷した革を見ながら何を作るか、何に適しているか、そんなことを考えながら製作に入ります。
この茶色の革はおそらく80キロ前後の鹿の革です。大きめの鹿ですが牛の革などに比べると6分の1の大きさしかありません。小さい革ですので牛の革と比べても効率は悪いし、手間がかかってしまいます。個体差が大きいこともなかなかジビエ革が流通しない理由です。
ここはちょうど背中の部分です。お尻部分から首へ向かって撮影しています。背骨部分はベルトなどに適しています。今後ベルトにも挑戦してみたいなーと思っています。
ここはお尻部分。しかもお尻部分が一番手触りが良いです。ずっと触っていたくなる質感です。強度もある場所なのでお財布の外装によく使います。手に取ったときに思わず「うふ♪」って笑顔になっていただけるようにこの部分を製品の外側に使うようにしています。
こちらは首の部分です。動きがある部分なのでしわや擦れなどが多い箇所です。
野生感が出るのでこういう部分が好きという方も多いです。バッグのフラップなどに使うとワイルド感が出てかっこいいですね!