改めまして、こんにちは!
福井県の小浜酒造、橋本です。
この度は当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます!
活動報告では本文に載せきれなかったお話や、今回ご協力いただいている会社さんの魅力についてお話していけたらなと思っています。よろしくお願いいたします。
それではまずは「わかさ」のお話!
「わかさ」はもともと弊社が銘柄を受け継いだもの。前身である株式会社わかさ富士は市内のいくつかの蔵が集まってできた会社で、その中に一つに現在の小浜酒造が醸造を行う「吉岡蔵」がありました。
わかさ富士は小浜市、おおい町、高浜町含めて若狭地方西部側で唯一の酒蔵でした。もちろん、こちらで造っていたわかさは、冠婚葬祭に、晩酌に、お土産にと皆様に愛されていました。「初めて飲んだお酒がわかさで、日本酒といえばわかさの味」という地元の方の声も少なくありません。
そんな「わかさ」がわかさ富士の廃業とともに無くなる、という噂が秋のお祭りの時期に私の耳に入りました。「献酒するお酒はどうするんですか?」とお祭りの関係者の方に聞くと「他所のお酒にするんじゃない?」という答えが返ってきました。
もったいないなぁ。せっかく地元のお米とお水でできたお酒で神様に奉納できていたのに…。そんな気持ちを抱えていた時、小浜酒造がわかさを継いで酒造りを行うという朗報が入ってきました。私が入社する前のお話でした。
「地酒の灯を消さない」。そういった想いで地元産の原料にこだわり、酒造りを心掛けて、「わかさ」が造られています。もちろん、酒には肴も欠かせません。地元の食品業のみなさんと一丸となってこの若狭を盛り上げ、全国から皆さんが足を運びたくなるようなまちにしたい!それが蔵人・橋本の野望です。