T-BOARDです。この度は、ご支援ありがとうございました!残念な結果となってしまいましたが、引き続きtense&惣二郎シリーズは続けてまいります。支援いただいた方には、別途商品送付等のご案内いたしますので、しばらくお待ちいただければと思います。今後とも何卒宜しくお願い致します。
T-BOARDです。今回は過去のプロジェクトをご紹介します。以前、BOOSTERにおきまして、「鞄職人とデザイナーが物作りの本質を追求。技術の結晶、ラウンドファスナーウォレット」を展開させていただきました。※ラウンドファスナーウォレットのプロジェクトはすでに終了しております。普段から使うお財布は、いつでも使い心地、収納力を気にされる方、多いと思います。わたしたちも、その2つの要素があるほうが、良いと考えています。そして常に使い続けるものだから、品質や使っていくうちの味が出てくると愛着も湧いてきます。それらをすべて感じられるお財布を作りたい一心で、ラウンドファスナーウォレットや今回のコンパクトイージーウォレットを考えました。惣二郎の熟練された技術力は、ほかでは得られないものです。そこまでやるの?が当たり前の熟練度。素材、技、想いを乗せたお財布で、感動いただければ幸いでございます。
T-BOARDです。前胴製造工程の続きです。7-1で作った前胴を横マチと取り付けます。縫製した後にミガキの工程に入ります。各パーツを作り、ミガキ込んでは組み立ててまた磨いていく、手間を掛けた工程が分かっていただけると思います。
T-BOARDです。本日は前胴の製造工程です。各パーツを本体の組立前に仕上げていきます。治具を使って貼り合わせて本裁断、口前を縫ってコバの面取りと削り、ネン線を引いてから色塗りとミガキです。各パーツごと丁寧に仕上げていくので膨大な時間が掛かります(汗)
T-BOARDです。ガキ工程が終わった各パーツを組み立てるために革用の糊を使うのですが、ブッテーロはオイル分が強いので、そのまま塗布してもオイル分で剥がれやすくなってしまいます。そこで合成樹脂系の糊を先に塗っておくと革用接着剤が強力に貼り付きます。ボクも他の商品でこの工程を手伝ったことがありますが違いは歴然です!革の表面を軽く漉いて毛羽立たたせ革用接着剤をはじめから塗布する方法もありますが、一番強い表面(吟面)を削ってしまうので強度が落ちてしまいます。強い吟面を残して作ることにより商品が長持ちします。このように惣次郎はすべて使ってからの事を想定して製作しています。手間はかかりますがこの下処理をすることでパーツがきちっと貼り合わされパーツがずれずにきれいな縫製に繋がります。そして皆さまに長くご愛用いただける製品が生まれます。