本プロジェクトページをご覧頂いている皆様に最後のお願いと活動報告をさせて頂きます。
本プロジェクトもいよいよ残り7時間をきりました。
支援頂いた皆様方には重ねて心より感謝申し上げます。
さて、早速ですが最後の活動報告をさせて頂きます。
本日は浦嶋神社に隣接する本庄小学校に毎年恒例の餅つきに参加してきました。
この学校は、我々浦嶋神社奉讃会メンバーの母校であり、校章は浦嶋神社が保有する室町時代に奉納された玉手箱に描かれている亀の甲を形だった模様をモチーフにした校章を掲げています。
ちなみにこちらは我々世代の時の木造校舎の時の本庄小学校です。
体育館にある緞帳にも掲げられています。
その横には校歌も掲げられ、歌詞の中には浦嶋神社と所縁の深い布引の滝も登場します。
恒例の餅つきは、奉讃会メンバーも多く所属している本庄地区農村環境保全会と本庄小学校PTAが一年を通して地域学習の一環として行っているものです。
学校入り口の田圃に餅米である新羽二重の稲を一緒に植え、そして一緒に稲刈りをし、最後に収穫した餅米で一緒にお餅付きをします。
コロナ禍になる前は、一緒についたつきたてお餅を、自慢の地元食材を使った自校給食のランチルームで、味噌とすましのお雑煮、幻の小豆・薦池大納言を使った善哉の三種類のメニューで頂いていました。
この3年間はランチルームでの会食は自粛となっています。
このように当地区の基幹産業でもある農業(稲作を含む) 通した食育を、地域住民と共に総合学習の枠の中で学んでいます。
もう、かれこれ十数年続いている総合学習です。
最初は児童達による稲作の歴史と現在を調べた発表がありました。
その後、2チーム4班に別れて餅付きをします。
今回も4月から新一年生になる隣の本庄保育園の年長組の3人も招待され、一緒に餅つきをしました。
皆でついて、皆で丸めたお餅はパックに詰められ持ち帰っていただく事になりました。
今日は良い天気に恵まれ、浦嶋神社と隣接する本庄小学校を見守る雲龍山・布引の滝も雪化粧がとけていました。
余談ですが、伊根町のゆるキャラに『ふなやん』というのが居ります。
舟屋群のある伊根地区の伊根小学校にはこんなかわいいふなやん達もいます。
当初、伊根町のゆるキャラを設定する際に名前とデザインを町内外に対し広く募集を募りました。
結果、『ふなやん』に決定し、現在、ふなやんは伊根町を代表するゆるキャラで様々なイベントにも登場しています。
(この3年間は自粛によりお見かけする事はありませんが。)
このゆるキャラを募集した時には、多くの本庄小学校の現役、卒業生を問わず、ゆるキャラの候補として浦嶋神社や浦嶋太郎をモチーフにした物が少なくありませんでした。
詳細は確認していませんが、特に神社のある地区出身者で年齢層が低くなるほど、その割合は高かったと聞きました。
本庄小学校に入ってすぐの職員室の上には、子供達が描いた絵が並びます。
これらの絵は当時の小学生達が描いた絵を元に『 常世の国の浦嶋さん 』という絵本で使われた絵です。
体育館入口には衝立のようにした絵が設置されています。
それほど、浦嶋神社はこの地区出身の者にとっては身近な存在で日常生活の中に自然と組み込まれているモノだと再認識させられました。
一見、神社と関係の無いお話の印象を最初に受けられた方もいらっしゃると思いますが、この地に住む我々にとって浦嶋神社の存在は自然にあり過ぎて、時には町外の方々からすれば、もっと大事にしなさい!
と、思われる方もいらっしゃると思います。
言い訳をするつもりはありませんが、今回のプロジェクトに関しても、このような想いから奉讃会を地元のメンバーを中心にし再構築して本殿改修事業をリスタートさせました。
時間は残りわずかとなりましたが、最後まで皆様のご協力を重ねてお願いし、最後の活動報告とさせて頂きます。
最後まで拝読して頂きありがとうございました。
どうぞよろしくお願い致します。