ーーーーークラウドファンディングあと5日ーーーーー昨日ご紹介した「FSC認証」の森林。では実際に「責任ある森林管理」がどういうものなのかを簡単にご紹介します。FSC認証を獲得した森林では生態系や森に配慮した様々な工夫を行っていますが、その一例が計画伐採です。その仕組みについてイラストで説明します(手書きですみません)。森をただ無秩序に伐採するのではなく、まず森林を区画に分け、伐採する区画を決めることで、完全に森林が破壊されることはありません。また、区画の中でも切っていい木の大きさが定められており、その基準に満たない木は残されます。そして、全ての区画を一周して戻ってきた頃には、基準に満たなかった木々は成長し、また当時伐採した木は若木となり、また次の伐採まで成長させます。こうすることにより、森を消失させることのない「責任ある森林管理」、つまり持続的な伐採をすることができます。FSC認証のついた商品は、このようにして伐採された木々を使用しています。
環境問題 の付いた活動報告
ーーーーーークラウドファンディング残り6日!ーーーーーーーマレーグマやその他多くの野生動物は森林伐採により生息地を奪われてしまっています。伐採された木々は日常的に使う紙、ティッシュ、割り箸など様々なモノの原材料となっています。また、パーム油の生産のためにも多くの森林が失われ、それらパーム油は日本にも輸出され、化粧品、シャンプー、プラスチック、など数えきれない商品に含まれています。なので、森と野生動物を守るためには、自分たちが消費者として購入するモノがどのようにして作られているのかを知ることはとても重要です。その目印となるのが「FSC認証マーク」。みなさんもこのマークを一度は目にしたことがあるかと思います。これは森林管理協議会 "Forest Stewardship Council" が認めた「責任ある森林管理」が行われた森の木材を使用した商品であることの目印です。FSC認証を得るには、以下の10個の基準が設けられています。実際にFSC認証マークのついた代表的な商品としてはネピアのティッシュ/トイレットペーパー、スターバックス製品、ダース、メルティキッス、きのこの山、たけのこの里、Kit-Kat、コープの紙パック飲料、LUSHなどが挙げられます。他にも近年積極的にFSC認証の段ボールや外箱を導入している企業もあります。FSC認証マークのついた商品を購入することで、責任ある消費者となることができます。なので購入する前は、ぜひその商品にFSC認証マークがついているか、自分の使っているものが森と野生動物に優しいものなのか、を確認してみてください!実際に「責任のある森林管理」とはどういう森林なの?と思う方も多いと思います。では、どのような管理が行われているかについては、明日の活動報告で改めてご紹介します!パーム油もボルネオの森林伐採の大きな原因です。しかし、残念ながらパーム油はほとんどの場合「植物油」と商品に記載されています。なので、その「植物油」の原材料が何なのか見極めるのは非常に難しいです。パーム油はとても汎用性の高い植物油で、私たちの生活から完全に消えることはありません。また、パーム油自身が悪いわけでなはく、その大規模な栽培方法に問題があります。そこで、持続可能な生産方法で栽培されたパーム油を使用した商品を認証する制度「RSPO (Roundtable on Sustainable Palm Oil)」が近年広がってきました。RSPO認証を受けた商品には以下のようなマークが印字されています。日本で目にすることはまだ少ないのですが、LUSHやSARAYA製品、そして2020年2月からは日清食品のカップヌードル(レギュラーのみ)にRSPO認証マークがついています!自分たちもまだまだ消費しているものの原材料や生産過程を把握できていないのですが、このようなマークを目印に、少しずつ意識して、森林と野生動物に優しい選択をしていきたいと思います。みなさんもぜひこれらのマークに着目してみてください!クラウドファンディングは残り6日となりました。最後まで応援、拡散お願いいたします!