ちょっと真面目なお話…。
日本経済新聞で、このような記事がありました。※写真は日本経済新聞〈日曜版〉2021年10月10日(日)より
1面トップに大きく、「森林にも迫る高齢化」とあります。日本の約70%は森林であり、その半分近くは人工林です。今、全国の人工林の過半が50歳を超え、木の高齢化が目立ってきているそうです。
ただ残念なことに、50歳を超える人工林は、二酸化炭素吸収量が低下します。政府が掲げている温暖化ガス削減にも影響する森林によるCO2吸収量の目標には、今のペースだと役割を果たせないようです。
国内の林業が安価な輸入材に押され産業競争率が低下、伐採など整備が行き届かないままの放置林が増加している現状。私たちラボプラスの取り組みの中でも申し上げているように、そういった手入れのされていない森林は、地表に日光が届かず、木々は細くなり、根付かない地番は脆くなり、災害を引き起こす原因にもなっています。
林業の再生は数十年単位の事業です。もちろん防災など社会的有用性も大切ですが、同時にビジネスとしての厳しさも問題となっています。
改めて、このモクフプロジェクトの重要さを感じました。国産の間伐材を使うこの木布(モクフ)は、未来に可能性を秘めた素材だと確信しています!
木布(モクフ)を知る、使うことが、未来への次のステップへと繋がります。