ご覧いただき有難うございます!
当クラウドファンディングも残す所あと「9日」となりました!目標の90万円まであと26万円!残り僅かな時間ですが最後まで宜しくお願い致します。
本日の活動報告はフロントを改装して下さった「日暮手傳舎」さんより、今回の改装ポイントを頂きましたのでご紹介致します!
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はじめまして、日暮手傳舎と申します。
京都岩倉を拠点に、建築士の吉田と大工の多田の二人で、「日々の暮らしのお手伝い」をモットーにものづくりをしております。この度はご縁で容輝湯のロビー改装のお手伝いをさせて頂きました。
今回は容輝湯の改装のポイントについて少し語らせて頂ければと思います。
私達が初めて容輝湯を訪れた時、目に飛び込んできたのは大きな唐破風!
お寺好きの多田いわく、容輝湯の唐破風は、「名だたる寺社が集まる関西の唐破風の中でもトップクラスの優美なカーブ!」もう京都の妙心寺の浴室(もちろん唐破風つき)?!と思うようなありがたい表構えです。
今回の改装テーマは「浴堂」や!と心に決めました。
浴堂とは…寺院にある入浴の為のお堂の事です。禅寺では生活すべてが修行ととらえられた為、身体を温め清潔に保つ=入浴すなわちコレ修行なんですね。庶民にお湯を施した仏教の施浴がきっかけで、ナニコレあったかい!気持ちいい!めっちゃ元気出る!と日本人に入浴文化が広まったと言われています。
この趣ある入口から暖簾をくぐって、期待を裏切らない内部空間にしたい。良い意味でどこを直したか分からないような、古き良き部分と馴染む空間にしたい。新しく広々となったロビーで、お寺のお堂のように様々な人が集って、心身を気持ちよくさっぱりと整えてもらえたら…
そんな思いで代表の湊君と番頭のユキナさんと打ち合わせしていたところ、間仕切り壁に「欄間」をはめるのはどう?という案が出ました。おお、欄間…!ユキナさんによると、平成の改修で無くなってしまいましたが、昭和初期の建築当初は男女間仕切りの間に蓮の欄間が嵌っていたそうなんです。令和の改修では、近江八景の欄間をはめ、空いた部分にはダイヤガラスを嵌めることに。
この欄間とダイヤガラスの取り合わせが、妙にしっくりきていて、湊君の「ダイヤガラスって、琵琶湖のさざ波みたい」という名言?が誕生したほどです。
さらに、再オープン日を間近に控えたころ、届く予定だった「下駄箱」が使えなくなったとの連絡が!そこでゆとなみ社の薪用の木材ストックヤードで使えそうな木材を探して、バラバラになって残されていた古い下駄箱の扉と鍵を再利用し、容輝湯の為の下駄箱を新たに誂えることになりました。こんな仕事をさせてくれるゆとなみ社、ありがとう!
デッドストックの古くも新しい木部と、貴重な渋い金属扉の取り合わせも注目して頂きたいところです!
今後も、容輝湯の味わいある空間の良さを生かしながら快適な使い心地になるような改修を心がけていきたいと思います。令和とは思えない渋めの改装ですが、番頭のユキナさんのポップでフレンドリーなお人柄で、ちょうどいい塩梅に、誰もが入りやすい雰囲気になっています。
これからもこの町角で、素敵な唐破風のお風呂屋さんに入れる時代が続きますよう、どうかお力添えをお願い致します!!
日暮手傳舎(ひぐらしてったいしゃ)
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私たちが普段伝えきれなかった「実は!」が知る事が出来たのではないでしょうか??(日暮手傳舎さん本当に有難うございます!)
お二人のセンスや雰囲気があってこそこの改装は大成功だったと思います。素敵な空間に作り替えて下さった方々の為にも私たちは何としてでもこのクラウドファンディングを成功させ、この先も修繕・補強しながら容輝湯を守っていきたいです。
ラストスパート、皆さん宜しくお願い致します!