陶器の修繕プロジェクトオーナーのフクモトです。プロジェクトを開始して10日ほど経過いたしました。
お気に入り登録や、シェアなどをしていただきありがとうございます。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。
さて、今日から活動報告を更新してまいりたいと思います。
トップの写真は、今年の一月に作った七草粥なのですが、器は黒漆を使って割れを修繕した二階堂明弘さんの黒鉢です。
ご覧いただくと、黒色の線が見えるかと思います。器の凛とした空気感を乱さないように、黒漆で仕上げました。
金属粉を蒔いて仕上げる金継ぎや銀継ぎが有名ですが、このように金属粉を蒔かずに漆のみで仕上げる修繕も、素朴で渋くて、大好きです。
今日から毎日一品ずつ、お直ししたお品をこちらでご紹介したいなと思います。
▼薄鉢皿・黒漆仕上げ(マット)▼
飲食店様からお預かりしたお皿です。
複数の割れと、パーツが無く大きく欠けた箇所がありました。
ゆっくり時間をかけて接着し、欠け部分は石粉と漆を混ぜたパテで形をつくりました。
何層も漆を重ね、ラインと欠けの表面を滑らかにしていきます。
シャープな器の雰囲気に合わせて、マットな黒漆で仕上げました。
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明日も漆仕上げのお品を一品、ご紹介いたします。
引き続き宜しくお願いいたします。