小学校に通っている子も、通えない子も、障害がある子も、年齢も、様々な子を集め、どんな子も楽しんで学べる場を作りたいと活動されているRさんにお話を伺ってきました。
Rさんの活動はフリースクールと呼ばれる形式にとらわれない学びの場づくり。その中の一環として、不登校の子どもの相談や支援も行っているそうです。
どうゆうところに支援するとお米が有効に使われるのか...シェアライスプロジェクトで集まったお米の支援先について相談するつもりで、Rさんのところにご相談に行ったつもりでしたが、
どうゆう子がいるのかお話を伺ってみると、お父さんもお母さんも兄弟も身内が1人もいなくて、親戚の家でお世話になっている子がいるそうです。
そのほかにも自傷行為がやめられないでいる子もいるのだそう...私がお話を伺いに行った時もご相談の保護者様が来訪されました。
身近なところに、そのような境遇の子どもがいるって知り、結構ビックリしました。リアルな話を聞き、私もまだまだ認識が甘かったなと気づきました。
困難な境遇の子はちょっと遠いところにいると心の中で勝手に思っていたのかもしれません。このプロジェクトを始めているのにも関わらずです。
Rさんがおっしゃっていました、「本当に大変な子ほど謙虚だ」「辛い、大変だ!と声を上げない」と。
その言葉を聞いて、本当に必要なところに支援するって、なかなか大変なことだと再確認。
もっと身近なところから目を向けていかなきゃいけないと感じ、第一の支援先として、Rさんのところに来る困っている子へお米を届けて欲しいと後日お話しました。
実際、お米を食べてもらっただけで、すぐに子どもたちの変化が現れるわけではないのはわかっています。
でも、ごはんを食べてる時だけでも、心がほぐれる時を感じてくれたら、それで初めの一歩としてはいいのかなと思っています。マインドフルネスの本もそうです。すぐには結果は出ません。でも、そっと目を閉じて安らぐ時間を持って欲しいと思ったからです。
実際、お金で支援した方が話が早いんですよね。きっと...
でも、今回、お金での支援を選ばなかったのには理由があるんです。
お金は私も大好きです。
特に子供の頃、裕福ではなかったので、お金には貪欲だと思っています。
お金はたくさんの人を救える尊いものですが、お金が人を救うのではなく、お金で買って得た体験が人を幸せにすると思うからです。
とかく、貧困だとお金にとらわれ過ぎがちになります。お金に貪欲な自分への戒めでもあり、子どもにもお金だけにとらわれないで欲しいな〜と思ったからです。お金そのものではなく、その先にある体験に目を向けて欲しいと思ったからです。
Rさんのところでは、学びの環境において“みんな違うことが良い”ということを大切にし、利用する子を限定していません。様々な境遇の子どもが施設を利用することに配慮し、今回のプロジェクトでこの施設の名前は公表しないことにいたしました。ご理解いただければ幸いです。
現在、キャンプファイアー上で9名の方がパトロンになってくださいました。それに加え、ネットを介さず、直接ご支援してくださると数名の方が申し出てくださいました。今後、どの程度の支援が集まるかわからないので、集まった支援額に応じて、様々な方のお話を伺いながら、支援先を見つけて行きたいと思います。
一人でも多くの子を勇気づけられたらいいなと思います。
今後もサポートのほど、よろしくお願いいたします。