2021/10/06 23:20

 こんにちは。皆さま、文化の秋ですね、いかがお過ごしでしょうか?

 今日は、今回のバレンシアでの展覧会「Kimono-伝統からモード」へに多大なるご協力を頂いている和柄デザイナーの成願義夫先生の紹介をさせて頂きます。

 先生を初めてお見掛けしたのは、Facebookの着物のグループに「これからの着物業界」について、業界で長年ご活躍されている豊かなご経験と知識、それから、並々ならぬ着物への情熱をもって、様々な切り口から分析した文章と綺麗な画像を掲載されていて、毎回、楽しみに読ませて頂いていました。

 それが、音声のSNSのクラブハウスで、先生のお話を直に拝聴できるようになり、先生の着物のみではなく、日本の伝統文化について、するどい美意識、倫理観、哲学はては社会問題にいたるまで、よどみなくお話されていて、その博識さ、冒険心とユーモアに魅了されました。

 そのクラブハウスで、先生にこのバレンシアでの展覧会の話をする幸運に巡り合い、バレンシアと絹とのつながりもお話したところ、先生が「では、私も協力させて頂きます!」とおっしゃった時には驚きました。

 その時は、リップサービスかもしれないと半信半疑でしたが、別の時にも「新型コロナウィルスのことなど不測の事態が無い限り、バレンシアに行くイメージが僕の頭の中でできています」とおっしゃられ、その決断力の速さと大胆さに、再び驚かされました。

 今回のクラウドファンディングでも素敵な返礼品の提供や、チャレンジの宣伝などで多大なご支援を頂いています。

 そんな成願先生が、今、京都の元酒蔵の粋なギャラリーを個展を開かれています。

 今回は、国内唯一のビロード・メーカーとのコラボで、普段は紙にしか印刷しないデジタル印刷会社に直談判されて、ビロードに先生の図柄を吹き付け、自然のゆらぎを表現されているそうです。先生らしい冒険心と柔軟な発想、独特の美的センスが表現されていて、連日、大好評のもようです。

 いよいよ明日10月7日(木)が最終日です。

 近隣にお住まいでお時間が許す方はぜひご高覧ください。


成願義夫 天鵞絨(ビロード)アート展

デジタルが生み出す偶然の世界。
デジタルは必然しか生み出さないという固定概念を覆す、世界初の試みです。
 ●会期
2021年10月2日(土)〜10月7日(木)まで
午前10時から午後6時まで
7日は午後3時まで
 ●場所
しまだい(嶋䑓)ギャラリー
京都市中京区御池通東洞院西北角
電話 075-221-5007
 ●協力
日本写真印刷コミュニケーションズ(株)
(株)杣長
小野田嘉子 
 ●安全対策
入館の際はアルコール消毒。マスク着用をお願いいたします