初めていった札幌のライブハウス。
朝までスカスカの爆音でぶち飛ばされ、苫小牧までの帰り道、274の朝日が信じられないくらい眩しかったことを昨日のことのように覚えている。
観に行ったライブ、カマしきれなかった最低の演奏も全部覚えている。
秋味を水のように飲みながら演奏するMODERN GOODDAYSや、来札アクトをバタバタとなぎ倒す朝方のTwo layers of paint、書き出すとキリがないくらい全て思い出せる。
ミソもクソも最高も最低も何もかんもぶち込まれた(これはノッカーズ)PIGSTYが大好きで、自分にとっては今のモードをパンクの先輩たちに観てもらえるのが毎回嬉しくて、PIGSTYがあるからどんなに遠くまで行っても帰ってこれるなと実感するのです。
ライブハウス、クラブが単に音楽を演奏したり、鑑賞したりする場ではないということはそこでおびただしい数の夜を過ごしてきた私たち音楽をやっている人間が一番わかっている。
その事実に救われてきた我々が、今度はそのクソ最高さを改めて関わってきた人に紹介するタイミングだなと密かに思っている。
また新しい若いパンクバンドがPIGSTYから生まれると想像しただけで、俺は死ぬほど興奮する。
その未来にまたみんなでPIGSTYに集えたら、それってどんなに素敵なことだろうかと思う!
加藤修平(NOT WONK)