ピグスティは、個人的にとてもお世話になっているライブハウス兼練習スタジオ兼レコーディングスタジオです。
僕がやっているThe sleeping aides&razorbladesというバンドのスタジオは毎回ピグスティで、道外からバンドを呼んでライブを企画する際にもピグスティを使わせてもらっています。
ピグスティは、JR白石駅から徒歩6分、付近に専用駐車場有り、最寄りのコンビニ徒歩1分、最寄りのバーガーキング徒歩10分です。
かつてはホールのPA卓裏の壁に、今は建物の外の掲示板?に貼られているSex pistolsの親衛隊「Bromley contingentのポスター」が僕にとってのピグスティの印象です。
建物内に入り、ホールやスタジオがある地下へ下ると「白石劇場」の看板があります。
建設業を営む大岡新太郎さんという方が1957年に創業し、2001年に閉館した白石劇場。
その跡地に作られたのがピグスティです。
「元々は映画館なのか、、、」という感慨深いような気持ちになるような感覚になります。
高校生の時に初めてピグスティでライブをした時はすごく感動しました。
ライブをするホール、練習スタジオ、落書きまみれのコンクリート壁の楽屋
この全部の部屋を使って数十バンドが入れ混じったライブイベントが夕方から朝まで続く。
一つの建物でサーキットイベントをやってるような感じで、しかも貼られてるポスターとかいる人とかパンクとか好きな人多そうだし、パンク知り始めた高校生にはかなり刺激的でした。
もう、それから10年とか経ってるんですけど、先日に19,20歳?くらいの人がピグスティで沢山バンドが出るライブイベントを企画していました。
その人は今から数年前に根室で高校生をやっていた頃にピグスティに来て、その時にやってたバンドが沢山出てるイベントに刺激を受けて、そのイベントを企画したそうです。
(僕が高校の時に体験したライブもそうなのですが、ピグスティではたまに沢山バンドが出るイベントが開催される。ちなみに僕が体験したライブと、根室の彼が体験したライブの企画者は同じ人。)
ライブハウス練習スタジオレコーディングスタジオという場所には、存在する価値が必ずあります。僕が高校生の時に感じた「ピグスティすげ〜」の感情が、今なお他の新しい人に続いてるわけです。僕が「ピグスティすげ〜」になる前から、その感情は続いてるはずですし、それはピグスティが誕生する以前から続いてる、一つの文化という意味です。
文化は場所という形で、手で触れたり匂いを嗅げたり、物体として存在して欲しいと考えます。そのうちにどこにあるのか分からなくなってしまい、いつの間にか意味や価値が変わりすぎて無くなってしまいそうだからです。
先日、僕が働いてる会社のおじさんが「俺、高校生の時に地元の北見にある小さな演奏スペースで安全地帯と共演したんだよ。安全地帯も地方から人気が出た。」って言ってました。
安全地帯の話は置いといて、ライブハウスでライブをするのと見るのはすごく楽しいです。何度も人生が変わるような体験をしてきました。人生が変わりました。ありがとうございます。
このような場所は無くならずに出来る限り永遠にあるべきだと考えます。
僕以前に人生を変えられた人がいるように。
僕が人生を変えられたように。
僕の後に人生を変えられた人がいるように。
pigstyに貼られた「Bromley contingentのポスター」が象徴するように、彼ら彼女らの中からGeneration XやSiouxie and the bansheesのようなスーパーバンドが誕生したように。
というわけで、残り数日ですが皆様是非ともピグスティ存続のため、クラウドファンディングへご協力をよろしくお願いします。
シラハマ(The sleeping aides&razorblades/Arcadian starship)