2021/12/16 21:00

みなさんこんにちは!現時点で、34人の方にご支援していただきました。ご支援していただいた皆様、本当にありがとうございます!

残り 4日
目標達成まで 296,840円

残り数日となりまだまだ目標までは遠いのですが、最後まで諦めずに私たちの取り組みを沢山の方へ広めますので、何卒サポートよろしくお願いします。

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現在工房は、以下の3つの州に計7つあります。

① オアハカ州(サン・フェリペ・ハラパ・デ・ディアス他)

② イダルゴ州(テナンゴ・デ・ドリア)

③ チアパス州

実は、民族によって異なる刺繍や織物の文化を持つためためその違いを紹介したいと思います。

①オアハカ州 [サン・ハラパ・デ・ディアスの刺繍]






 伝統的なものは左の写真のような黒いレーヨン生地をベースに花や葉、鳥などの大きなモチーフを不規則に刺繍されていますが、DRACOでは右の写真のようにベースの生地をカラーにすることでデザイン性を取り入れた商品もあります!コットンの糸で刺繍が施されていて、全て手作業で行われるため、制作には約1ヶ月かかります。モチーフのサイズが少し大きく、目や葉の中心を埋めていることが特徴です。施されている刺繍が細かすぎないデザインのため、シンプル且つクールに使用することができます。

 生地は早く作業ができ、幅の広い生地を作ることができるペダル式織機で織られていて、これは16世紀にスペイン人がメキシコに持ち込んだ古代の技術です。羊毛が主流になった1926年頃から多く使われるようになり、現在でも沢山の工房で使用されています。

こちらの写真は、フリンジを取り付けている様子です。コットンの毛糸1本1本手でつける技術で、ヨーロッパから伝わった文化と言われています。民族衣装などにも使用されており、メキシコにとってもかなり重要な存在です。

② イダルゴ州 [オトミ刺繍]

イダルゴ州、テナンゴ・デ・ドリアの刺繍はオトミ族の伝統に基づいており、職人は色とりどりの糸を使って、この地域の動植物が織り成す美しい風景を表現しています!この刺繍は、1960年代に農業に依存していたこの地域で干ばつが起こった際、この状況を何とかしようとした女性が毛布に刺繍を施して町へ売りに行ったことがきっかけで広まりました。現在ではメキシコの文化遺産となるほど称賛されており、世界中から注目されているが故に、問題も抱えています。

③ チアパス州 [チアパス州腰織り]

プレヒスパニック時代に生まれた伝統的な腰織り機を使用して作られていて、上の写真のようにデザインは幾何学的なものが多いのが特徴です。腰織り機は、織機を固定台に縛り付けて腰に装着して作っていくことからそう呼ばれています。コントロールがしやすいのがこの織り方の特徴で、体で少し変化を加えると、生地の質感にも変化を与えることができます。細かいものになると完成まで数ヶ月かかることもあります。


⬇最後に、こちらの動画もぜひ観て下さい‼︎