塾講師歴10年。セミナー講師。障害児ママ。
趣味・映画館に行くこと。 特技・どこでも寝れること。
わが家の6歳の次男は自閉症、知的障害のある障害児で、私は障害児ときょうだい児を育てる母親です。いつか障害者やそのご家族の就労ややりたいことを実現するためのサポートが出来るようになりたい!という想いがあるものの、どうしたらいいか分からない…と悶々としていたときに、この映画のプロデューサーである三間瞳さんに出会いました。
三間さんの掲げる「誰もが情熱を解き放つ社会の創造」という理念に惹きつけられ、4月にあったインスパイアラーズフェス、命のキセキを称え合うイベントからプロジェクトメンバーになり、側で色々なことを学ばせて頂いています。そこでCAN代表の持田恭子さんにも出会いました。
恭子さんとお話する中で、「ヤングケアラーをチェンジメーカーに!」という言葉にビリビリと音がしそうなくらい衝撃を受けました。 「そうだ。私がやりたかったことは障害児ママをかわいそうな存在としてサポートしたいんじゃない。ママ自身が自分の人生を生きることで、役割を持って人と関わりながら生きることを実感し、障害のあるわが子の未来を心配するのではなく、信じて応援できるように、ひいては今の社会を動かしていくチェンジメーカーに共になっていきたいんだ。 (対象は少し違うけど)恭子さんはもう言語化し、ヤングケアラーの自立促進のためにずっと行動して来られたんだ!」 と、恭子さんの言葉を聞くたびに、自分のぼやっとしていた視界がクリアになっていく感覚になったのです。
そして、ヤングケアラーの実態を知ることで、うちの長男(小3)もこれからぶつかるであろう問題にも気付くことができました。
また、障害児ママになって、自分の感情と付き合うことと情報収集は、それまでの想像以上に難しいと感じました。 手持ちのお金があって、スマホを持っていて、社会と繋がっている大人でさえそう感じるのに、家か学校だけが世界の全ての子ども達は、一体どうやって他の仲間の存在を知ったり、自分の本当の気持ちを心の奥に押し込めずに生きていくのか?
この映画を通してヤングケアラーの認知が広がることで、声を拾おうとする大人が増え、今の状況を改善しようしたときに、初めて子どもたちは声をあげてもいいんだと思えるんじゃないかな? そう考えたとき、このプロジェクトに関わらない選択肢は私にはありませんでした。
人生で出会った人の中に思い当たる人は、1人しかいません。きっと知らなかっただけでいたんだろうな。知らないが故に傷付けていたんじゃないかと思ってしまいます。
応援してくださる方の言葉がどれも温かくて、社会を良くしたいと思っている方がこんなにいるんだなといつも力を頂いています。 声をあげれば、聞いてくれる、知ろうとしてくれる、行動にうつしてくれる人はちゃんといるんだと思えるようになりました。
これからの未来を生きる大切な存在の子どもたちには、お互いをリスペクトし、共に学び合い、生きていく社会を手渡したいと思っています。 そのきっかけの一つになるこの映画を1人でも多くの方に観て頂きたいです!