「ヌメ革は、毎日のお手入れが大変で、持つのはちょっと。。」
こんな相談を良く聞きます。
他にも
メンテナンスを日々欠かすことが出来ないのでは?
汚れが付いたら終わり?
高価なオイルを常に補充しなければならない?
などの疑問があると思います。
ヌメ革で作られた革製品を持ったことのない方からすると、メンテナンスの頻度や方法などが分からなくて当然です。
綺麗な経年変化や、自分色に染まる姿がヌメ革の醍醐味です。一度好きになると、ヌメ革以外は使えなくなるほど中毒性があります。私のように、身の回りにはヌメ革まみれになってしまうことも。
そこで、10年間様々な革を使用し、加工してきた私自身の体験を踏まえてお話したいと思います。
・結論から申し上げますと、タイトルにもある通り簡単です。
日々のお手入れは、これと言ってありません。綺麗に使いたければ、馬毛ブラシで軽くホコリや汚れを払って下さい。
バッグや小物(革靴は履いた後ブラッシングを行うことをお勧めします)に関して言えば、日々使用することが最大のメンテナンスであると考えています。
・では、汚れが付いたらどうするのか?
手の汚れなどが革に移って少し気になる時は、
①一度乾いた布で乾拭き
②指に布を巻いて指先にオイルを小豆一粒程度取る
③円を描くようにしてオイルを刷り込むように塗ります
これでたいていの汚れは落ちます。
落ちない汚れは、塗料などの油性の物、しょうゆなどの調味料、時間が経過したシミ等です。
汚れを落とすポイントは、すぐに対処することです。
早いほど、ヌメ革の汚れは落ちやすくなります。
もし、水にヌメ革を濡らしてしまった場合は、
①すぐに綺麗な布やティッシュ等で叩くよう拭き取る
②そのあとオイルを上記の手順で刷り込む
③陰干し
この手順で大丈夫です。
なお、昔使用していたヌメ革にお酒をこぼしたときは、すぐに対処しましたがさすがにシミは消えませんでした。
アルコールは革にとって良くないということだと思います。お酒にはお気を付けください。
・高価なオイルが必要か?
高いほど天然成分のみで作られているので、投資と考えてなるべく良い物をお勧めします。
お値段以上の価値が必ずあります。
私がおすすめするオイルはコロニル製のクリームです。
ドイツ製で、Amazon等で手に入ります。
このクリームの良いところは、
・1つあれば靴、鞄、小物まで革製品全てに使用できます。
・100%天然物でできており、塗ると自然な撥水性が得られます。
・馴染みがとても良いです。
・2千円ほどで手に入ります。
・手触りもスムーズな感じで、つい触りたくなります。
・匂いも良い匂いです。
注意点
クリームにはカラーがあります(ブラック、ブラウンなど)。無色(collerless)を選んでください。
メンテナンス頻度は、3か月に1回オイルアップを目安として考えて下さい。
オイルアップのし過ぎも革には良くないので、1シーズンに1回程度で十分なのです。
高価なオイルを1度購入してしまえば、これくらいの頻度であればそんなに負担にならないですよね。
結論
思ったよりヌメ革は、メンテナンスが必要ないと感じていただけたでしょうか。
あくまで革は日常で使用する道具です。
鞣す段階で、しっかり使用することを考えられて皮から革へと変身しています。
なので、毎日心置きなく使用してください。
落ちない汚れが付いたとしても、経年変化により確実に目立たなくなり、汚れも1つの味と
なるのです。
そこまでくれば、もうヌメ革の虜です。私のようにメンテナンスが楽しみで仕方がなくなります。
心置きなく安心してヌメ革を使用してください。
「アルコモイスト」は、より使いやすいヌメ革なので、革初心者にもおすすめです。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。