トップの画像は、紙切れになったチラシ1万枚に埋もれる私です。
2020年4月、開催直前に第一回目の緊急事態宣言...完全なる野外展にも関わらず 中止を余儀なくされた「ボーダーズ -見沼の境界線を巡る旅-」 (プロジェクトリーダー:安部大雅)。当時は世界全体がパニックに陥っていたので誰も責められません。しかし、自分たちがデザインしたチラシが紙切れとなったことは経済的損失はもとより精神的ダメージは計り知れないものでした。
チラシに使用した「竹紙」を協力していただいた企業の方で様々な社会的活動にも取り組む、CSRアニキこと西村様にメッセージを頂戴しました。
【紹介メッセージ】
中越パルプ工業株式会社/MEETS TAKEGAMI/銀座ソーシャル映画祭/so good coffee
西村 修 様
前々回、「ボーダーズ」開催時には、開催案内としてのチラシに当社の竹紙が使われました。竹紙は、日本の竹100%を原料とした唯一無二の取り組みの紙です。環境/社会分野の一部では高く評価されるが世間的にはまだ無名な紙を、社会芸術/ユニット・ウルス「ボーダーズ」プロジェクトリーダー、彫刻家・安部大雅 氏から活用の申し出があったからです。その後、彼らと共に過ごして分かったのは、魂から発する彼らの活動こそ、唯一無二と感じています。「野良の藝術」と「竹紙」は、里山の価値創出を担っています。「野良の藝術」は、荒々しく、神秘的でもあり大衆的でもある、参加すれば誰もが体感できる魅力的な芸術祭です。
リターン【幻の野外アート展「ボーダーズ」写真集・チラシ(浦和市地形図マップ付き)】
①写真集「幻の野外アート展」
対外的には中止としました。 しかし実は、通常の農事に準えて粛々と行っていたのです。
無告知、非公開の完全なる自主活動として。
3日間に渡る燻炭焼きの火番の間
予定していた展示拠点で出来る限りの表現をしました。
そしてプロの写真家や映像作家、ドローンカメラマンに来てもらってその様子を記録しています。その様子を収めた62ページフルカラー、限定部数の希少な写真集です。
②「ボーダーズ -見沼の境界線を巡る旅-」のマップ付き竹紙チラシ
浦和市により作られた浦和市地形図の一部を印刷したレア物です。自転車で各拠点を巡り、地形を感じながら芸術作品を鑑賞できる壮大な企画でした。
紙は森林や里山の生物多様性保全や地域経済等に貢献する日本の竹100%で出来た竹紙を使用しています。エコプロダクツ大賞農林水産大臣賞、生物多様性日本アワード優秀賞、グリーン購入大賞優秀賞などの環境分野のアワードを受賞している素晴らしい紙です。わかる人にはわかる味わい深い紙質、感性の豊かな人に響く紙で、懐かしいような裏面の透け感もあります。
【関連映像作品】
壮大なドローン撮影にもチャレンジした映像作品をご覧ください!