2021/10/29 21:47

僕は、クラファンやっといてなんだが、人に頼るのが苦手だ。

「嘘つけ!」と思われそうだが、この3年間、南伊豆で自分の仕事を一人でつくってきた身としては、一概に嘘ではないと思っている。

そもそも、「人に頼る」って、めんどくさいところがあるじゃないですか(笑)。

「相手に失礼がないように」と思えば思うほど。

「僕のためにそんな・・・大丈夫っすよ」みたいな気持ちもある。

「人に何かを求めちゃいけない」というか・・・。

「苦しかったら、『苦しい』と言っていい」

「助けてもらいたかったら、『助けて』と言えばいい」

頭ではわかっていても、実際に行動に移せない。

どっちかっていうと、「頑張らなきゃ」とか「我慢しなきゃ」とか「石の上にも3年」とかetc・・・。

それに対して、できない自分が。

人さまに頼るなんて・・・と思ってしまい、ブレーキがかかる。

いやぁ〜こう書くと暗いですねぇぇ。ふっふっふ。

とはいえ、まずは一人でやってみるのが大事な場面もある(笑)。

自分がやってみないことには、人は、何をどう助けてほしいのか、何をすればいいのか、わからないわけで。ありふれた言葉ですが。

いきなり「なんとしかして!」って言われても、

「え? 何をどうすれば」ってなるじゃないですか。

なので、

1:まずは自分でやってみる
2:困ったことが出てくる(自分で解決することもある)
3:誰かに頼る

って選択が出てくるんだと思う。

ということもあり、前回、今回のクラファンのバナー、文字、リターンは一人で考えて作った。

スクリーンショット 2021-10-15 17.00.04

こういうのとか▲

スクリーンショット 2021-10-15 18.17.37

こういうのも▲

これは、自分でたまたまできることだった。

だから、今回のクラファンも最終日まで一人でやろうとしていた。

そもそも、クラファンでみんなに頼るわけだし・・・。

自己責任・・・ちょっと苦しい言葉が頭をめぐる。

そしたら「バカチン!」と手を差し伸べてくれる人がいた。

Spotifyラジオの相棒、ゆりちゃんだ。

ゆりちゃんは、東京高円寺「小杉湯」のコワーキングスペースの運営、バックオフィスをえっこらやったりしている人(ざっくり)。

画像1

「人類皆兄弟」みたいなノリを発揮する、ナイスな御方

そんなゆりちゃんと僕でやっているラジオ企画が『あっぱれ火曜日』。

始まった経緯は、2020年3月。

コロナで生活が激変した僕らが、気になる人をオンライン上で待ち合わせして「最近どう?」ってインタビューをさせてもらう企画(ざっくり企画)。

毎週火曜日に配信しているのだけど、なんやかんや69回目(10/29)続いている。

そんなゆりちゃんから、

「一人で抱えてんじゃねぇよ、にいやん」と

ラジオ終わりに、声をかけてくれた。

ぼくは、

「いや、大丈夫だよ」と返事をした。

そちらの負担になるから、と。

そしたら、こんな言葉が返ってきた。

「こっちはこっちで楽しくやるから大丈夫。協力できるところ、できないところは、こっちで調整するから。一回、頼ってくれよ」と。


ズドーン!!


ハッとした。

なんだ、そっちはそっちで勝手に楽しみを見つけてくれるのか。

嬉しかった。「あとはこっちで調整しますんで」みたいな安定感に。

俺もそうありたい。

ゆりちゃんがきっかけで、『あっぱれ火曜日』に出てくれた江藤くん、美里ちゃん、政金くんが手を上げてくれた。

「応援チーム」の誕生だ。

いま、どうやったら、クラファンがよりポジティブな形でお祭りになれるのか、みんなで研究している。

乞うご期待。

きっと一人で考えようとしていたら、どこかで限界がきていたのかもしれない。

こういう時、ポジティブな意味で、「いつか見ておれ〜」と思う。

今度、彼らが何かに挑戦しようとする時、自分ができることでサポートしたいと思う。それは、僕が勝手に楽しみを見つけて、あとは調整しましょう!スタイルで。

クラファンに否定的な人もいて、確かにと思うこともある。が、こんな風に人と人が深くつながりあうこともある。なので、クラファンもバカにできない。

でも、クラファンじゃなくてもいいのかもしれない。

一人でやれないことに挑んだ瞬間。いろんな人たちと関わって生きてきたんだと気づくし、あらためて誰かに頼るのは勇気がいると気づかされる。

だからこそ、「助けるぜ!」って手を差し伸べてくれた人たちは、際立つ。「うわぁ〜助けてって言えなかったよ、ありがとう」って。

僕もできるだけ、そういう人になりたいと思うし、気持ちよく「俺はあなたを助けたいぜ!」って思える人たちの中で、生きていたい。

次回は、そもそも僕が「頼ることについて」「みんなでやる面白さ」について考えさせられた話を書こうと思う。

宿の本館の施工を担ってくれた、京都、神戸で活動するものづくり集団『TEAMクラプトン』について。

僕は少なからず、彼らの存在に影響を受け、今日に至ります。