ローカル×ローカル別館「room5」の本棚を、いってつの「気になるあの人」にお願いをするプロジェクト。
本棚のお披露目は、2022年3月オープン時を予定していますが、noteでは選書本を数珠つなぎに紹介していきます。
プロジェクトの詳細はコチラから。
第4回のゲストは 株式会社 FARMENT 深澤 道男さん
ご近所の富士宮市にてブルワリー「FUJIYAMA HUNTER‘S BEER」を営む深澤さん。醸造だけでなく、猟や自然農まで手掛ける、まさに暮らしの達人です。
さて、深澤さんのローカルはどんな世界でしょうか。
深澤 道男(MICHIO Fukasawa)
1972年生まれ 旧富士郡芝川町(現富士宮市)柚野地区に生まれ育ち、2017年より「株式会社FARMENT」設立、代表に就任「猟」「自然農」そして直営ブルワリー「FUJIYAMA HUNTER‘S BEER」にて「醸造」を生業とする。 何にもないけど何でもある田舎の資源を活用して生きるべく日々挑戦中。
これまでの常識を覆すローカル暮らしのバイブル
深澤さんからご紹介いただいた本は、
『里山資本主義 ― 日本経済は安心の原理で動く ー』(著:藻谷 浩介) 2013年7月 角川文庫にて初版
この本に出会った2014年頃、僕たちは田舎暮らしの楽しさ豊かさを実感する絶頂にあった。
若い時からもちろん何も無く、市街地の同世代には馬鹿にされて、少し恥じる部分も確かにあった村暮らしだったが、子供が生まれ、面白い移住者も増え、自給自足的な暮らしや宴が訪れてる人達の間でも話題になり、何より僕たちがソレをフルに楽しみはじめた時期だった。
それでも当時はまだ個人事業で営んでいたガス事業の仕事に追われ、元々好きだったスノーボードやサーフィンなど横ノリに使っていた時間を農業や猟に置き換えて、それで生きていく術を考える日々が続いたが、そんな中に読んだこの本の冒頭からぶっ飛ばされて現在に至る。
【「経済100年の常識」をやぶる】
戦前戦後から始まった今の大規模流通や消費、廃棄から成る世界の常識をやぶる仲間をつくるべく、この本は今までスタッフや店で手にしたお客様に自分用に買ってはあげてしまっている。 あなたの田舎暮らしのバイブルになります。 是非手に取ってみてください。
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選書していただたた本棚は、別館オープンの2022年3月から公開する予定です。
是非南伊豆まで足を運んでみてくださいね。
深澤さんが運営する フジヤマハンターズビール▼