昨日は竹富町世界遺産推進室主催の草刈り作業でした。実施場所は浦内川西の道路。ちょうど前日にヤマネコの成獣を目撃した地点でした。ここは直線でスピードが出しやすく、道路の両側が湿地帯となっているため、アンダーパスなどを設置できていない区間であり、毎年のように交通事故が発生しています。4月22日には上原小学校の自動撮影調査でも撮影されていたオスの成獣が死亡してしまうという残念な事故も発生してしまいました。
やまねこパトロールでは、ヤマネコが路上に出にくくなるよう(ヤマネコは解放空間を嫌うので見通しが良い方が道路の滞在時間を減らせます)、そしてドライバーからヤマネコに気づきやすくなるようにと、不定期ながら除草作業をしていますが、昨日は人数が20人以上いて過去最多だったのではないでしょうか。島外企業のボランティアもいらしていました。これだけいると流石に早いですし、仕上げも出来るので綺麗になります。こういった活動が浸透するというのはいいことですが、普段作業をしていない人が参加したり、そして大人数になったりすると安全対策にも課題があります。「みんなでやって良かったね」ではなく、道路管理者である沖縄県にしっかり予算を付けるようこれからも求めていきます。
除草作業をしていると気になるのがゴミです。西表島は、一年中緑に覆われていてあまり目立ちませんが、ちょっと路肩の草を刈ればこういうゴミがゴロゴロ出てきます。 今回は、ほぼ同じ銘柄のビールでどれも吸い殻がギッシリ入っていました(写真はゴミの一部)。ゴミは決められた日に、決められた場所に出しましょう。