2022/03/08 13:00

こんにちは。Ensemble coup de coeur(アンサンブル ク・ド・クール)代表の齊藤諒です。

私は小学生のときに合唱に出会い、高校、大学の間は男声合唱の活動に打ち込んできました。大学で在籍していた団体で学生指揮者を務めた経験などを経て、もっと合唱について知り、音楽のことをあらゆる側面から学びたいと考えるようになりました。その後、東京藝術大学音楽学部楽理科で学ぶことを決め、現在も学生生活を送っています。

 

さて、ここからは、来る3月12日の「うたのま」演奏会の出演に向けて、手短ながら団体紹介をいたします。

ク・ド・クールは、私の呼びかけに集まったメンバーで構成した、比較的少人数の男声合唱団です。

最初の本番は2017年、東京都合唱連盟主催の「春こん。」に出演しました。それ以来、本番1回ごとにメンバーを募る形で不定期に活動をしています。

 

2018年には、合唱界で非常に親しまれている作品の一つである、千原英喜作曲《わが抒情詩》の男声合唱版国内初演を行いました(初演は、AZsingersによって国外で行われています)。

https://youtu.be/eoqyR7UGHIs

 

また、国内で演奏される機会の少ない作品を紹介していくことも重要な活動の一つととらえています。特に、2019年に逝去したハンガリーの作曲家、コチャール・ミクローシュによる《イ調のミサ》を演奏したことは思い出深い経験です。

https://youtu.be/cjrFHurPNDs

https://youtu.be/c9mIqwv6Xls

 

よろしければ、ぜひリンクから動画をご覧ください。

 

 

今回の「うたのま」演奏会には、私が在籍する楽理科の先輩であり、同い年の友人でもある岡田知理くんからお誘いいただき、出演する運びとなりました。

 

ステージ構成が柔軟に行えることから、(少々無謀ではありますが)約20分、5曲のア・カペラ作品を演奏します。

団体名との関連も意識した(coup de coeur=「心を打つ」という意味のフランス語)《こころよ うたえ》(作曲:信長貴富)、こちらも人気作であり、美しいハーモニーが心を打つ《夜もすがら》(作曲:千原英喜)、北海道出身の作曲家である藤嶋美穂氏の《優しき歌》(抜粋)などをお届けします。ステージ全体のコンセプトは「円環」です(詳しくは本番、プログラムノートをお楽しみに!)。

 

コロナ禍によって、声を発すること、歌うこと、音楽活動をすることが難しい状況に置かれていますが、このような演奏の機会を得られたことを心から幸せに思います。

 

普段は活動場所がそれぞれ異なり、合唱からしばらく離れていたメンバーや合唱をする機会の少ないメンバーも一緒になって、魅力的な演奏ができるように練習を行っています。


 様々な団体が集まる「うたのま」演奏会、素晴らしい演奏にたくさん出会えるのではないかと思います。

ぜひ、当日はご来場いただけると嬉しいです!!