Turris Luminis とは?はじめまして!Turris Luminis(トゥリスルミニス)です!時は2018年の秋。首都大学東京(現:東京都立大学)で合唱活動に明け暮れていた人々が、社会の歯車の一部となった後も歌い続けられるように立ち上げたのが「Turris Luminis」です。「Turris Luminis」初見だと読み方がよく分かりませんが、これは現東京都立大学正面にそびえ立つ高さ約40mの「光の塔」を意味しています。有史以来、八王子市南大沢に暮らす人々を見守ってきた、バブリーでシンボリックな“あの”塔です。団のコンセプトなどという大それたものはありません。練習と称して集まれば、1フレーズ歌うごとに世間話に花が咲く、ゆるふわ系雑談コミュニティです。大都会八王子の最高学府を追い出されたあと、代表は福井県、本番指揮者は愛知県と福島県でそれぞれ労役を科されており、「なぜ団体が存続できているのか」という点が今世紀最大のミステリーとなっています。VIRUS、襲来首都大学東京の名があっけなく失われた2020年4月を境に、目に見えない敵との戦いが始まりました。普段楽譜に書かれたことすらよく見えていない私たちにとって、1円玉の20万分の1の大きさしかないウイルスとの戦いは大変な受難でした。2020年度の練習は2回。南こうせつの「僕の胸でおやすみ」を練習しながら、そのまま団体ごと永い眠りについていこうとしていました。明け初むる 八雲ヶ丘辺2021年には、次々に繰り出される緊急事態宣言の隙をついて練習を再開し、東京都合唱祭で2年ぶりのステージに立つことができました。舞台上で久しぶりにライトを浴び、光合成の楽しさを思い出した私たち。半年くらい休んでまた来年の合唱祭を目指そうと考えていたとき、「うたのま」というアンビリバボーな演奏会が企画されているという話が諜報部員からもたらされました。演奏機会に飢えていた私たちは、自らのハングリー精神だけを信じて参加を即決しました。奇しくも会場は、かつて都立大学が鎮座していた目黒区八雲。「都立大生が在学中に必ず一度は夢に見るという『都立大学駅』の存在を確かめよう」と、普段は一緒に歌っていない仲間や現役生を言葉巧みに誘い出したことで、今回は通常より300%増しの人数で演奏します。みなさんも、めぐろパーシモンで私達と握手ッ!ではなくグータッチッ!
私たちコーロ・レティツィアは、東京大学内で唯一の女声合唱団として2009年に発足した合唱団です。普段の活動では、主に年2回ある演奏会や学園祭でのステージに向けて練習に励んでいます。コロナ禍の中では、当初対面での活動が難しかったため、オンラインでの練習や多重録音を用いた演奏などさまざまな試みを行いました。現在は週に2回、対面で活動を行なっています。うたのま演奏会では、美しい音色と語りかけるような歌詞の表現を通じて合唱の素晴らしさを皆様にお届けしたいと思っております。最後になりますが、コーロ・レティツィアは7月にサマーコンサートを行います。色々なジャンルの曲を演奏するので、合唱好きな方にもそうでない方にもお楽しみいただける演奏会になると思います。お時間のある方はぜひお越しください。
マイソング歌い隊は、不定期開催のクラス合唱曲集「マイソング」収録曲をひたすら歌うイベントが元になっています。普段は単発イベントで活動するのですが、ステージで歌うチャンスがあれば企画合唱団としてマイソング収録曲を歌います。直近では「大人が歌うクラス合唱の祭典」というイベントに出演予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延で延期になってしまっていました。この時は開催日3日前の中止だったのですが、、、木段目しくなっていく世の中の情勢と、徐々に増える出場辞退団体、主催者から漏れ伝わってくる苦悩など、今思い出しても心を乱されるものがあります。うたのまの企画を初めて知ったとき、この現状を打破しようという企画として、何かここに関わっていきたいという思いが高まり、マイソング歌い隊で出場しようと決めました。学生団体も多いイベントですが、いい大人が中学校のクラス合唱曲を大人気なく思い切り歌うのは、合唱がいつまでも楽しめるものであるということをメッセージとして伝えられるのではないかなと思っています。その真価はぜひ本番当日のステージでご確認ください。うたのま後の活動ですが、今回のチームはうたのまのために集まったメンバーですので解散になります。また不定期でクラス合唱を歌うイベントを開催していきますし、チャンスがあれば今回のように発表の機会にも挑戦していきます。もし一緒にクラス合唱を歌いたくなったら、そっと参加していただければ嬉しく思います。
東京の20代を中心とした男声合唱団「Canticum Sincerum(カンティクム スィンチェールム)」です。今月で結成4周年となり、『夢の意味』を歌いたい!という新たなメンバーも加わりました。林望氏の詩、上田真樹氏の作曲による、夢と現(うつつ)の狭間にある世界を「真摯な歌」として皆様にお届けします。団員でもある岡田知理氏作曲の団歌とともにお楽しみください。写真は本番を一週間後に控え、遂に遠隔地団員以外のフルメンバーが揃った練習の様子です。皆さん気合入っています。
こんにちは。Ensemble coup de coeur(アンサンブル ク・ド・クール)代表の齊藤諒です。私は小学生のときに合唱に出会い、高校、大学の間は男声合唱の活動に打ち込んできました。大学で在籍していた団体で学生指揮者を務めた経験などを経て、もっと合唱について知り、音楽のことをあらゆる側面から学びたいと考えるようになりました。その後、東京藝術大学音楽学部楽理科で学ぶことを決め、現在も学生生活を送っています。 さて、ここからは、来る3月12日の「うたのま」演奏会の出演に向けて、手短ながら団体紹介をいたします。ク・ド・クールは、私の呼びかけに集まったメンバーで構成した、比較的少人数の男声合唱団です。最初の本番は2017年、東京都合唱連盟主催の「春こん。」に出演しました。それ以来、本番1回ごとにメンバーを募る形で不定期に活動をしています。 2018年には、合唱界で非常に親しまれている作品の一つである、千原英喜作曲《わが抒情詩》の男声合唱版国内初演を行いました(初演は、AZsingersによって国外で行われています)。https://youtu.be/eoqyR7UGHIs また、国内で演奏される機会の少ない作品を紹介していくことも重要な活動の一つととらえています。特に、2019年に逝去したハンガリーの作曲家、コチャール・ミクローシュによる《イ調のミサ》を演奏したことは思い出深い経験です。https://youtu.be/cjrFHurPNDshttps://youtu.be/c9mIqwv6Xls よろしければ、ぜひリンクから動画をご覧ください。 今回の「うたのま」演奏会には、私が在籍する楽理科の先輩であり、同い年の友人でもある岡田知理くんからお誘いいただき、出演する運びとなりました。 ステージ構成が柔軟に行えることから、(少々無謀ではありますが)約20分、5曲のア・カペラ作品を演奏します。団体名との関連も意識した(coup de coeur=「心を打つ」という意味のフランス語)《こころよ うたえ》(作曲:信長貴富)、こちらも人気作であり、美しいハーモニーが心を打つ《夜もすがら》(作曲:千原英喜)、北海道出身の作曲家である藤嶋美穂氏の《優しき歌》(抜粋)などをお届けします。ステージ全体のコンセプトは「円環」です(詳しくは本番、プログラムノートをお楽しみに!)。 コロナ禍によって、声を発すること、歌うこと、音楽活動をすることが難しい状況に置かれていますが、このような演奏の機会を得られたことを心から幸せに思います。 普段は活動場所がそれぞれ異なり、合唱からしばらく離れていたメンバーや合唱をする機会の少ないメンバーも一緒になって、魅力的な演奏ができるように練習を行っています。 様々な団体が集まる「うたのま」演奏会、素晴らしい演奏にたくさん出会えるのではないかと思います。ぜひ、当日はご来場いただけると嬉しいです!!