人生変えるプレゼン学ぼう
関の宇佐見さんがオンライン講座開講
関市大杉の宇佐見将太さん(35)は、プレゼンテーションのノウハウを教えるオンライン講座を始めた。
「プレゼン能力は誰でも上達する」をテーマに「伝える技術」を授ける。(森健人)
「一般社団法人オンラインプレゼンテーション協会」を自宅の一角に開設し、主に子ども向けの年12回と大人向けの3ヶ月6回の講座を開く。すでに、埼玉県の中学生4人に教えるなど活躍の幅を広げる。
講座の大半を思考の整理術に費やす。「誰に何を伝えたいかをはっきりさせなければ、魅力的なプレゼンができない。情報を整理することで、自分自身を見つめ直すことにもつながる。」
現役の理学療法士。転機は10年ほど前、病院に勤務していたとき。院内であった研修や学会を聴いていたが、説明が複雑で理解できない場面が多々あった。
「いつか自分がプレゼンをするようになったら、どんな話でも分かりやすく伝えたい」。心に決めた。
数々の名スピーチを残した米アップル創業者スティーブ・ジョブズさんの本を読み込み、自ら話す機会をつくるために市内中学校で「理学療法士とは」をテーマで講演した。
2012年からは5年ほど、アップルストア名古屋栄店でプレゼン塾の講師を務めた。こうして培ったノウハウを伝えようと協会を立ち上げた。今後は、いつでも講座が閲覧できるようオンデマンド化を進めるほか、講師の育成にも力を入れる。
「一つのプレゼンで人生が変わり、物事が動く。社会を生き抜くためのツールとして学んでほしい」と呼びかける。
「社会生き抜くためのツールに」