シーサーだけでなくお茶碗も、今回の挑戦のリターンで人気になっています。
「三島焼」についても、今回祖父にインタビューしてみました。
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三島焼の特徴その1:象嵌(ぞうがん)
うつわの表面に彫りを入れ、白土を埋め込む装飾が特徴です。
三島という名の由来については諸説ありますが、その一つに「三島暦」から名付けられたという説があります。
三島暦(みしまこよみ)とは、静岡県三島市にある三嶋大社が発行していた暦のことです。
陶器表面の装飾模様を、三島暦の仮名文字に見立てたのが名の由来といわれます。
三島の特徴その2:印花(いんか)
この装飾方法は、スタンプで連続模様を押したものです。
まず土が柔らかい状態でスタンプを押します。次にその凹んだ部分に白い土を埋め込んでいきます。そして表面をきれいに削って、釉薬をかけて焼くと画像のような作品が出来あがるのだそうです。
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この可愛い小花柄のスタンプを手で押し込む作業が、とても根気と時間がかかり、茶碗1個につき1000〜1200回も打つのですって!
器械ではなく手で一つ一つ付けるからこそ、それぞれのお茶碗がどこか似ているようで違う仕上がりになるのが、味があって楽しみなんだとか。
こんな緻密な作業ができる88才のおじいちゃんはやっぱり凄い!
三島のホテルに納品したこともあるほど人気のお茶碗も、是非チェックしてみてください。