皆様へ
<多様性ある社会を可視化するリリックムービーを作りたい>
『きかせてよ きみのこと』プロジェクト、たくさんの応援を、本当に本当にありがとうございます!!プロジェクトリーダー(うたチーム、特に車いす3名のまとめ役)朝霧 裕です。
(あだなは「だっこ」です。)
コロナ禍で大勢で集まるのがむずかしい中、今日は「きかせてきみのこと」のギタリストで、録音や編集も担う奥野裕介殿が我が家にきてくださいました。
まず、今日は、私の歌の、おうちレコーディングが完了!!!
実は少し前に自分のパソコンで録音をしたのですが、パソコンそのものの冷却ファンの音(かな?)が入ってしまい、奥野殿がMacを持参で来てくださって、取り直し。
本日無事に、だっこパートの録音が終わりました。
❤おうちで練習していた音源の、視聴版はこちらをクリック❤
おのおの、長いコロナ禍の自粛生活で、なんと会うのは1年ぶり!!!
「いやー、なんだかなつかしい気がする、、、、」と言いながらの録音となりました。
このクラファンの応援で、わたしたちのことを知ったり、
今日、初めて、ここを見て、わたしのことや、奥野殿のことを知ってくださった方もいらっしゃるかと思います。
わたくし だっこさんは、日頃、さいたま市に、重度訪問介護という介助制度を使いながら、介護事業所の介助さんたち約10人とローテーションを組み、親元を出て、自立生活をしています。ウエルドニッヒ・ホフマン症という進行性難病の当事者で、シンガーソングライターとして歌ったり、エッセイの本を書いたり、学校などに講演をしたり、表現活動が仕事であり、生きがいでもあります。
ご存知のかたも多いかもしれませんが、映画「こんな夜更けにバナナかよ」の、ちょっと現代版。あの映画では、まだ介助制度が皆無の中、難病をもつ主人公を、学生さんや主婦のかたの無償ボランティアチームが支えていますが、現在では、介助制度があるので、職業として、介助・介護を選んでくださる方々の、手に手に、いのちと生活を支えていただいている毎日です。
介助さんたちは、「いっしょに、世の中を、バリアフリーにしてゆく仲間」という感覚です。
そして、生活は、介助さんたちのかかわりだけでは、成り立ちません。
趣味・遊び、仕事、社会活動、いろいろな人とのかかわりの中で、ひとりの人間としての生活ができてゆきます。
その中でも、私が、家を出た翌年から、夢として、また
「私が動けば、この階段だらけの街が、車いすでも、動きやすく、何かが、変わるかもしれない」という未来への意志として始めた音楽活動。
そこで得た仲間は、特別支援学校を出て以降、どう生きようか、なにができるのか、若き日の一時期は、先が見えず、途方に暮れていた私の人生を、ひかりのほうへ強くひっぱってくれました。
奥野殿とは、2005年から、色々なライブをともに渡ってきました。
コロナ流行下の自粛生活に、続けてきたライブが、バサッと断たれてしまったような中でも、オンラインライブを配信したり、こうして新しい企画にチャレンジをできたり。
特に、たくさんの障害をもつ仲間との活動は、
「かわいそうだからやってあげる」
「お世話をしてあげる」という上から目線ではない、
「いっしょにやろうぜ!!」と、隣に立って、1曲の歌を作るチームメイト、、、、というよりも、もはや私の音楽活動の『守護神』として欠かせません。。。
迷、、、、いや違う!名コンビもなんとまさかの16年目!!!
奥野殿のサポートだからこその、私の声が録れていると思います。
そして、この今日のだっこの声を編集しつつ、今度は、歌の録音は、ついにいよいよ!
(遅くなってごめんね!)
メンバーのるぅちゃんと、町田佳織ちゃんに、バトンタッチ。
Kidsnacoさんのイラストも、「きゃー!!!」と叫んでしまったほど、かわいくすてきに、実はできてきております。
私のところで(私の最初の録音の失敗で、、、)とっても遅れてしまったので
このクラウドファンディングの締め日、12月12日ぴったりには、録音その他が間に合わず、
遅れてしまうかもしれませんが(本当にごめんなさい!)
随時、進捗ご報告し、想いと願いの結晶として、必ず公開しますので、どうぞお待ちくださいませ。
この企画で、特に、障害をもつメンバーの障害の名前を、初めて知った、という方も大変多く、また、てんちゃんを見て「手話に興味があり、私もやってみたいです」と言ってくださるかたなどもいらっしゃいます。
わたしたちの歌のタイトル1曲目は「きかせてよ きみのこと」。
この歌をきっかけにして、聞いてくださるかたの、心の中にある、
本当はやりたかったこと
こんな人とつながりたい!と思っていただれかとだれか
たとえば 絵 と 詩 とか
うたと 楽器 とか
未来への夢 人と人とが手をつないで
よりやわらかな社会ができますように。
日頃よりの応援に、心より感謝申し上げますとともに、引き続き、
皆様のご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
朝霧 裕
写真協力:三好祐司/MAKI NONAKA