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【保護猫カフェ】コロナ禍で人が減った店舗を板橋の地元クリエイターの力で救いたい!

ものづくりの街、板橋。ここにある小さな保護猫カフェが未曾有の感染症による人流減少や外出控えの影響を受け、お店継続の危機に陥っています。そこで地元クリエーターの力で保護猫カフェにお客さまを、地域にも賑わいを取り戻すべく、立ち上がったのがこのプロジェクトです。

現在の支援総額

2,243,444

75%

目標金額は2,990,000円

支援者数

173

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/11/22に募集を開始し、 173人の支援により 2,243,444円の資金を集め、 2021/12/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,243,444

75%達成

終了

目標金額2,990,000

支援者数173

このプロジェクトは、2021/11/22に募集を開始し、 173人の支援により 2,243,444円の資金を集め、 2021/12/30に募集を終了しました

ものづくりの街、板橋。ここにある小さな保護猫カフェが未曾有の感染症による人流減少や外出控えの影響を受け、お店継続の危機に陥っています。そこで地元クリエーターの力で保護猫カフェにお客さまを、地域にも賑わいを取り戻すべく、立ち上がったのがこのプロジェクトです。

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キャッツイン東京の活動は、猫カフェ運営だけではありません。TNRをはじめ、可能な限り、保護や捕獲も行います。そんな日々の活動の一部をご紹介します!

  ★  ★  ★
板橋区内のとある住宅地。
飼い主が4年ほど前に亡くなり、6匹の猫が取り残されたそうです。元々出入り自由で飼われていたこともあり、全頭耳カットが入っていました。不妊手術は済んでいます。法定相続人はこの猫たちの新しい飼い主を募ることなく、相続した住宅を売却。猫たちはそれから3年以上、路上生活をしていました。

幸い、近隣の方々が不憫に思ってこれまでお世話を続けており、心臓病を患っていた1匹も病院に連れて行ってもらうなど、地域の人々に見守られて元気に過ごしていました(心臓病の猫は治療の甲斐無く病院で死亡)。しかし、当然のことながら猫嫌いの人も少なくなく、餌やりのことで何度もトラブルになっていました。

そんななか、猫たちをお世話している方のおひとりが猫たちの未来を憂慮して、キャッツイン東京にご相談をいただいたのです。現場調査に行ったところ、猫たちは大変人懐こく、健康状態も良好。年齢は6歳ぐらいで、今なら十分に室内の飼い猫として新たな飼い主を見つけることが可能と判断。2021年12月末を目処に、1匹ずつ引き上げることにしました。なるべく寒さが本格的になる前に。

近隣には猫よけと思われるペットボトルを置いている家が何軒も

怪しまれて捕獲失敗。作戦変更!

人馴れ具合からして、正直捕獲は簡単と読んでいました。毎日夕方に給餌するAさんが来ると、ワラワラとみんな集まります。大の字にひっくり返ってお腹をなでてもらう猫もいるほど警戒心が薄らいでいるように見えました。猫のお世話をしている人からも「みんなおとなしい猫たちだから」と聞いていたこともあり、楽観視していたのです。「猫かぶる」の語源を思い知るとも思わずに。

警戒心ゼロに見えたトラでしたが…

ところが、私が姿を見せた途端警戒モードとなり、好物で釣ってもキャリーには入らず、それどころかごはんにも手を付けようとしませんでした。以降、私が来ると蜘蛛の子を散らすようにどこかへ行ってしまうように…。ということで、作戦変更。同じスタッフが毎日定時に通ってご飯を与え、そのスタッフに懐いたところでキャリーを置き、まずはキャリー内でご飯を食べる練習をすることにしました。

スタッフを品定めしているトラ

この作戦はうまくいきました!スタッフの前野が毎日通い、週末も子守の合間を縫って通い(幼子3人子育て中)、時には子連れで通い、信用を勝ち取ったのです。猫たち、特にトラはあっさりとキャリーを新しいお食事処として利用するようになりました。

子どもたちがいても平気!

ついに捕獲実行!ところが…

通常、よほどに慣れた猫でない限り、猫の保護は子猫も含めて捕獲器で行います。追いかけて人間不信にしてしまったり、慌てて走り出して交通事故に遭ったりしても危険ですし、追い詰められた猫によって人間がケガをする場合もあります。双方の安全と、ストレスを最低限にするためにも捕獲器はとても有効です。

ただ、トラは大きな猫なので、通常の捕獲器では難しそうでした。なので、まずは大型の捕獲器を発注することになりました。すっかりキャリーの中で食事をするのが定番になったトラ。そして大型捕獲器も到着。満を持して捕獲器をセットすると…何の疑問も持たずに入ってくれました!だまし討ちみたいで心は痛みますが、これでやっと危険な生活から抜け出せます。悲痛な声を上げるトラを車に積み、一路予約を入れていた病院へGO!

捕獲器です

ところが、ヒト店長がトラを動物病院へ運ぶため立ち去ったあとに、なんと近隣の住民の方々に詰め寄られ、お叱りを受けてしまいました。「俺たちがかわいがっている猫を連れ去るなんてけしからん」と。病院へ連れていき、新しい飼い主を探すのだと説明をしても聞く耳を持っていただけず、罵詈雑言。

こういったトラブルを避けるため、保健所の生活衛生課の職員の方々と現地調査を行い、警察にも説明と協力要請をして、マンションやアパートなどには管理会社に連絡をして、マンションの理事会で説明会を実施して、近隣にはチラシをポスティングしていたにも関わらず、です。ちなみにマンションの理事会でも、「猫に迷惑してるんだ!」と言われ続けてなかなか捕獲について理解を得ることができませんでした。

配布した実際のチラシの一部

このように、猫の保護活動は理不尽な思いをすることも少なくありません。猫を大切に思っている人から依頼されて動き、猫に困っている人々にとっても有益なはずのことなのですが。世界平和が遠いのはこういうことなのか??とも思ったりもしますが、いろんな人の立場から物事を見ることができていない、自身の人間力の問題かもしれません。日々修行と学びですね。

ちなみにこの日は小学生のお仕事体験のお子さんも同行していました。ディープな社会経験となったことでしょう。実は一番冷静だったようです(笑)。未来は明るい!

※まだ残りの猫たちは保護できていませんが、粛々と進めております
※トラは現在板橋区内の保育園(預かりボランティア家庭)で家猫訓練中です

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