2021年4月1日に社団法人化したキャッツイン東京の収支報告はウェブサイトのブログにて随時ご報告しております。現在は4~6月分までが公開済みです。日々の猫たちのお世話などでご報告が遅れることもしばしばではありますが、皆様からのご支援、ご声援を無駄にしないためにも誠実に運営、報告をしていきます!【収支報告】2021年4月https://cats-inn.tokyo/553/【収支報告】2021年5月https://cats-inn.tokyo/842/【収支報告】2021年6月https://cats-inn.tokyo/943/CAT’S INN TOKYOヒトスタッフ 前野 翔子
キャッツイン東京の活動は、猫カフェ運営だけではありません。TNRをはじめ、可能な限り、保護や捕獲も行います。そんな日々の活動の一部をご紹介します! ★ ★ ★板橋区内のとある住宅地。飼い主が4年ほど前に亡くなり、6匹の猫が取り残されたそうです。元々出入り自由で飼われていたこともあり、全頭耳カットが入っていました。不妊手術は済んでいます。法定相続人はこの猫たちの新しい飼い主を募ることなく、相続した住宅を売却。猫たちはそれから3年以上、路上生活をしていました。幸い、近隣の方々が不憫に思ってこれまでお世話を続けており、心臓病を患っていた1匹も病院に連れて行ってもらうなど、地域の人々に見守られて元気に過ごしていました(心臓病の猫は治療の甲斐無く病院で死亡)。しかし、当然のことながら猫嫌いの人も少なくなく、餌やりのことで何度もトラブルになっていました。そんななか、猫たちをお世話している方のおひとりが猫たちの未来を憂慮して、キャッツイン東京にご相談をいただいたのです。現場調査に行ったところ、猫たちは大変人懐こく、健康状態も良好。年齢は6歳ぐらいで、今なら十分に室内の飼い猫として新たな飼い主を見つけることが可能と判断。2021年12月末を目処に、1匹ずつ引き上げることにしました。なるべく寒さが本格的になる前に。近隣には猫よけと思われるペットボトルを置いている家が何軒も怪しまれて捕獲失敗。作戦変更!人馴れ具合からして、正直捕獲は簡単と読んでいました。毎日夕方に給餌するAさんが来ると、ワラワラとみんな集まります。大の字にひっくり返ってお腹をなでてもらう猫もいるほど警戒心が薄らいでいるように見えました。猫のお世話をしている人からも「みんなおとなしい猫たちだから」と聞いていたこともあり、楽観視していたのです。「猫かぶる」の語源を思い知るとも思わずに。警戒心ゼロに見えたトラでしたが…ところが、私が姿を見せた途端警戒モードとなり、好物で釣ってもキャリーには入らず、それどころかごはんにも手を付けようとしませんでした。以降、私が来ると蜘蛛の子を散らすようにどこかへ行ってしまうように…。ということで、作戦変更。同じスタッフが毎日定時に通ってご飯を与え、そのスタッフに懐いたところでキャリーを置き、まずはキャリー内でご飯を食べる練習をすることにしました。スタッフを品定めしているトラこの作戦はうまくいきました!スタッフの前野が毎日通い、週末も子守の合間を縫って通い(幼子3人子育て中)、時には子連れで通い、信用を勝ち取ったのです。猫たち、特にトラはあっさりとキャリーを新しいお食事処として利用するようになりました。子どもたちがいても平気!ついに捕獲実行!ところが…通常、よほどに慣れた猫でない限り、猫の保護は子猫も含めて捕獲器で行います。追いかけて人間不信にしてしまったり、慌てて走り出して交通事故に遭ったりしても危険ですし、追い詰められた猫によって人間がケガをする場合もあります。双方の安全と、ストレスを最低限にするためにも捕獲器はとても有効です。ただ、トラは大きな猫なので、通常の捕獲器では難しそうでした。なので、まずは大型の捕獲器を発注することになりました。すっかりキャリーの中で食事をするのが定番になったトラ。そして大型捕獲器も到着。満を持して捕獲器をセットすると…何の疑問も持たずに入ってくれました!だまし討ちみたいで心は痛みますが、これでやっと危険な生活から抜け出せます。悲痛な声を上げるトラを車に積み、一路予約を入れていた病院へGO!捕獲器ですところが、ヒト店長がトラを動物病院へ運ぶため立ち去ったあとに、なんと近隣の住民の方々に詰め寄られ、お叱りを受けてしまいました。「俺たちがかわいがっている猫を連れ去るなんてけしからん」と。病院へ連れていき、新しい飼い主を探すのだと説明をしても聞く耳を持っていただけず、罵詈雑言。こういったトラブルを避けるため、保健所の生活衛生課の職員の方々と現地調査を行い、警察にも説明と協力要請をして、マンションやアパートなどには管理会社に連絡をして、マンションの理事会で説明会を実施して、近隣にはチラシをポスティングしていたにも関わらず、です。ちなみにマンションの理事会でも、「猫に迷惑してるんだ!」と言われ続けてなかなか捕獲について理解を得ることができませんでした。配布した実際のチラシの一部このように、猫の保護活動は理不尽な思いをすることも少なくありません。猫を大切に思っている人から依頼されて動き、猫に困っている人々にとっても有益なはずのことなのですが。世界平和が遠いのはこういうことなのか??とも思ったりもしますが、いろんな人の立場から物事を見ることができていない、自身の人間力の問題かもしれません。日々修行と学びですね。ちなみにこの日は小学生のお仕事体験のお子さんも同行していました。ディープな社会経験となったことでしょう。実は一番冷静だったようです(笑)。未来は明るい!※まだ残りの猫たちは保護できていませんが、粛々と進めております※トラは現在板橋区内の保育園(預かりボランティア家庭)で家猫訓練中です
前回の活動報告で板橋区パッとしないよなぁと言ってしまったことを早くも訂正することなるのが、今回の活動報告ですw(念のために繰り返しますが、わたくし前野は生まれも育ちも板橋区、板橋LOVE!でございます)(参照 https://camp-fire.jp/projects/506370/activities#menu)高島平団地がURになってからというもの、なんだかおしゃれなお店がここ数年で増えてきた高島平エリア。なかでも「え?ここ高島平?!」と思ってしまうほどのおしゃれなコーヒーを出してくれるのが、CAT'S INN TOKYO応援委員会メンバーの『VIVA COFFEE(以下、ビバコーヒー)』。ドアノブに注目!【所在地】〒175-0082 板橋区高島平1-38-11-103https://www.instagram.com/viva_vivacoffee/?hl=jaビバコーヒーは単なるコーヒーショップではありません。店内は機関車みたいな自家焙煎マシンがかなりのスペースを占拠。コーヒー好きを骨抜きにしてしまう香りが漂うのはもちろん、わくわくさせるものがたくさん並んでいます。焙煎マシンはほぼ機関車!手前の植物はコーヒーの木だそうですまるで本物!食品サンプルのコーヒー豆で作られたアクセサリー。最高本日のコーヒー豆たち季節のブレンドが楽しめます。迷ったけれど、やっぱり『クリスマスブレンド』をチョイス!クリスマスブレンドは、パーティーのような華やかさ、焼き栗のような芳ばしさ、お菓子のような甘さでクリスマスを表現しているそうです。ハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹れてくれるのは、店主のビバ中川さん。地元・高島平出身です。「アドバンスドコーヒーマイスター」の資格をもつコーヒーの巨匠ビバさんワイングラスで提供されるコーヒーは、グラス内に香りが溜まり、コーヒーの森で深呼吸をしているかのような気持ちに。幸せすぎて、わたくしマタタビを与えられた猫のようになってしまいました。今回の打ち合わせでは香り高い期間限定のクリスマスブレンドと焼きたてのビスコッティをいただきました♫ コーヒーとワイン、香りを楽しむところが似ていますよね。ワインがチーズなら、コーヒーは焼き立てビスコッティ。あー止まりません・・・そんな幸せなコーヒーを提供してくれるビバさんが、このたびキャッツイン東京のためにブレンドしてくれました!その名も【またたびブレンド】。猫の温もり、ひなたの香り、猫と過ごす穏やかな時間。膝に猫を乗せて愉しむ癒やしの一杯。そんなイメージでブレンドしていただくことになっています。そしてそして!一足早く、今回の返礼品にて提供させていただくことになりました(ΦωΦ)※本品にまたたびは入っておりませんw手軽にオフィスでもキャンプでもテレワークの傍らでも楽しめるような、ディップ型のコーヒーを作ることにしました。パッケージデザインは、キャッツイン東京卒業生あんころもちの里親でもある、地元クリエイターの伊東宏太(@KIT_Oasis)氏が手掛けます。おいしいコーヒーで猫助け!お申込みまだの方はお急ぎください~!CAT’S INN TOKYOヒトスタッフ 前野 翔子
Hello! My name is Ai, I am the manager of CAT’S INN TOKYO. Even so, I am also just a volunteer, not receiving any compensation. As founder of CAT’S INN TOKYO, and a lifelong supporter myself, I am involved in the overall management of CAT’S INN TOKYO.[With trusted companion and cat cafe boss Sanosuke]Back then, I was just a cat and dog owner, but now, 10 and a half years have already passed since I became involved in animal protection after the Great East Japan Earthquake. In the beginning, I didn't have any knowledge at all, and when I think about it now, I was probably reckless and inconveniencing other people often. Along the way, all the cats, dogs and other animals I met have taught me many things, and the countless mistakes I made and learned from have brought me to where I am today.We are dealing with living creatures so even when there are regrets or mistakes, once you get involved you can’t just quit.I’ve kept on going these last 10 years but after opening the rescue cat cafe in 2016, it feels as if I’ve sprinted through the last 5 years. Every day, I am afraid of not being able to make things in time, but even then, my top priority is always “life”. I face every day with the determination that I will absolutely protect the cats involved.Ever since we moved to Azusawa our entrance, the front garden and concrete wall, has been an issue.We established our first rescue cat cafe in Itabashi Honcho but had to move out after only 2 years and 4 months due to the property owner’s circumstances. This left us with an uncollected loan of 5.2 million yen at the time of the relocating. There was no way that any financial institution would allow us to borrow any more money, so I was at a loss when I started looking for a new place to start over.[Our old shop that we had to close after only 2 years and 4 months]An acquaintance introduced me to the property of our new shop in the 23rd ward of Azusawa. A roadside, detached house with a garden of great value. Close to the station. In front of Azusawa park, a big park with lots of green, I fell for it at first sight. I was also enchanted by the large persimmon trees and summer mandarin orange trees in the garden. The landlord's family lives with 2 rescue cats and loves big cats. Saying "If it's for the sake of rescuing cats" he offered us cheaper rent.However, the place was the former site of an in-home press workshop, without any utilities whatsoever. There was no insulation, no flooring, old sliding window frames with thin glass. In order to make this place safe and warm for cats to live in and be able to welcome customers, even with the “rescue cat” discount, we needed around 6 million yen. It was a new start overshadowed by a debt of over 10 million yen, which included not only the construction costs and equipment costs for the new shop, but also the old shop’s debt.Entrance at the time/We cultivated this area/Inside the store at the timeNeedless to say, we didn’t have any money left.We asked one of our rescue cat adopters, who works as a carpenter, to fix the building structures but we painted the walls by ourselves and all the furniture were gifts or personal belongings. As for the garden, our staff painted the fences by learning on the go, and our landlord laid boards along the pathway to the entrance and arranged potted plants that he had at hand. The store sign was also replaced with a chalk drawing board. Because of the windy hills of Azusawa, the board kept falling over so in the end I gave up and tied it to one of the trees.The result was a signboard that doesn’t stand out, and an entrance that is barely noticed. Even our neighbors often told us they didn’t know our shop existed. On top of that, the plywood boards, that were laid to prevent muddy footprints on rainy days, began to get slippery over time, and we’ve had many people slip and fall. Also, since the entrance only has phosphorescent lighting it is dark at night which makes it harder to watch your step and there were concerns about crime prevention. This year, when a customer with crutches fell, I decided to start the construction.We have already been in Itabashi for 5 years and have made many connections with locals and rescue cat adopters (people who have adopted the cats we rescued), with their help we would like to transform our garden into a place that is safe and bright and where people can take a break and enjoy themselves. By achieving this I hope we can increase our focus on our real goals: saving cats and finding them adoptive parents.Thank you in advance for your support.General Incorporated Association “CAT ’S INN TOKYO”Representative director and shop manager Tomoko Ai
キャッツイン東京スタッフの前野です。板橋区のイメージについてみなさんは何を思い浮かべますか?生まれも育ちも板橋の私に言わせると…。何も思い浮かばず…!!!!(東京大仏?)悲しいかな板橋ってそんなイメージらしいのです(涙)(出典:@niftyニュース)しかし!本当の板橋は秘められた魅力が盛りだくさんなのです!ものづくりのまち板橋!我々が普段何気なく使っているあんなものや、こんなもの。実は板橋で作られているのかもしれません。そんな板橋のものづくりを支えるのが、今回の返礼品制作を担当する応援委員会メンバー【カワシマシキ工芸】。登記の社名は『川島紙器工芸』、元々は型抜きが専門の老舗の工場です。【所在地】〒174-0043 東京都板橋区坂下3丁目36−14https://itabashi-t.jimdofree.com/工場の中には裁断機や抜き型などが鎮座しており、小学生の時以来のわくわく感!この機械(動画①)は年代物とのことで、動くまでは現役で頑張ってもらうそう。ここで加工されたものの中には、我々が知っているあの?!型抜きページが連なるイモムシの絵本や、大手メーカーのPOPなどそうそうたるラインナップ!もちろん名刺も型抜きしたTシャツ型と、芸が細かい♪そう、現在はオリジナルTシャツにも力を入れているので名刺がTシャツの形なのです。【キャッツイン東京YOUTUBEチャンネル】カワシマシキ抜型そのほかにも、印刷加工のサンプルやTシャツを実際に刷ってみるという貴重な体験を惜しみなく提供してくれた、委員会メンバーのカワシマさん。そしてお土産には板橋区の形をレーザーで切り出したオリジナルキーホルダーまでいただき、大感激。いやー楽しかった!型抜きや印刷などの体験ワークショップも随時受け付けているので、ぜひ参加してみてくださいねー!とてもハートフルな方なので、どうぞお気軽に♪かつてキャッツイン東京のオリジナルTシャツは、ネットでいろんな業者に見積もりを取って、お互いの顔も知らぬままに発注をしていました。でもやっぱりオリジナルグッズはデザイン~制作、販売まで温もりと思い入れをもってやりたい!ということで、今は全てこちらでお世話になっています。納得のきめ細やかな印刷技術はもちろんのこと、電話やメールよりも早くすっ飛んで来てくれるフットワークの軽さも小さな工場ならでは!そんな熱くて、楽しいカワシマさんが手掛ける返礼品のラインナップ、今回限りのものもありますので、お見逃しなく~!・本プロジェクトオリジナルデザインのマグカップセット!・キャッツイン東京のロゴ入りランチバッグのセット!・キャッツイン東京のロゴ入りトートバッグ!・地元クリエーター 伊東宏太@KIT_Oasis氏の壁画デザインのTシャツ!詳しくはこちらのプロジェクト本文へどうぞ♪CAT’S INN TOKYOヒトスタッフ 前野 翔子