ノーギャップについて、昨日はクラファンサイト作成の立役者、チームの才媛ホンマが書いてくれましたが、本日はその続き。
私が、ダンスにおけるノーギャップを知ったのは“コミュニティダンス”との出会いからです。
“コミュニティダンス”は、その名のとおり「地域におけるダンス」で、「年齢、性別、経験・障がいの有無に関わらず誰もがダンスを楽しみ、豊かな時間を過ごす」という考えのもと、英国でさかんに行われている。
何でも、英国では、小中学校でもWSはもろんのこと、若者だけでなく、障がいを持つ人、高齢者のダンスカンパニーも数多くあり、少年院などの更生施設でもWSが行われているとのこと。
以前アート関係の雑誌で「英国の劇場で、ホームレスを劇場に招待し、シャワーを浴びてもらい、ダンスのWSを受けてもらう活動をしたところ、何人かのホームレスが社会復帰した。」という記事を読んだこともあり、また、英国では体調が悪くて病院に行くと「ダンスをしなさい」という処方箋を書かれることがあるとか…。
ホンマかいな????…何かの誇張表現では??…と、思うのだが、
こうした背景には、「20世紀後半に英国の産業が崩壊し、産業によって支えられてきたコミュニティが壊れていったとき、社会を再生されるには、国民の“創造力”が最も必要であり、創造力を育てるのはアートだ」という考えをもとにした政策があり、中でもダンスは、子どもから高齢者、障がいの有無、言語に関わらず誰もができ、社会課題の解決にも有効である」と考えられているからだそうだ。
確かに、英国には“コミュニティダンス財団”という組織が存在し、冒頭の写真は、ロンドン旅行の際に、街に貼られていたもので“CommunityDanceProgrumme”と書かれているのは、私でも読めた。
もちろん、ダンスは、社会の万能薬でも特効薬でもないとは思っているが、ダンスに限らず、文化芸術と呼ばれるものが、特別敷居の高いものではなく、生活の中にいつも寄り添っているものであるといいなぁと思う。それは、とても豊かで、日々の生活が色づくものだと思う。
私たちが企画した“しみずノーギャップダンスパレード”も参加してくれた皆さんの心に、温かいエネルギーが残るものになるといいと思っている。
ダンスは、特効薬でも万能薬でないけれど、漢方薬のようにじんわり効いてくるものだと思う。
皆様のご参加を心からお待ちしています。
本日の投稿は営業部長の野沢でした。写真は、ロンドン旅行のホテルでくつろぐの図
また明日!!