みなさまこんちは、プロジェクトリーダーの古屋です。
本日は開発中のヘッドホンにおける、サウンドチューニングの一幕をお見せできればと思います。プロジェクトページにも多々書かせて頂いているとおり、私たちの母体は音楽プロダクションという背景を持ち合わせています。それゆえの機材も豊富で、ここまでの設備は中々世界広しといえども見当たらないかと思います。
そんな環境の中で、今日もどのような方向性のサウンドにするかが話合われ、検証が進められています。GENESIS Transparent Technologyを前提として、様々なドライバーを聴いてはさらに理想を追い求めるという気が遠くなるような作業が続きます。特にSPL社のマスタリング機材を用いて、究極的に透明感のあるサウンドを作り上げ、その上でヘッドホン内で如何に聴こえるかを検証できるのは、製品化において非常に重要になります。マスタリング機材を用いるという点においては、ある意味行き過ぎた環境を作り出しているのですが、『これ以上ない』という世界観は今後想定される多くの環境に応用が利くことも経験上感じています。
結局サウンドというものは、最終的には人間が設定していくものですので、更に私たちの完成を研ぎ澄ませていき、最高の逸品を創り上げたいと思っています。