去る4月23日に茅の運び込み作業が行われました。住職から作業の様子を写した写真をいただきましたので、皆様に紹介いたします。これでも、まだ一部の様です。この屋根も、明日(5月1日)が見納めです。前にもお伝えしましたが、5月2日に足場を組みあげ、5月8日から葺き替え作業を開始します。
11月27日(日曜日)金言寺の本堂茅葺屋根の材料になる茅(ススキ)の刈り取り体験を、支援者の皆様に体験いただきました。支援者の皆様には、遠方より馬木の郷に来ていただき、少し低めの気温と青空のもと、まずは刈り取り作業をお手伝いいただきました。枯れたススキの茎は太くて硬いく、刈り取りには力が必要です。刈り取って、束ねたススキは支柱に立て掛け、グロを作ります。大きなグロが建ち上がりました。このまま奥出雲の寒風雪にさらし、一冬乾燥させます。考えてみると、「稲刈り」などは比較的どこでも体験できますが、「茅刈」や「グロ建て」体験は滅多にできませんね。かなりの肉体労働、大変お疲れ様でした。
今日もこの時期にしては、過ごしやすい一日でした。大イチョウは冬支度を終わらせつつあります。いつもは、顔を上に向けて秋色に色付いた大イチョウを見上げますが、この数日間は足元に目が向きます。イチョウの葉は、黄色の雪の様に降り積もります。これも圧巻です。
金言時の大イチョウに負けじと、近隣の山も盛大に色づいています。針葉樹林とのコントラスの違いも、目を楽しませてくれます。好天が続き雨が少なかったので、今年の紅葉は本当にきれいですね。