2021/11/14 10:00
犬や猫にとっての楽しみのほとんどは、
私たちと過ごす時間と食事で占められるでしょう。

まず、犬や猫にとっての「食事」が、
どれほどの意味を持っているかを考えてみましょう。
愛犬・愛猫が食べるフードは私たちが選ぶもので、
本人達が選べる訳ではありません。
私たちは映画を観たり、運動したり、音楽を聴いたりと、
いろいろと楽しみがありますが、彼らにとっての楽しみのほとんどは、
私たちと過ごす時間と食事で占められるでしょう。


スローペース。次のごはんまでには食べきるタイプ


あなたも同じように口にできますか?

また、確固たる根拠を以って、選んでいますか?
人間の食事ほど研究も安全性も進んでいないペットフードの世界ですから、
「〇〇だけ一生食べてれば安泰」などというのは、
飼い主の怠慢以外の何物でもありません。

こういう時、意外と五感というのは頼りになります。
フードの色・匂い・味など、率直に感じた事が当たっていたりします。
脂っぽいもの・脂っぽくないもの、これだけでも大きな判断材料になります。
後はなんと言っても排泄物の形・臭い・色。人間でも、腸の調子が悪い時は良くない事が多いです。

13才でも食欲抜群!生肉だってペロリだい!


なぜ飼い主はしっかり考えて選ばなければならないか

例えば、結石ができた時にはPHをコントロールして、
弱酸性にして結晶を溶かしてやる必要があります。
では、その為のフード食べれば治るのか?
いえ、絶対に水をたくさん飲まないと治りません。
だから飼い主さんは、「フード+いつでも水を飲める環境」を
作ってあげなければいけません。
つまり、フードは万能の食べ物では無いという事です。

健康維持・健康回復の為には、やはりしっかり考えて、しっかり学んで、しっかり選ぶ事が大事です。