スリランカは発展している街中コロンボに比べて農村地域の街ではまだまだ生活支援や職業支援が行き届いておらず仕事の無い方や1日1日をその日の給料だけで生活していかなければ行けない方が沢山いらっしゃいます。 私が今回支援したいと思っている場所はスリランカにあるバランゴダという小さな街に住んでいる女性達です。 街中では縫製工場が有名ブランドの縫製を行っているようですが農村地域の方はまず、仕事が少ない、働く場所が少ないため収入が得られず仕方なく海外への出稼ぎで給与を賄うことが多々あるようです。 出稼ぎに行く先といえば66万人以上のスリランカ女性が国外で家政婦として働いており、移民先の9割がクエート、レバノン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦等家政婦に対する一般的法的保護が整っていない国々となっている。 「スリランカ政府は、中東で働く女性の母国への送金は歓迎しているが、女性たちを虐待から守る体制を整えていない。」 「スリランカ警察は、ブローカーに対してしっかり取締りを行わないし、外国にあるスリランカ領事館は、女性を保護しない。その結果、スリランカ人労働者は、暴力や搾取にさらされやすくなっている。」 家政婦の多くが、異国で、一日平均16-21時間も働き、休憩時間や休日もなく、時給15-30米セントと極めて安価な賃金で働かされている。 雇用主から、監禁、食事禁止、肉体的・精神的虐待、強制労働、セクシャルハラスメント、強姦の被害を受けたりする事もあり得るのです。仕事ができて、収入する場所が自分の国にできれば危険を冒して近隣の国に出稼ぎに行ったりしなくても良くなり家族、子供がいても自分の国で収入が得られるようになるのです。 収入が増える事により自分の子供を学校に行かせてあげる事も可能になっていくのです。 現在では以前よりもやや改善されている部分もありますが、まだまだ仕事が少ない、雇用が少ないのが現状です。やはり海外に出稼ぎに来ている方も身の回りにいるので、一部では厳しい現状なのかなと思います。スリランカ人特有の繊細なスキルやテクニックを活かして、新しい職業復興支援が進めていければな、と日々努力しております。