ダブディビ・デザインの柊伸江です。
ダブディビ・デザインの初クラウドファンディング、
【毎日が楽しくなるポップでキュートなハンカチ! アートとデザインで暮らしに彩りを】
のページをご覧いただき、ありがとうございます。
12/1からこのクラウドファンディングが開始されましたが、
初日からたくさんの応援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!!
さて、今回初めての活動報告として、
何故、ダブディビ・デザインがクラウドファンディングに挑戦するのかについてお話をさせていただきたいと思います。
■株式会社なのに寄付を集めるの!?
まず大前提として、ダブディビ・デザインは株式会社というかたちで事業を営んでいます。
10年前、起業する際にも、私のやりたいことはどの事業形態が見合うのかということは悩みに悩みましたが、
起業されている先輩やNPOを設立されている先輩にも相談し、最終的に株式会社の形態を選びました。
そのことについて後悔をしたことは一度もなく、
ゆっくりではありますが長く続けることを一つの目標にし、株式会社として精進してまいりました。
しかし一般的には、株式会社は自前で利益を出すために活動をする事業体です。
そんな、営利企業であるダブディビ・デザインが、皆さまからお金を集めるようなことをすることが果たして正しいのか…、
私は数年間悩み続けていました。
今思い返すと、これまでの私は、頑ななほどに、
「株式会社たるもの、甘えてはならない!!」という強い意志があったのかもしれません。
■シェアリングエコノミーとは
そんな私が、千葉市で行われていたあるセミナーで「シェアリングエコノミー」について知りました。
シェアリングエコノミーとは、日本語では「共有経済」と訳されるそうです。
個人等が保有する活用可能な資産等(スキルや時間等の無形のものを含む)を、
インターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動のことです。
言葉で説明すると少し難しくイメージがわかないかもしれませんが、
例えば、民家を宿泊施設として提供するAirbnbもそうですし、
中古品を売り買いするサービスであるメルカリなどもそうでし、
街中で見かけるカ―シェアやサイクルシェア(シェアサイクル)などもそうです。
シェアリングエコノミーはITの普及・高度化に伴い、多様な分野で登場しつつあり、
政府が進める一億総活躍社会の実現や地方創生の実現など、
超少子高齢化社会を迎える我が国の諸課題の解決に資する可能性があります。
千葉市は、全国で初めてシェアリングシティ宣言を行うなど、その積極的な活用を推進しています。
(※https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/miraitoshi/tokku/sharing-economy.htmlから引用)
■クラウドファンディングもシェアリングエコノミー
そして、お金をシェアリングするという意味合いから、
シェアリングエコノミーの一つとしてのクラウドファンディングも注目されています。
昨年からのコロナ禍で、食材があまってしまったレストランを救う企画や食材生産者さんを救う企画、
また、必要な方に医療物資やマスクを届ける企画など、
クラウドファンディングが単なる寄付としてではなく、
個人が社会のためにできることの選択肢として浸透したのではないかと思います。
実際、日本でクラウドファンディングのサービスが開始されたのは2011年だそうですが、
コロナ過の影響で近年、急速に利用者が伸びているのだそうです。
■ダブディビ・デザインをみんなに育ててもらおう!
前述しましたが、ダブディビ・デザインとしてクラウドファンディングを活用すべきかどうか、
どちらかと言えば否定的に考えていた私ですが、シェアリングエコノミーの概念を学び、
「そうか!!ダブディビ・デザインをみんなに育ててもらえばいいんだ!!」と考えるようになりました。
現在、ダブディビ・デザインは私一人で運営しています。
デザインも営業も経理も事務処理も全て一人で行っています。
しかし、一人で出来ることには限りがあります。
他人に甘えないのではなく、みんなに甘えてみよう!
いや、甘えるのではなく、みんなで作っていこう!みんなに育ててもらおう!
そういう風に気持ちをスイッチしてみることができました。
そう考えると、私が障害者アートを活用したデザインをする際にいつも思っていること、
彼らの出来ることと私が出来ることを組み合わせれば良いという概念、
ダブディビ・デザインが常にやっているそれこそがシェアリングエコノミーだ!!と気付いたのです。
お金という資産を介して、皆さんと一緒にダブディビ・デザインを育てていただく。
そのことがより良い社会を作るための一つの選択肢になっていくはずだ、そう思うのです。
そんな想いがあり、私はこのクラウドファンディングをはじめる決心をしました。
私にシェアリングエコノミーの概念を教えてくださった千葉市の皆様には、感謝しかありません。
このクラウドファンディングが成功するよう、引き続き切磋琢磨してまいります。
みなさんも、どうぞこの思いに共感いただけましたら、更なるご支援・応援をよろしくお願いいたします!!