2021/12/23 10:40

コメントのほうで質問をいただきました。
(質問ありがとうございます。☆)
その質問に対する返信をこちらのほうに書かせていただきます。


いただいた質問です。

『プロジェクトの趣旨、共感いたしました。ただ、ボランティア活動の難しさはリーダーの基に組織、メンバーがチームとして続けていけるかということだと思います。理事さんが4人と言う事ですが、それぞれの方がどのような背景があってこの活動に参加しようと思ったのか教えて頂けますでしょうか。過去に分裂してしまった会の話をいくつか聞いていますので、支援するにあたり、活動に対するメンバーの方々の思いを知りたく思います。 お忙しいところ恐れ入りますが、お返事いただければ幸いです。』


質問にありましたように
『各理事がどのような背景があってこの活動に参加しようと思ったのか』
について各理事 から答えさせていただきます。
(※写真は左から、砂川隆樹、大出恵理子、川満歩、堀金芳美)

↓↓↓↓


【大出恵理子(代表理事)】

私の思いは本文に多く書かせていただいてますのでこちらでは簡単な経緯を書かせていただきます。

私は宮古島に移住して16年ですが当初から猫を2匹飼ってたため猫に関することを相談されることが多くありました。
子猫が共同のゴミ捨て場に捨てられてるからどうにかしてもらえないか、お父さんが子猫を畑に捨てたのを一緒に探してもらえないか、子猫が庭先にいるがどうしたらいいかわからない、などなど。現在までこの状況はあまり改善されてません。

そのように当時から個人的な保護活動や既存の保護団体のボランティア活動などをやってきたのですが、最近とくに宮古島のなかでの既存の保護団体では手が回らなく大変な状態になってるのを感じるようになってきました。

そんな中、同じく代表理事の堀金さんと一緒に保護活動する機会がふえたのですが、自然と新しく団体を作るのがいいのではという話しになっていきました。
ただその団体が持続していなかければ意味がないのでNPO法人として立ち上げることを考えるようになりました。

実際立ち上げ準備を始めたら、今の現状に不安な気持ちを持っている方が多くいるのに気付きました。その後はみなさんに背中を押されるように話しが進んできている状態となっております。



【堀金芳美(代表理事)】

私は宮古島市出身の者です。
幼い頃から動物は好きでしたが、犬や猫を飼う正しい知識を持ち合わせた方は、当時は今よりもずっと少なく、私自身の家も含め、あちこちで不幸な死に方をしてしまう犬や猫達を幾度もみてきました。

ノーリードは当たり前の環境。
ノーリードの犬に迷惑する近隣の方が、毒入りの餌を与えて犬が殺されたこともありました。
小学校の頃でしたが、友人の飼っている犬がいなくなり、保健所へ捕獲されていないか子供同士でたずねたこともあります。
捕獲された犬達の中に、友人の犬はいませんでしたが、犬達はみな怯えた顔をしており、そのほとんどの犬が首輪をしていました。
殺処分が行われていた頃の話しです。捨てられる子犬や子猫も多く、箱に入れられてもうすでに死んでいる子猫達を見たことは一度ではありません。

当時はきちんとした犬猫の動物病院もなく(牛や馬の獣医さんはおりましたが)病気なのに適切な治療もされず苦しんで死んでいった犬もいました。
辛い場面に遭遇することも多かったこともあり、犬や猫の飼い方の本を読み、家族に迎え入れる動物の特性や飼い方を知る事の大切さを痛感しました。

大人になり10年ほど島を離れましたが、戻ってきてからの島は、犬猫の動物病院もいくつかできており、大切に飼われている子達も増えたように見受けられましたが、まだまだ保健所に収容される犬や猫の多いようでした。しかしながら、島の保健所に収容された犬猫を引き取り、里親さんを探して譲渡までされている保護団体がある事も知り、頭の下がる思いでした。

団体と直接の関わりはありませんでしたが、この数年で個人的に猫を保護する事も増え、個人でできることの限界を感じていた頃、大出さんに保護猫の為のNPO法人設立のお話をいただき、団体立ち上げ準備の今に至ります。

島にある、保護団体さんのうちのひとつは犬の保護に専念していただき、私たちは猫の保護に貢献していけたらと考えています。
これまで保護団体の方々がご尽力され、犬猫の殺処分が0になっている今、人々が猫のことをもっとよく知り、お互いに幸せに暮らしていける活動を真摯にやっていきたい次第です。

同じ志を持つボランティア、スタッフになってくださる方々も集まってきました。人と猫がハッピーになれる、人と猫とのご縁を繋ぐ、猫ハウスへのリフォームのご支援、何卒よろしくお願いします。


【川満歩(理事)】

ねこハピをはじめた理由

現在我が家には4匹の保護猫が暮らしています。数年前に腎不全で亡くなった一匹も合わせると合計5匹の保護猫と家族になりました。
東京から宮古島に嫁いだのですが、東京にいた頃に保護して宮古島に移住する時にも連れてきた老猫を除いて、残りの4匹はみな宮古島で保護した猫たちです。

日本全国どこの地域でも、人の住むところに猫在り…、沢山の野良猫たちが住宅地にはいると思うのですが、宮古島にもたくさんの野良猫たちがいます。元気に生きていける地域猫もいれば、何らかの理由で生命の危機に脅かされている野良猫に出会う事も少なくありません。
そんな時に躊躇なく保護して自分の家族として迎え入れるには、人間側の都合もあり、限度があります。我が家の猫たちも最初は本当は里親を探そうとしていましたが、移住者であり子供もいない在宅仕事の私にはコミュニティとのつながりが少なく、うまく里親が見つけられませんでした。ネットでの里親探しサイトを使おうにも、離島という事もあり、なかなか個人で里親を探すのは難しい状況であります。
多くの野良猫を救うことはできないという事は当然分かっているけど、宮古島にはそう言ったことを気軽に相談できる団体さんがいませんでした。

既に宮古島にある団体さんは、TNR中心に行う団体さんと、犬の保護を中心に動かれている団体さんがあり、野良猫の里親さんを見つけてご縁をつなぐ活動を中心にされている団体がないと思っていました。
今回ねこハピの代表理事を務められている大出さんとは、個人的な交流があり、彼女がとても猫を大切にする方だという事もよく知っていて、そんな彼女が立ち上げる団体なら!と理事メンバーとしての参加を決意しました。

現実には一つの団体さんがかなりやりくりをして、犬だけでなく可能な限り猫の保護譲渡もしてくださっていだということを、理事メンバーになってから内情聞きました。
これは益々ねこハピを立ち上げて、その団体さんが犬の方の保護に専念できるように、分担して担っていけたら、宮古島にいるより多くの野良犬や野良猫が救われるチャンスが増えるのではないかと思い、益々ねこハピで活動する重要性があると感じています。
(宮古島には、普通に放し飼いの犬がウロウロしていたりします。東京に暮らしていた頃には見ることのない状況です。宮古島に10年以上暮らしていますが、こちらに来た頃より最近は大分ましになっているとはいえ、保護を必要としている野良犬たちもとても沢山いると思います)

最後になりますが、私はもともととても猫好きです。
猫と暮らすことがどんなに人の人生を豊かにしてくれるかを、身をもって知っています。単純に可愛い!ということもありますが、私にとっては猫は人生のお手本のように思っているところがあります。猫の生き様も、有り様も、学ぶところが多い生き物です。

不安定でストレスの多いこの世の中、人も動物も助け合って暮らしていけることができたら素敵だな、そんなご縁を繋ぎたいと願っています。



【砂川隆樹(理事)】

猫の保護活動に参加することになった理由

私は行政の仕事をしています。
猫に対する知識や気持ちは他の理事を比較すると劣っていると思いますが、他機関との連携や協力体制の構築など、自身の強みを使って、団体運営に協力できると考えています。

大出代表とも10年来の付き合いでとても信頼を置いています。
代表に出来ない、対応が難しい部分について、協力したいという思いがあります。

たしかに団体という組織体になれば、組織全体を考えて行動しなければなりません。
今後もしっかりと他の理事と協力体制の下運営していきたいと思っています。



以上になります。
ご質問ありがとうございました。

☆ねこハピ☆