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中学生起業家が総額10億円の調達を目指す!中学生の起業を無料でサポートしたい!

中学生を対象に、起業家教育を無料で実施することで未来の起業家育成と日本経済の活性化を行う!!

現在の支援総額

2,464,500

246%

目標金額は1,000,000円

支援者数

78

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/12/15に募集を開始し、 78人の支援により 2,464,500円の資金を集め、 2018/01/27に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,464,500

246%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数78

このプロジェクトは、2017/12/15に募集を開始し、 78人の支援により 2,464,500円の資金を集め、 2018/01/27に募集を終了しました

中学生を対象に、起業家教育を無料で実施することで未来の起業家育成と日本経済の活性化を行う!!

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今回、こちらのページにて発売前に、本プロジェクト主催の正田圭著、1月31日発売の「サクッと起業しサクッと売却する」のはじめに、並びに1章を公開することになりました。

パトロンの方々は読んで楽しみにしていただくだけでなく、ご興味ある方はこちらを読んで、本プロジェクトに参加していただけましたら幸いです。

 

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はじめに

 


会社を売るのはトマトを売るのと同じ

 


 僕はいわゆるシリアルアントレプレナー(連続起業家)だ。連続的に起業するとはどういうことかというと、会社を立ち上げて、売却して、また会社をつくって売却するということを飽きもせず延々と繰り返す人のことである。15歳の頃から、僕はこの連続的に起業することを生業にしている。

 


「会社を売った」というと「会社を売るなんてとんでもない」とか「会社なんて簡単に売れもんなのですか?」と言う人が多い。今でこそ、「起業して会社を売却した」といえば、「おぉ、すげーな」と言われたり、「おめでとうございます」と言われたりすることも増えてきた気がするが、そうはいっても、まだ「何かいかがわしいことでもしたのではないか」とか「金に目がくらんだ」と思われることも多いのかもしれない。

 


 僕が本書を書いた目的は、この「会社を売る」という行動のメリットを皆さんに理解してもらうことにある。さらにいえば、「起業して会社をエグジット(売却)する」という「文化」を日本でもっともっと普及させていきたいという強い思いがある。

 もしかしたら、本書を開いた皆さんには、

「こいつは突然何を言い出しているんだ?起業なんてタダでさえハードルが高いことを進めるに付け加えて、売却するだと?そんなことが出来るのは、限られた人で、運の良い一握りの人だけが成し遂げることだ。自分には全然関係のない行為だよ。」

なんて思われているかもしれない。

 


 ただ、僕は敢えて言う。「会社を売ることなんて簡単だ。」「売れる会社を作る方法は誰にでも実現可能である。」

 


 僕に言わせれば、会社を売るのはトマトを売るのと同じだ。何の違いもない。ただの、「ものを売る」という行為だ。

 会社を5億で売るのも、5億のダイヤモンドを売るのも、5億の不動産を売るのも、何ら変わりはない。

 ハリーウィンストンで5億円の宝石を売っているお姉さんは普通に実在する。不動産屋で5億の売買を成立させるお兄ちゃんも存在する。数億円の保険契約を成立させるおっちゃんだってたくさんいる。

 ただし、高価なものにはそれにふさわしい売り方がある。

 5億の宝石を売ろうと思ったら、それなりの知識や売り方がある。

 ダイヤモンドの産地がどこなのか、どんな特徴があるのか、研磨やカットの技術・種類、重量や色、グレード、ブランドの歴史など、そのダイヤモンドの特長を伝えるさまざまな説明や証明書、高度な接客サービスが必要とされる。

 会社も同じだ。

 やり方さえわかれば売れるし、その価値に相当する会社だって作り方さえわかれば作れる。

そして、その「会社を売る」という行為が、あなたの人生を想像以上に豊かにすることにつながっていく。

僕が伝えたいのはそんな話だ。

 


軽い気持ちで起業する

 


今回、執筆するにあたって、何人かの人たちと「壁打ち」をした。「壁打ち」とは僕の造語だ。これは、僕が昔からやっている何かを進めるときの儀式のようなものであり、

その業界ないし、その分野での最先端を走ってる人たちを無理やりお茶やランチに誘い(本人たちは良い迷惑かもしれないが)、「こんなことやろうとしてるんだけどどう思う?」なんて一方的に僕から延々と質問をする失礼な行為のことだ。

 


で、今回もその「壁打ち」をいわゆるスーパー編集長たちとやったわけだが、みんなが口を揃えて「内容としては面白いし、確かにと思うけど、起業ってただでさえハードルが高いわけじゃん?」という。

実は、これを聞いて僕は飛び上がるほど驚いた。「まだ起業がハードル高いって思う人たちがこの世に存在したなんて!」

でも、僕が話をしているのは今の時代の最先端を走っている編集長たちだ。名前出したら怒られるかもしれないが、僕が無理やり話を聞いてもらっているのは、柿内さんや箕輪さんだ。柿内さんは「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」「嫌われる勇気」「君たちはどう生きるか」(漫画)などを、箕輪さんは「多動力」などの編集をやっており、間違いなく時代の先端をものすごい勢いで走っている。

つまり、時代がわかっていないのは僕の方だということだ。

「起業はハードルが高い」

この議論は、もう10年以上前に終わった話だと思っていた。先日キングコングの西野さんが「まだ銀行に就職したいなんて言い出す大学生がいたなんて」と言っていたが、僕はこのニュースを、「そりゃまだいるでしょ」と思いながら見ていた。でも、「起業のハードルが高い」なんてまだ思われている時代だなんて思わなかった。

僕は、この「壁打ち」をした日に、会社を売ろうなんて言っている場合じゃないなと痛感した。「会社を作る」ことに対してハードルを高く感じる中で、「会社を売る」なんて文化が根付くわけがない。

サクッと起業して、サクッと売却するというライフスタイルが世の中に認知されるのは、まだまだ時間がかかりそうだ。なぜ、このように起業のハードルが高い社会になってしまったのだろうか?そして、同じく、なぜみんな会社を売るという発想にならないのだろうか。

 


無駄にハードルが上がってしまった理由としては、今のベンチャー企業の存在が大きいと思う。

一昔前と異なり、確かに起業のインフラは整った。僕が起業した15年以上前は、ベンチャーキャピタルと知り合えるようなモーニングピッチは誰もやってなかったし、株式会社を作ろうとするだけで資本金1000万円以上を求められる時代だった。

 


それが、今は、いたるところでピッチは行われているし、エンジェルなんていう個人投資家も増えた。証券会社や監査法人も、売り上げが年商数千万円も無いような会社であろうと、数人体制でまともに話を聞いてくれる。Tシャツにパーカーみたいないでたちの若い兄ちゃんの話を、ピシッとスーツ着たエリートサラリーマンたちがメモを取りながら聞く情景は、昔からすれば滑稽だが、今は当たり前の風景だ。

 


「ほら、こんなに起業のハードルは下がってますよ!」という人は多いと思うし、僕もそう思っている一人だったわけだが、これは、実はすごく狭いコミュニティ内での話だ。

 


狭いコミュニティにも関わらず、起業する人よりもお金を出したい人の方が多い状態になってしまっているから、より大きなことを言って、より多くのお金を引き出そうとするプレゼン上手の起業家が増えてきていて、大きなビジョンを壮大に語る起業家が増えた。

 


誤解の無いように言っておくが、起業家が大きなビジョンを語ることを批判しているわけではない。

僕が伝えたいのは、ベンチャー界隈で暮らしている人たちは、閉鎖的なコミュニティを作り上げてしまったがために、大きなビジョンを描く起業家が増えてしまったということである。

その結果、起業を億劫に感じる人は、より億劫に感じるようになってしまったという事実である。

 

起業に崇高な理念など必要ない


いざ、起業しようと思うと、世の中をテクノロジーで変革させなきゃいけなかったり、コンピューターに強くなきゃいけなかったり、人工知能で何か高度な分析が出来なきゃいけない…みたいな雰囲気が醸成されて、チャレンジングな人はどんどんトライしていくのだろうが、起業は何か崇高なものであるような風潮になりつつある。
まるで、起業ではなく、革命でも起こすようなマインドが求められているのが、今の起業マーケットだ。
僕は、「トマトを作って売るような感じで会社を作って売ればよいのに」と思う。
トマトを作るのに、崇高な理想など必要ない。トマトで世界を変革させる必要は無いのだ。
決してトマトを馬鹿にしているのではない。起業するのに崇高な理念や、世界を変革するような志は、とりあえず必要ないと言いたいのだ。
 いつか本気で世界を豊かにするようなサービスを思いついて、それが心の底から一生をかけてやり遂げたいミッションだという確信があるのであれば、そんな素晴らしい起業はない。
 でも、初めて起業する「起業ビギナー」にとって、そんなレベルの高い起業を求めるのは間違っているし、そもそもそんなことが初めて起業するビギナー起業家に出来るわけがないと思っているのが僕の正直な気持ちだ。
 「トマトを売るように会社を作って売る」のはどういうことかというと、生活する手段として、起業して、作った会社を売却するということだ。
世の中に革命を起こそうとか、世界を変えるまでいかなくても、起業してサービスの利用者をきちんと満足して適切な対価を受け取り、たまには気温や台風の影響で作ったものがダメになってしまうかもしれないが、そんな中でもめげずに育て、大手のスーパーや飲食店に買い取ってもらう。そこで得たお金で、自分や家族が幸せになる。
 こんな「当たり前の起業」「当たり前の売却」が、今の世の中では受け入れられていない。起業インフラが整いすぎてしまったがために、一周回ってなんかおかしい方向に行ってしまっている。
ちなみに、トマトの世界では当たり前にトマトを育て、当たり前に売却することが受け入れられている。
生活のためにトマトを作っているという農家が批判されるなんて話は聞いたことが無い。大事に育てたトマトをある日突然出荷しても「金に目がくらんだ」などと後ろ指をさされることもない。トマトだと何も言われないことが、なぜ会社だとやんやかんや言われるのかがすごく不思議である。
起業とは、まず、自分が幸せになるためにするものだ。自分が幸せになり、サービスを受けた人が幸せになり、従業員が幸せになり、ステークホルダーたちが幸せになり、このように自分の周りが徐々に徐々に同心円状に幸せになっていき、世界が変わるのはその結果論だ。いきなり世界だけが変わるなんて話は無い。
 

こんな当たり前の起業の話が、今、世の中から見失われている。

世界で最もシンプルな儲け方

 今、皆さんは、会社を作って売ることが簡単に実現できるという僕の持論に対して半信半疑だと思う。でも、よく考えてみてほしい。会社を作って売却するという儲け話は、世の中にある儲け話の中で、一番確実で、一番地に足の着いた、最もシンプルな方法ではないだろうか。
儲け話と言えば、今は、仮想通貨に投資することが流行っている。不動産投資で資産10億なんて本はゴロゴロある。フランチャイズチェーンと契約し、店を出す支援を受けるための説明会は毎週山ほどやっている。ネットワークビジネスやら情報商材やら胡散臭いものを挙げればきりがない。

 これらの方法にはすべて、共通する問題点がある。それは「他人のつくったシステム」に依存しているということだ。

 人のつくったシステムは、そのシステムを構築した側の人間が大抵の場合儲かるようになっている。そこにに乗っかってしまうと、運が良ければおこぼれが手に入るかもしれないが、たいていの場合システムを作った側に搾取されて終わる。
ビットコインで一番儲かっているのはビットコインを作ったサトシナカモトだ。不動産取引で最も儲かっているのはゼネコンだ。フランチャイザーより儲かるフランチャイジーなんて聞いたことない。何かに依存している限り、最後なにかあったときにババを引かされてしまうのが世の常だ。
それに比べて、「起業して会社を売る」ことはどうだろうか。
 自分で起業すれば、自分のわからない要素を取り入れる必要がない。自分がわかっていることを商売にすればいい。

 そして会社を軌道に乗せ、うまくいったら適切なタイミングで売却する。そう、M&Aするのだ。
そろそろ、仕掛けられるお金儲けから脱却しよう。自分が仕掛け側になったほうが確実に決まってる。

本書では、この「仕掛け方」を伝える。もちろん、僕は教師ではないし、学者でもないから体験談でしか語れない。でも、僕は15年以上の時間をかけて、どうしたら企業に成功し、売却まで持っていけるのかをずっと実践してきた。むしろ、そこだけを意識して進めてきた。
起業するときにまず真っ先に頭を悩ませる資金調達のやり方、どのように仲間を増やしていくのか、どうやって会社を売ればよいのか、など、縦横無尽に起業の方向性や再現可能性の高い方法について述べていく。

正田圭という連続起業家(シリアルアントレプレナー)が15年かけて経験してきたものや考え方を一つの解釈として楽しんでいただき、今後自分の進むべき道を考えなおす際の一つのきっかけにしてもらえればと思う。

本書の結論は、先に言ってしまうと、連続起業家という生き方が、今後、時代の主流になっていくということである。連続的に起業する方法論を習得すれば、混とんとした時代でも自由に生きることが出来、没頭して生きることが出来るようになるという話だ。そして、そんな話の中でも皆さんが最も疑問に思うであろう、以下の疑問に答える。

・どうやって起業のアイデアをひねり出せばよいのか?
・どうやって資金を調達すればよいのか?
・どうやって事業を軌道に乗せればよいのか?
・どうやって会社を売却すればよいのか?
・どうやってはじめの一歩を踏み出せばよいのか?

本書は、まだ誰も書いたことのない、「起業して会社を売却する」というところに焦点を当て踏み込んでみた。会社を売却したという話しを聞くことは少なからず増えてはきたものの、会社を売却しようとか、会社を売却する前提で起業しようという話はあまり聞かない。

「起業して会社を売却する」という手段を理解し、扱えるようになることで、自分から世の中に対して働きかけることが出来るようになる。先が読めないと言われている時代に、「サクッと起業してサクッと売却する技術」は大きな武器になることだろう。

 本書では、起業という概念を再定義するところから始めていく。そして、起業して会社を売却するという行為が、再現可能性があり、かつ、誰でも実現可能であるということを証明していくつもりだ。では、さっそく始めていきたい。

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