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オンラインサロン『ひなのマルシェ』ローンチプロジェクト

『ひなのマルシェ』とは、同じ未来を描く仲間たちがトライアル・アンド・エラーを繰り返し、“クリアな地球”を築いていくオンラインサロンです。今回はクラウドファンディング限定で第一期メンバーを募集いたします。

現在の支援総額

5,345,222

534%

目標金額は1,000,000円

支援者数

400

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/10/28に募集を開始し、 400人の支援により 5,345,222円の資金を集め、 2021/12/31に募集を終了しました

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オンラインサロン『ひなのマルシェ』ローンチプロジェクト

現在の支援総額

5,345,222

534%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数400

このプロジェクトは、2021/10/28に募集を開始し、 400人の支援により 5,345,222円の資金を集め、 2021/12/31に募集を終了しました

『ひなのマルシェ』とは、同じ未来を描く仲間たちがトライアル・アンド・エラーを繰り返し、“クリアな地球”を築いていくオンラインサロンです。今回はクラウドファンディング限定で第一期メンバーを募集いたします。

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相模原市相模湖地区で自然栽培で野菜をつくる「ゆい農園」の油井敬史さんに聞く。あなたにとってオーガニックとは何か?急速に浸透していくオーガニックという言葉の意味を改めて見直してみましょう。

「畑は僕の人生そのもの」と語る油井さん。油井さんにとってオーガニックとは何か?


【番外編】安心・安全で美味しい野菜は、えぐみの元となる硝酸態窒素の量で決まる!油井さんが育てた野菜をはじめ、スーパーで購入した野菜などの硝酸態窒素量を測ってみました。


相模湖地区で自然栽培で野菜をつくる「ゆい農園」の油井敬史さんに聞いてみました。

●油井敬史プロフィール
宮城県生まれ。高校卒業後、アパレル経営や飲食業等を経た後、農の道を歩むことを決意。1年半の研修を終え、2014年、神奈川県・相模原市にて新規就農。『ゆい農園』開設。農薬や化学肥料だけでなく、動物性資材も使用しない無施肥栽培で野菜を育てる。週末に都会で暮らす人たちに農業体験を提供するweekend farmersビオ市での活動が身を結び、こだわりのスーパーマーケットやオーナーシェフの舌を唸らせ注文が殺到。学校法人シュタイナー学園で子供たちに園芸を教える。


- Q1) 有機農業をはじめるきっかけは?

都会での生活が嫌になって相模湖に移住し、求職中に農業生産法人の研修生募集の案内が目に留まり、興味半分で面接に行きました。その後、研修生になりましたが研修先の事情により1年半後に突如解雇になった事がきっかけです。その代わりにと、畑と耕運機をもらえることになり就農しました。

どの時期に何の種を蒔けば良いかということは教わっていたのですが、その他の知識はなく、最初は手探りではじめてみました。まずは自分が楽しく育てられる野菜は何かを見極め、他とは比べ物にならないくらいの味や鮮度の違いを出すことにこだわりました。試行錯誤の末に完成した1年目の人参とほうれん草がみんなに「うまい!」と言って貰えたことが、「これだ!」という自信に繋がりました。


- Q2) オーガニックに関するこだわりは?

農薬や化学肥料を使わず動物性の牛や鶏などの糞も使いません。畑の雑草と微生物で土を豊かにしていきながら野菜を育てています。

正直言うと、こういう能書きが嫌いで。と言うのも自然と向き合って汗を流しながら畑と地道に誠実に接していれば畑は裏切らないし答えを用意してくれる。つまり畑の耕作はお金だけじゃなく、大自然が相手なので僕のエゴなんか通用しません。

自然の中で生かされていることのありがたさを感じながら、謙虚な気持ちや人とのつながりを大切に野菜を育てていると、畑と共に生きているという感覚になります。かっこいいことを言ってしまうと、畑は僕の人生そのものなんです!


- 油井さんを見ていると人もエゴを捨て切るとオーガニックになるのだと気付かされますね。大自然を相手に理屈は通用しない。農作業は孤独ではあるが、毎日畑と対話しながら育てた野菜を「美味しい」と言われることに生きがいを感じ、自然栽培を続ける活力になるのだと理解できました。


- Q3) ところで、ひなのマルシェではじめたいことはありますか?

ぜひ、皆さんに土いじりをしてもらいたいです。週末に畑に来てもらうのも大歓迎ですが、まずは生活に農を取り入れていただきたいと思います。


- 家庭菜園のようなものでしょうか。楽しみにしています!


油井さん、本日はありがとうございました。今後もひなのマルシェの目指す“クリアな地球”を一緒に築き上げていきましょう!

次回、油井さんのご紹介でゲストに迎える方は『土とシェフ』の五十嵐創さんです。
彼は農大出身の異色の料理人さんです。


【番外編】
五十嵐シェフと一緒に、羽村市を拠点とするスーパーマーケット福島屋の代表が『ゆい農園』に立ち寄りました。油井が作ったカブをその場で食べて、「美味い!」と唸ったそうです。その後、油井が作る野菜は、福島屋に並ぶことが決まりました。しかし、この話の背景には、「美味い!」という一言だけではなく、油井が作った野菜の硝酸値を測ったところ、基準値の10分1以下だったことから契約が決まったそうです。


- 硝酸態窒素とは。美味しさとかオーガニックとの関係は?

 ●硝酸態窒素
多くの植物は硝酸態窒素を好んで吸収しますが、野菜の中に含まれる硝酸態窒素の量が多すぎると、味に「えぐみ」を感じてしまい、美味しくありません。また、虫も寄りやすくなる為、品質も落ちてしまいます。農作物を栽培する時に、硝酸態窒素を化学肥料として使用すると野菜の成長も早く、色も鮮やかになるので、過剰に与えてしまいがちなのです。有機肥料は土中で微生物分解などが行われながら根から吸収される硝酸態窒素に形をゆっくり変えていきます。大事なのは硝酸態窒素の量です。欧米では、硝酸態窒素の残留量は規制されていますが残念ながら日本ではまだ規制されていません。安心・安全で美味しい野菜を栽培する為に、私たちは様々な条件を見極め、最適な量を考えなくてはなりません。


- ビオ市の土屋さんのご協力で測定器をお借りして、ちょっとした実験をしてみました。

油井さんの育てた野菜をはじめ、スーパーで購入した野菜などの硝酸態窒素量を測ってみました。

数値が低ければ低いほど、えぐみが少なく安心・安全で美味しい野菜と言えるそうですが、油井さんの野菜は全て基準値以下であることは間違いないようです。

硝酸値はひなのマルシェでオーガニック野菜を扱う上での基準のひとつになるかもしれません!

今回の結果はあくまでも簡易的な測定による数値のため、今後、より専門的な測定を行い、硝酸値に関する情報を共有していきたいと思います。

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