日本初、病院とたこ焼き屋のコラボ
「病院でたこ焼きやらない?」
2018年2月
志摩市民病院の院長、江角医師からこんな提案をいただいた。
病院でたこ焼きを焼くというイメージが全くなかった僕は、少し戸惑ったが、
「やります!」そう答えた。
江角医師とは三重大学の学生だった頃からの付き合いだ。
僕が教育学部1年生だった時に、江角さんは6年生だった。
彼は大学在学中に、Barを経営し、学生たちが集まる空間を作った。
義理と人情に溢れ、いろんな新しいことにチャレンジする姿に惚れ込み、僕が志摩市に移住するきっかけを作ってくれった。
そんな江角院長が経営する志摩市民病院で、毎週月曜日の朝からお昼までたこ焼き屋を出させてもらっている。
いつもの移動販売のスタイルである。
しかし、病院ということもあって、普段の営業とは全く違う客層である。
お客さんは、病院のスタッフや介護施設の関係者などはもちろんのこと、通院されている患者さんも多い。
最近は徐々に常連のお客さんもできた。
患者さんの80歳を超えているおばあちゃんと、たこ焼きろ焼いている間にいろんな話をする。
患者さんが、バスを待ちながらたこ焼きを食べているときに一緒におしゃべりをする。
このおばあちゃんとの交流がなんとも面白い。
そして、たこ焼きを買ってくれたみなさんが喜んでくれる。
また来週来るね!と言ってくれる。
本当に嬉しい。
普段はあまり馴染みのない病院でも、こうしてたこ焼きを通して繋がり、患者さんとも交流でき、喜んでもらえる。
ああ、なんて幸せなんだろう、、そう思う。
志摩市民病院でたこ焼きを焼かせてもらえていることに感謝し、これからもたこ焼きで人を幸せにする活動を頑張ろうと思う。